藤井美佐子のレビュー一覧

  • 若い読者のための科学史

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    音楽と同じで、歳をとればとるほど素晴らしい書籍と出会う頻度があがっていると、改めて実感できる素晴らしい読書体験でした。

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    2022年09月27日
  • 殺人は展示する

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     『初版本協会』シリーズの続編で、本作は協会創設者の展覧会を企画している最中に関係者が死体で発見され、その事件の背景にドロシー・L・セイヤーズの『殺人は広告する』の貴重な一冊が関わってくる、事件の真相や展示会の成功に向けての奔走というコージーミステリーに御仕事小説の要素も加わった作品で二つの面白さがあった。

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    2024年12月22日
  • 図書室の死体

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    キュレーターというのは面白かった。
    ただ、ドキドキ、ワクワクは弱かった。まあ、それを求めるのは違うかもしれないけど。

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    2024年12月13日
  • 図書室の死体

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     アガサ・クリスティーの初版本を蒐集した協会が存在する館の図書室で死体が発見され、それは『書斎の死体』を彷彿とさせる状況だった…というアガサ・クリスティーへのオマージュが詰め込まれたミステリーで、主人公が殺人事件を捜査する場面は勿論、協会の存続の危機など別の気になる要素が含まれているのが面白かった。またこの作品を読んで「未読のクリスティーの作品を読んでみたい。」と強く思った。

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    2024年09月07日
  • 若い読者のための科学史

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    医学史についての記述が新鮮。科学は一括りにするのが難しいほど分野が多岐にわたっている。それぞれのつながりに関する記述と構成が緊密とは言い難かった。

    2013年出版の『歴史でわかる科学入門』の改版。

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    2020年10月07日
  • 毛の人類史 なぜ人には毛が必要なのか

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    コンパクトにまとまっていてよかった
    なんでもないようなものだと思っていたが、毛はけっこう複雑な構造をしていることには驚いた。
    人毛はタンパク質だが食べても消化できないそうだ

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    2017年12月07日
  • 毛の人類史 なぜ人には毛が必要なのか

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     生き物には毛が必要だった。
     けれども、現代の人には毛は必要なく、衣類を身にまとっている。ただ、毛の影響は大きく、頭髪の有無で人に与える印象が変わる。

     毛にまつわるあれやこれやのコンテンツ本。読んでいて楽しい。
     これを読むと、毛とはよくできた外界との緩衝材だなぁと。

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    2017年05月02日
  • 毛の人類史 なぜ人には毛が必要なのか

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    興味深かったこと

    FGF5を除去したマウスは、毛周期の成長期が非常に長くなるので、FGF5が毛幹の長さを制御するブレーキの役割をなしている。

    音のストレスはホルモンや神経を介して毛の成長を抑制するのに対し、外側からの直接の傷は毛の成長を刺激する。

    毛幹の成り立ちは、映画が多くのコマで構成されているのに似ている。映画の一コマ一コマが長い物語の断片を映し出すように、毎日、毛幹の底に付加される細胞にはまさにその日の健康状態が記録されている。(中略)毛幹はひと月あたり1.3cmほどのペースで伸びるので、水銀が記録された’’コマ’’は魚を食べた3ヶ月後に皮膚表面から約2.5cm上の位置にある。

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    2017年03月20日
  • 若い読者のための科学史

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    事実の羅列が苦手であるので、読みやすさはなかった
    歴史としてはとてもおもしろい
    歴史は知る必要があると改めて実感

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    2025年03月19日
  • 若い読者のための科学史

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    ネタバレ

    ■評価
    ★★★☆☆ 

    ■感想
    ◯40人ほどの科学者を、列伝的に紹介する本
    ◯名前の聞いたことのある科学者がたくさん出てくるが、逆にかけているところもあったので、補間することができた
    ◯興味の対象が、地学(星)→錬金術→解剖学→物理学→化学→生物学→理論物理→生命学→コンピュータ、と大きく移り変わっていくさまが面白い。科学技術の進歩で歴史が作られていく、変わっているので歴史を知るには科学は必要だと思った。
    ◯細分化された知識から統合的に俯瞰してみることで、アナロジー思考を深められるなと思った。
    ◯全く知らない状態から読むと固有名詞の多さに辟易してしまうけど、高校までの一般教養とyoutubeゆ

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    2024年08月04日
  • 殺人は展示する

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    サブキャラなど記憶になかったが、次は何をしてと書かれるので、非常に読みやすい。しかし、肝心のプロットがなんとも陳腐なのだ。

