【感想・ネタバレ】ひだまりが聴こえる -リミット-2のレビュー

あらすじ

難聴を患い周囲と距離を置くようになってしまった大学生の航平は、底抜けに明るい同級生の太一と出会い、少しずつ変わっていく。そして、両思いになったふたり……。リミット編では、自分のやりたいことを見つけ社会人になった太一と、学生生活を送る航平の新生活がスタート。しかし、想い合うほど二人の気持ちはすれ違っていき――。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

自分は、聴覚障碍についてあまりにも無知なので、聴覚障碍のある方が普段どんな事で困っているのか、どんな苦労をなさっているのか、この漫画を読んで初めて知る事がたくさんあります。
そういった機会を与えてくれたことに本当に感謝しています。

今回も、「聴こえる人と聴こえない人が、どう関わって生きていくべきなのか」ということを非常に考えさせられました。
航平と太一の恋愛関係だけでなく、ヤスとマヤ、千葉さんとリュウ君(兄弟)、航平と母親(親子)、犀さんと昔の彼女など、様々な関わりが描かれて、聴覚障碍に対して偏見を持って接してくる人や、利用しようとする人、健聴者には分からないだろうと手話でバカにしてくる人...他にも色んな人が出てきます。
これだけ沢山登場人物が出てくるBLも珍しいのかなと思います。

好きな人を笑顔にしたい、力になりたいと思う太一と、太一の負担になりたくないと距離を置こうとする航平。
お互いに想いあってるからこそ生まれるすれ違いが、とても切なかったです。

リュウ君の言うように、分けて生きる方が楽なのかもしれないけれど、太一のように歩み寄る努力をすることが間違いだとは思わない。
私にもまだ答えは分かりせんが、二人がどんな答えを出すのか、見届けると共に、太一のように、私も周りの人に優しくしたいと思いました。

3
2019年01月15日

Posted by ブクログ

この作者さん外れないですよね
今巻は、太一と航平とお互いの思う気持ちがすれ違ってしまう切ない巻
太一の航平を思うシーンでは本当に相手の全部を好きなんだなぁと感動します、また航平含め難聴者の気持ちをここまで掘り下げられるのはすごいなぁ、あたしがその立場ならって考えてしまう、相手のためにって気持ちがあっての行動で相手は申し訳ないって感じてしまったり、なんだかなぁ、いつもながら読後にもたくさん考えさせられる BLなんだけどみんなにみてほしーなーて思います

2
2018年12月27日

ネタバレ 購入済み

とにかく色々考えさせられる

BLのくくりである必要性を感じないくらいとにかく考えさせられる漫画。
今回はすれ違いが多くてちょっとせつない巻でした。
障害のこと、家族問題、同性愛、それらに対する差別、もうてんこ盛りで色々考える。
私も小学校の頃障害を持っている子が多い小学校で育ったせいもあって、そういった部分に全くに差別感情はないですが、当たり前に共存していたので。
それでも、聞こえてなかった時にえっ?って聞き返すことができない仲間がいたのかな?とか思ったりもして、
大きくなってからはみんなバラバラになってしまったけど、その後みんな嫌な思いをしたりしていないかな?とか。。。
はぁ、あと一巻で完了まで辿り着きますが、これは、子供が大きくなったときにさまざまなことを考える材料として
プレゼントしたいなと思ってます。
今の時代もう部落差別とか正直ほぼないのではないのでは?と思うので、こういった問題を小学校でも取り上げてほしいなと思います。

立場が変われば誰しもが差別をする側になるし、される側になりうる。
それがとてもよく描かれていて、自然と受け入れられる話です。
本当おすすめ!


