文乃ゆきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ俺が何に傷つくかは俺の問題。
そう言い切れるところが太一だなと思う。
あいつが笑ってくれたら傷なんて一瞬で治る、にきゅんときたし、
それを私じゃなくて先輩に言えというマヤは正論。
殴ったのは勿論いけないことだけれど、よく開き直って
SNSにも批判を書けるものだ。
名誉毀損で訴えてやれば良いのでは。
リュウが頭を下げているシーンは悲しくなった。
外国人が日本に旅行しにきて、片言でも日本語を話そうとせず
相手に英語を話させようとするケースが多いが
反対に日本人は海外旅行へ行く時外国語を覚えて必死に話そうとする場合が多い。
相手が手話を覚えるのか、こっちが筆談をするのかも
結局数なり権力なりの力関係に思えるから、
リュウが必ずしも自分が筆談をしないといけない訳では無いと思うのは間違っていないと思う。
手話を可哀想な人が使う代替の言葉と思うから見下したような考え方になるのだし、
言語のひとつと捉えている千葉さんには共感する。
自分も疑似体験をしたことがあるが、あまり好きではない。
すぐにやめたら自分の人生に戻れるし
そんな一瞬では出来ない、不便な所しか体験できない。
それが目的ならそれでも良いのだが、本来は相互理解が重要なのではないかと思う。
だから、置き去りにしない、ここにいていいと伝えるという太一の考え方はとても良いと思った。
太一のおじいちゃん、太一とそっくりだ。
ありもしない未来まで想像して前に進めなくなっているというのは正に今の航平だろう。
一人じゃないと思えることも守られていることになる。
素敵な考え方だし、本当にそうだと思う。
ちゃんと二人がまた一緒にいられるようになって良かった。
リュウも自分の気持ちは伝えられなかったようだけれど
自分が言おうと思っていたありがとうをお兄さんから言われて
自分が迷惑ではなかったことに気がつけて良かった。
旅行に行ったエピソードも好き。
ヒロちゃんに信じろ、と言った太一は恰好良かった。
流石太一。
誕生日プレゼントももうもらったと言えちゃうところも太一だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレリュウのキャラクターがぶっ飛んでいて良い。
自分の知らない人間に引っ掻き回されて嫌だった太一の気持ち、少しはマヤも思い知れば良いのに。
「聴者はいらない」と切って捨てるリュウが寂しいとも恰好良いとも思う。
航平が心配して病院まで来てくれるのが嬉しい。
過去のことを話す太一。
太一を引き取ってくれたおじいちゃんはとても恰好良いが、両親にお金は出させた方が良かったと思う。
心配だったでしょ、無事でよかったねと言ってくれる航平で良かった。
でなければ太一はきっと1人で泣かずに耐えていただろう。
航平のお母さんが意外と明るくて軽めに振る舞ってくれるのがいつも救われる。
リュウが聴こえないと何もできなくなるみたいな言い方ムカつく、と言うのも分かる。
しかし差別というつもりも当然なくて、今できることができなくなるのは嫌だというのは
人として当たり前の感情だと思う。
番外編も短い中におばあちゃんの優しさを中心に
如何に太一が真っ直ぐ育ってきたかがぎゅっと詰まっていて良かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ太一が相変わらずまっすぐなのは良いが
耳が聞こえなくて足元は見えるし、
見ていなくても踏んでしまったら気がつかないだろうか。
マヤはどうしても好きになれない。
ヤキモチなどいろんな感情があるにしても失礼だ。
航平の中に太一が思いの外しっかりと存在していて
それに励まされている様子なのはとても微笑ましい。
ユニバーサルデザインの社会は確かに難しい。
手話を広めるのだけでも難しいのに、
手話を広めたって耳が聞こえない人みんなと話せる訳では無い。
犀さんの言うことは正しい。
太一たちはお互い遠慮するあまりちゃんと言いたいことを言わないで誤解してしまうのがもどかしい。
これまで嫌っていた自分を肯定できるようになる。それほど太一との出会いが大切なものになった。とても大きなことだ。
大学を辞めなくても空いている時間でバイトすればよいのにと思うが
思ったことを言って追い出されなかったのが初めてと言われると少し納得するものがある。
太一の感情と行動が直結したようなところが、
現実世界なら確かにとんでもないのだけれど
マヤのことも助けて、彼女の世界をぶち破ってくれるパワーがあるのが凄いのだ。
「お前」に続けて言うのが「周りが思ってるよりずっと聴こえてないんじゃねーの」と口は悪いのに
マヤを慮る言葉なところもいかにも太一だ。
理解して欲しいんじゃなくて、この人ならきっと分かってくれるって信じたかっただけ。
好きだと手話ではなく言葉で伝えて欲しかったけれど、航平は伝えたいというより言いたいだけだったのかもしれない。
手話を知った時ちゃんとこの時の仕草を覚えている太一で良かった。しかし意味がわかったらわかったで連絡し難いのは分かる。
犀さんが会社を作った理由がとても良い。
彼女とはうまくいかなかったけれど、今自分のしている仕事がいつか彼女や彼女と同じような人を救えたら。
ボランティアのノートテイカーは知識や技術は12分でも教習の相談までは教えてくれない
というのが航平の気持ちが溢れていた。
偶然の再会から、辛くて逃げ出す太一も
追う航平もどっちの気持ちもわかるし、
これ以上すれ違わずに真っ直ぐ気持ちを向け合えて
本当に良かった。
キャンプに誘われて、動揺する航平が可愛い。
太一が子供たちになつかれているのもまた可愛かった。
不穏な前振りもありつつも、すれ違いそうになっても互いを労ってすぐぶつかり合うふたりが微笑ましい。 -
匿名
購入済みあたたかい
心暖まる作品。
まっすぐな太一の存在によって色んな事を諦めていた航平の気持ちが動いていく様に、キュンとしたと言うか安心しました。
続きが楽しみ! -
購入済み
あーやっぱり闇(生傷)があったかぁ… 彼氏くん、まずは気付けて良かったのでは?
会社の後輩くん、久々の父、彼氏くんの就職先の人、一気に伏線が押し寄せてきた今巻、満腹です。