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    2024年02月24日
  • 図書室の死体

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    題材は面白いと思います。
    ただ起伏があまりなくスピード感がないので途中何度も眠くなってしまいました。キャラクターにもう少し特徴があれば入り込めたかもしれません。

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    2023年05月31日
  • 海辺の幽霊ゲストハウス

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    アリスンは、離婚して心機一転、娘のメリッサと二人で故郷のニュージャージーに帰ってきた。
    夢のゲストハウス経営を実現させるべく、築100年超のヴィクトリア様式の屋敷を購入し、得意のDIYでリフォームに取りかかったのだが、不可解な事故で頭を強打した事をきっかけに、この家に取り憑いた二人の幽霊が見えるようになってしまった。
    二人はこの家で心中した事になっている、前オーナー・マキシーと、彼女が雇った探偵・ポール。彼らに自分たちを殺した真犯人を探して欲しいと頼まれ、アリスンは家から出られない幽霊達の代わりに犯人探しに乗り出すことに…


    コージーミステリって、こういうのだっけ?
    うーん、面白くなかったと

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    2023年04月25日
  • 図書室の死体

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    さらっと読めた。ヒロインが手当たり次第に推理をするけど、動機よりも犯行が可能性な人たちを片っ端から疑っていくので、やや強引。読み手が推理して犯人を当てるのではなく、捜査の成り行きを見守る感じかな。ヒロインの周囲がわちゃわちゃしていて、本筋に関係ないためか興味が湧いてこず、読むのに疲れた。少なくとも、彼氏候補くらいは容疑者に入れて欲しかった。それにしてもイギリス人はお茶ばっかり飲んでるなあ。

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    2023年01月05日
  • 図書室の死体

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    またもGmap本。やたらとお茶飲んだり間食しているが、スパには入らないのかい。話が長いし、もうちょっと本が絡んでくれないと。

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    2022年09月19日
  • 図書室の死体

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    格調高いイギリスの雰囲気漂い、決して面白くないわけではないけど、のんびりしすぎ、、。恋愛やら業務の確執やら、親子関係やらいろんな要素盛り込みすぎ、、。従ってメインの殺人事件は非常に軽く扱われます。ラストになってやっと動き出し、それまでが長いです。痛いミステリばかり読んでる身には甘すぎました。

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    2022年08月04日
  • 若い読者のための科学史

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    若くはないのだが、気になったので読んでみた。
    40の項目に分かれており、大きくは時代の流れに沿って書かれているため読みやすい。

    登場人物が多いのと内容が多岐に渡るので個別の項目の詳細は何度か読み返す必要があるが、概観として科学史を掴むのには良書だなと思う。

    それにしても、宗教というのは良くも悪くも人間の歴史に影響を与えるのだなとつくづく思う。


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    2021年01月17日
  • 毛の人類史 なぜ人には毛が必要なのか

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    本書は題名の通り、毛髪を始めとする「毛」と人類の関わりについて、生物学、歴史学、文化人類学等々の幅広な見地からの多彩なトピックを集積したもの。毛の成長を司るメカニズムや、毛の人種や体の部位による構造の違い、発毛を促す最先端技術などは初めて知る部分が多く興味深く読めた。終盤、近代西洋社会の成立と羊毛の関係を論じる段がやや冗長に感じられたのは、訳者あとがきにある通り、羊毛が本質的に日本人にとって外部である西欧からもたらされた「テイラーメイド」なものであり、社会・経済的なプラットフォームとして機能した歴史が浅いからだろう。

    著者は毛髪の発生部位である「毛包」研究を専攻とするイエール大の医学博士。

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    2017年08月08日
  • 海辺の幽霊ゲストハウス

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    離婚を経て心機一転、購入した古い屋敷をリフォームしてゲストハウスを開こうと張り切る母娘二人。
    しかし、その屋敷は幽霊が住み着くいわくつき物件だった!
    幽霊が登場しオカルトな展開はあるものの怖くはなく、むしろドタバタなアットホームコメディでとても楽しい1冊でした。

    屋敷に住み着いた幽霊は前オーナーと、その彼女から依頼を受けた探偵の青年。
    なぜか急に霊能力に目覚めたアリソンに、自分たちを殺した犯人探しを依頼します。

    ある日突然命を奪われ、訳も分からぬまま幽霊となってしまった二人の境遇には辛いものがありますし、主人公母娘に脅迫があったり、屋敷を巡るいざこざに巻き込まれ周囲は結構シリアスな展開にな

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    2015年09月08日