1
2021年02月15日

購入済み

切ない

恋愛としての切なさがあり、思春期で自分のことも環境もコントロールできない切なさがあり、身体的な障害にまつわる切なさがあり…。
幾重にも重なった感情のひだが丁寧に描かれています。切なくて温かい。泣いてしまった…。

1
2021年01月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

6〜10話

本当に千葉さんの教育方針が素晴らしい。
そしてすれ違う太一と航平。わかるよ航平、わかるけどそうじゃないんだ。。。辛い。
すれ違いはあれど、2人でデート。太一の唇のソース指で拭いてそのあと舐める航平1000点満点ですね。

1
2020年05月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

すれ違いのまま。でも周りのキャラの話も掘り下げてて読み応えありました。
『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』という小説を読んで手話の奥深さに触れていたのでリュウのお兄さんの話はちょっと違う角度で読めた。

1
2019年03月12日

購入済み

複雑

ここは、太一のいい所を全部出さないと!!やだ!!ラブラブの2人が見れるって言ってたのに!!!足りません先生!

#切ない

0
2025年06月05日

匿名

購入済み

ひだまりシリーズを読みキャラクター其々に思いを馳せると様々な感情が湧いてくるけど、上手く言語化や文章化できないでいます。

特に航平に対して、今回はりゅうに対しても「こういう考えって『上から思考』かな」と思ったり、そもそもハンデのある方に対してのコメントを特別視してること自体がそれに当たるのではとか

そんなことを考えながら、気付けばこの作品も初見から数年経ってしまったのですが、その「上手く伝えられない」って思いそのままを書くことにしました。それだけ深くて素晴らしい作品ということが感覚だけでも伝わればと。

でもただひとつだけ、これだけは確信を持って伝えたいです。この優しくて頑張って生きているひだまりの登場人物と、1人でも多くの方に出会ってほしいです。きっと何かしら響くものがあるはず…

0
2025年02月12日

ネタバレ 購入済み

すごくいい作品

太一はいい意味で空気が読めない。
いや、空気を読まないのかな?
だから周りにも流されないし、自分の素直な感情のまま意見が言えるから、嘘がないんだな。
でも言葉って難しいね。
受け取り側の理解が異なるだけで一方通行。
悲しい悲しいすれ違いの回。

#泣ける #切ない #感動する

0
2024年08月08日

Mo

購入済み

聾唖者でも人間だものくそムカつく奴もいるよね。侮辱した奴に対する航平の睨みすごかった。あと新キャラは千葉さんの弟さんだったんだね。彼がお兄ちゃんのこと拒否してるのって。次回でわかるのかな。航平がなんか変な風になってる。戻っておいでー。

0
2024年07月01日

ko

購入済み

仲直りして欲しい〜

早くすれ違いを解決してほしいです。。でもリアルではこんなすれ違いも難聴だからとかじゃなく普通にあるんだろうな

0
2023年03月12日

ネタバレ 購入済み

BL作品の中で一番勉強なった

私はBL作品って2人がイチャイチャしたシーンがないとあっさりだなって感じするんですよね。でも、この作品はそう言うシーンは少ないんですけど、物足りないとは思いませんでした。途中で2人の雰囲気がちょっと悪くなるけど、それでもお互い必要としているんだよって思いをぶつけてる場面はすごく共感できたし、感動しました。
あと、意外と航平が不意打ちでキスしたりハグしてるとこきゅんてします。

#胸キュン #アツい #感動する

0
2022年07月05日

n.

購入済み

読んでて辛かったり切なくなる場面が
今回は特に多かったです。
すごく苦しくなりました。
お互い考えてること思うことがあって
うまく噛み合ってないのが切ない、、

0
2022年09月28日

購入済み

すれ違い切ない(泣)
お互いがお互いのことを思うあまりに
すれ違ってしまうのは悲しいなぁ(泣)
幸せになってくれ(泣)

0
2022年04月01日

trb

ネタバレ 購入済み

う〜〜ツライ…
航平も色々考えちゃって、自分のやましさ(⁈)とか、太一に犠牲を強いてるんじゃないかとか、でも会うと嬉しいし…とか、もういっぱいいっぱいなんだろうなぁ(涙)

0
2022年02月01日

購入済み

想いがすれ違うって辛いなぁ

この巻は考えさせられる事が多かった。健常者と聴覚障害者との壁、障碍者が社会にでて働くという事。障害者と障碍者。人を好きになるってもっとキラキラしたものだと思ってたけど、実は辛い事でもあるのだと、2人をみてて思う。

0
2022年09月28日

ネタバレ 購入済み

気になる!

