あらすじ
わたしはイングランドの美しい古都バースにある、初版本協会の新米キュレーター。この協会は、アガサ・クリスティなどの初版本の蒐集家だった故レディ・ファウリングが設立した。事務局は彼女の住まいだった館にあり、図書室にはその膨大なコレクションが所蔵されている。自分がこの職にふさわしいと証明しようと試行錯誤していたところ、ある朝、図書室でなんと死体が発見される。被害者は、勉強会で館を使っていた創作サークルのひとりだった……。本を愛する人々に贈る、ミステリ・シリーズ第1弾!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
アガサ・クリスティーの初版本を蒐集した協会が存在する館の図書室で死体が発見され、それは『書斎の死体』を彷彿とさせる状況だった…というアガサ・クリスティーへのオマージュが詰め込まれたミステリーで、主人公が殺人事件を捜査する場面は勿論、協会の存続の危機など別の気になる要素が含まれているのが面白かった。またこの作品を読んで「未読のクリスティーの作品を読んでみたい。」と強く思った。
Posted by ブクログ
題材は面白いと思います。
ただ起伏があまりなくスピード感がないので途中何度も眠くなってしまいました。キャラクターにもう少し特徴があれば入り込めたかもしれません。
Posted by ブクログ
さらっと読めた。ヒロインが手当たり次第に推理をするけど、動機よりも犯行が可能性な人たちを片っ端から疑っていくので、やや強引。読み手が推理して犯人を当てるのではなく、捜査の成り行きを見守る感じかな。ヒロインの周囲がわちゃわちゃしていて、本筋に関係ないためか興味が湧いてこず、読むのに疲れた。少なくとも、彼氏候補くらいは容疑者に入れて欲しかった。それにしてもイギリス人はお茶ばっかり飲んでるなあ。