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Posted by ブクログ
自分は、聴覚障碍についてあまりにも無知なので、聴覚障碍のある方が普段どんな事で困っているのか、どんな苦労をなさっているのか、この漫画を読んで初めて知る事がたくさんあります。
そういった機会を与えてくれたことに本当に感謝しています。
今回も、「聴こえる人と聴こえない人が、どう関わって生きていくべきなのか」ということを非常に考えさせられました。
航平と太一の恋愛関係だけでなく、ヤスとマヤ、千葉さんとリュウ君(兄弟)、航平と母親(親子)、犀さんと昔の彼女など、様々な関わりが描かれて、聴覚障碍に対して偏見を持って接してくる人や、利用しようとする人、健聴者には分からないだろうと手話でバカにしてくる人...他にも色んな人が出てきます。
これだけ沢山登場人物が出てくるBLも珍しいのかなと思います。
好きな人を笑顔にしたい、力になりたいと思う太一と、太一の負担になりたくないと距離を置こうとする航平。
お互いに想いあってるからこそ生まれるすれ違いが、とても切なかったです。
リュウ君の言うように、分けて生きる方が楽なのかもしれないけれど、太一のように歩み寄る努力をすることが間違いだとは思わない。
私にもまだ答えは分かりせんが、二人がどんな答えを出すのか、見届けると共に、太一のように、私も周りの人に優しくしたいと思いました。
とにかく色々考えさせられる
BLのくくりである必要性を感じないくらいとにかく考えさせられる漫画。
今回はすれ違いが多くてちょっとせつない巻でした。
障害のこと、家族問題、同性愛、それらに対する差別、もうてんこ盛りで色々考える。
私も小学校の頃障害を持っている子が多い小学校で育ったせいもあって、そういった部分に全くに差別感情はないですが、当たり前に共存していたので。
それでも、聞こえてなかった時にえっ?って聞き返すことができない仲間がいたのかな?とか思ったりもして、
大きくなってからはみんなバラバラになってしまったけど、その後みんな嫌な思いをしたりしていないかな?とか。。。
はぁ、あと一巻で完了まで辿り着きますが、これは、子供が大きくなったときにさまざまなことを考える材料として
プレゼントしたいなと思ってます。
今の時代もう部落差別とか正直ほぼないのではないのでは?と思うので、こういった問題を小学校でも取り上げてほしいなと思います。
立場が変われば誰しもが差別をする側になるし、される側になりうる。
それがとてもよく描かれていて、自然と受け入れられる話です。
本当おすすめ!
Posted by ブクログ
6〜10話
本当に千葉さんの教育方針が素晴らしい。
そしてすれ違う太一と航平。わかるよ航平、わかるけどそうじゃないんだ。。。辛い。
すれ違いはあれど、2人でデート。太一の唇のソース指で拭いてそのあと舐める航平1000点満点ですね。
Posted by ブクログ
すれ違いのまま。でも周りのキャラの話も掘り下げてて読み応えありました。
『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』という小説を読んで手話の奥深さに触れていたのでリュウのお兄さんの話はちょっと違う角度で読めた。
BL作品の中で一番勉強なった
私はBL作品って2人がイチャイチャしたシーンがないとあっさりだなって感じするんですよね。でも、この作品はそう言うシーンは少ないんですけど、物足りないとは思いませんでした。途中で2人の雰囲気がちょっと悪くなるけど、それでもお互い必要としているんだよって思いをぶつけてる場面はすごく共感できたし、感動しました。
あと、意外と航平が不意打ちでキスしたりハグしてるとこきゅんてします。
う〜〜ツライ…
航平も色々考えちゃって、自分のやましさ(⁈)とか、太一に犠牲を強いてるんじゃないかとか、でも会うと嬉しいし…とか、もういっぱいいっぱいなんだろうなぁ(涙)
すれ違い
少女漫画並にすれ違ってる…話し合って理解して貰えるのかな。でも、なんとか伝わって欲しい。また笑い合って欲しい。
表紙の太一がめっちゃカッコいい。
このシリーズ本当に大好きです。
太一と航平のやり取りは見てるとほのぼのします。
リセットでは、すれ違ってるので、読んでてドキドキします。
航平は太一に千葉さんに嫉妬してるって素直に言ってくれて良いのに…(>_<)
せ、せつない、、航平が負い目を感じてしまうのは仕方のないことだけれど、太一の立場からしたら、一方的に心の距離を離されて寂しいよな。好きな人に笑っていて欲しい、何かしてあげたいと思うことはとても自然なことなのに。
にしても、人工内耳って音の聞こえ方が変わってしまうのね。自分も狭い世界で生きていたのだなぁと複雑な思いになりました。
太一と距離を置くことを決めた航平だけれど、そのあとの大学時代のエピソードではずっと一緒にいたいと祈ってて。それがまた切ない。はやく素直な気持ちで向き合えますように。
Posted by ブクログ
いつも読んだ後に考えさせられるこのシリーズ。
今回も太一と航平のすれ違い。
太一は航平との出会いを通して視野も広がり、航平たちのような人の〝ために〟という気持ちと自分のしたい事としていまの職業を選んですごくやりがいを感じているけど、航平にとっては自分の〝せいで〟と感じている。
航平は自分のハンデのせいで相手を不快にさせたり傷つけたくないから必要以上に気を使ったり過保護になり、太一ともめたり。
お互いがお互いのためを思って思いやりで接していることがすれ違ってしまっていて焦ったいしとても切ない。
この二人意外の場面でも相手のためにと思ってしていることが相手の負担になっていないか、自分の行動も振り返る機会になりました…
次巻では誤解とすれ違いが解消してくれますように!
Posted by ブクログ
リュウが周りにされてきたように、リュウもまた偏見で凝り固まっている。
彼の言葉で太一との関係が太一に負担をかける事だと呪いをかけられなければ良いが。
初対面でも耳が聞こえないと言われても自分が手話がわからない部分があっても
全く物怖じしないで話しかける太一は本当に凄い。
千葉さんも、航平にすぐに謝れるところが凄いな。大人が子供にちゃんと謝るだけでも珍しいのに、
言葉を尽くして丁寧に謝罪している。
航平の為にと思って、愛情表現に近い思いで告白したことを
悪く取られるのはきつい。
しかし航平としては、太一が大学を辞めてしまったのは自分のせいということかとショックを受けるのも分かるのだ。
スカウトの人、しつこく声をかけてきておいて
耳が悪いならいいや、は酷い。
そういう経験が降り積もれば、嫌気が差して諦めもはやくなってしまうと思う。
リュウのゲームお披露目会でも物怖じしない太一が好きだし、
失礼なことを言われて怒ってくれる航平も、
糺そうとするユミさんも、暴力はいけないものの殴ってくれるリュウも
みんな優しいのに、
すれ違ってしまう太一と航平が悲しい。
むしゃくしゃして誰でもいいからぶん殴りたいの問題発言から、お祭りで太鼓を叩くことになるのがなんだか微笑ましかったし
友達と話して色々気づけたようではあったが。
リュウと航平、千葉さんと太一の会話はそれぞれ良かったのに
結局会社まで来て距離を置きたいと言ってしまう航平、
それに戸惑う太一で終わってしまうのがしんどい。