もう、航平くん太一のこと好き過ぎでしょ!でも、好きになっちゃうよね~。続きが気になってしょうがないです!

0
2022年01月23日

 

購入済み

 

こじれてきた、、、

0
2022年01月17日

ネタバレ 購入済み

すれ違い

少女漫画並にすれ違ってる…話し合って理解して貰えるのかな。でも、なんとか伝わって欲しい。また笑い合って欲しい。

表紙の太一がめっちゃカッコいい。

#胸キュン #切ない

0
2022年01月17日

購入済み

切ない

好きな人を思うあまり、気を遣ってしまう。。。切ない。
早くお互いの思いを素直に伝えて欲しいな。
航平の願いが叶いますように。

#泣ける #切ない

0
2021年09月16日

購入済み

ひだまりが聴こえる リミット2

2人の気持ちがすれ違ってしまう話で、非常に心苦しかったです。次が最後みたいなので、ドキドキして待ってます。

0
2021年07月22日

ネタバレ 購入済み

このシリーズ本当に大好きです。
太一と航平のやり取りは見てるとほのぼのします。
リセットでは、すれ違ってるので、読んでてドキドキします。

航平は太一に千葉さんに嫉妬してるって素直に言ってくれて良いのに…(>_<)

0
2020年10月21日

購入済み

切なくてたまらない

これは、泣く。
お互いがお互いを思って、お互いがお互いを誰よりも大切にしているのに、すれ違って傷つけあってしまうなんて悲しくて…。
どうか、最後の航平の願いが叶いますように。

0
2020年08月20日

ネタバレ 購入済み

つらい

作家買いしている先生の作品です!ちゃんと話合わないからどんどんすれ違ってしまって最悪な答えを出さない事を願ってます!

0
2020年06月26日

ネタバレ 購入済み

せ、せつない、、航平が負い目を感じてしまうのは仕方のないことだけれど、太一の立場からしたら、一方的に心の距離を離されて寂しいよな。好きな人に笑っていて欲しい、何かしてあげたいと思うことはとても自然なことなのに。
にしても、人工内耳って音の聞こえ方が変わってしまうのね。自分も狭い世界で生きていたのだなぁと複雑な思いになりました。
太一と距離を置くことを決めた航平だけれど、そのあとの大学時代のエピソードではずっと一緒にいたいと祈ってて。それがまた切ない。はやく素直な気持ちで向き合えますように。

1
2020年07月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いつも読んだ後に考えさせられるこのシリーズ。
今回も太一と航平のすれ違い。

太一は航平との出会いを通して視野も広がり、航平たちのような人の〝ために〟という気持ちと自分のしたい事としていまの職業を選んですごくやりがいを感じているけど、航平にとっては自分の〝せいで〟と感じている。
航平は自分のハンデのせいで相手を不快にさせたり傷つけたくないから必要以上に気を使ったり過保護になり、太一ともめたり。

お互いがお互いのためを思って思いやりで接していることがすれ違ってしまっていて焦ったいしとても切ない。
この二人意外の場面でも相手のためにと思ってしていることが相手の負担になっていないか、自分の行動も振り返る機会になりました…

次巻では誤解とすれ違いが解消してくれますように!

1
2020年03月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

お互いのことを思いすぎて、空回りしてしまう2人。太一の明るさはすごいなぁと思う。どんな人にも真っ直ぐで、偏見がないし、見習いたい。航平くんはそんな太一の近くにいるからこそ、余計に気を遣っているのかなと思う。もやもやが多い今回だったけど、2人が周りに気付かされたり、支えられたりするところも多かった気がする。

0
2025年09月05日

購入済み

このシリーズを読んでいて思う事は、聾者や難聴の方々の社会生活についても学べる作品だということです。
聴者と聾者‥‥リュウくんの言うように、人数が多いと立場が上になって物を考えてしまう。そうかもしれないと思いました。
すごく考えさせられるいい作品ですね。

#癒やされる #切ない #タメになる

0
2023年06月14日

購入済み

良かれと思ってしたことが受け取り手によってはまったく逆の効果を与えることになる。
猪突猛進で打算的なことなんてできるわけない太一ですから、
「お前のこと想って…」ってなるのもわかるし、
航平の「俺が太一の足を引っ張ってる…」ってなるのもわかるし。気持ちのすれ違いが痛いです。

0
2023年03月01日

購入済み

あー切なすぎて辛いけど面白いです…。めちゃくちゃ気になるところで続くので番外編のハッピーな2人が余計に切ないです。続きが楽しみです。

0
2022年01月17日

Posted by ブクログ

聴こえない人と聴こえる人のすれ違いや壁みたいなものについてが描かれていた1冊だったかな、と思う。
考えさせられることは多かったし、そういうのは本当に個々の感じ方、考え方とかによるのかなぁ… そして、相手を思いやる余りに相手が見えなくなるのかなぁ… とか。
壁はどちらが作るのか、とか。

BのLはまたちょっと遠退いちゃったけどね〜



以下は長くて「で?」って感じかもなので、読み飛ばしてくださいね。











我が家の話。

ダンナは片方難聴でして、10代に突発で聴力0になったらしい。
もう片方は健聴だからか、基本公言せずに一般企業勤務していて、知っている人には「あ、ごめん」と気を遣われることはあるらしいけど、さして困っている感じもない人で。
何度か言い直さなきゃならないことや『あ、聞こえてないな』はまぁ普通によくあるけれど、おもしろ聞き間違いとかもしょっちゅうあってツボる私に本人も「そう聞こえたし」って笑う、みたいな。

「『コイツ聞いてねーな』とか『無視しやがって』とか思われてることはあるかも」らしいけど別にいーやであんまり気にせず、何なら面倒だと思う相手にはそれを逆手に利用して関わらずにいられるよう利用したりしてるらしいし、私に対しても結構な頻度で「今、絶対聞いてないでしょ?」ってことをする。

ってな感じで、出会った頃から私への遠慮も配慮も特になく、そんな人に私は「お前は気にしなさ過ぎ」とたまに文句言われるくらい更に遠慮も配慮もしていない… 出来ていない、なのかもだけど、そんな感じでウン十年、です。

気を遣われることなどについて本当はどう思っているのかは知らない。


だから何?だし、障がいは程度によって困り度合いが違うし、受け止め方は千差万別なんだしね、なんだけど、そんな感じで生活してるからか『繊細だなぁ…』ってね、読んでいて若干入り込めないところもありました。

作品の中に自分がもし居るとしたら、冒頭のヤスの気持ちが一番自分に近いかもしれないな。

0
2024年09月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

リュウが周りにされてきたように、リュウもまた偏見で凝り固まっている。
彼の言葉で太一との関係が太一に負担をかける事だと呪いをかけられなければ良いが。

初対面でも耳が聞こえないと言われても自分が手話がわからない部分があっても
全く物怖じしないで話しかける太一は本当に凄い。
千葉さんも、航平にすぐに謝れるところが凄いな。大人が子供にちゃんと謝るだけでも珍しいのに、
言葉を尽くして丁寧に謝罪している。

航平の為にと思って、愛情表現に近い思いで告白したことを
悪く取られるのはきつい。
しかし航平としては、太一が大学を辞めてしまったのは自分のせいということかとショックを受けるのも分かるのだ。

スカウトの人、しつこく声をかけてきておいて
耳が悪いならいいや、は酷い。
そういう経験が降り積もれば、嫌気が差して諦めもはやくなってしまうと思う。

リュウのゲームお披露目会でも物怖じしない太一が好きだし、
失礼なことを言われて怒ってくれる航平も、
糺そうとするユミさんも、暴力はいけないものの殴ってくれるリュウも
みんな優しいのに、
すれ違ってしまう太一と航平が悲しい。

むしゃくしゃして誰でもいいからぶん殴りたいの問題発言から、お祭りで太鼓を叩くことになるのがなんだか微笑ましかったし
友達と話して色々気づけたようではあったが。

リュウと航平、千葉さんと太一の会話はそれぞれ良かったのに
結局会社まで来て距離を置きたいと言ってしまう航平、
それに戸惑う太一で終わってしまうのがしんどい。

0
2024年02月24日

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