森川成美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ感想を放置し過ぎて忘れたシリーズ……なんだけど、メモにちょっとだけ書きかけの感想が残ってた。
小学生だって10年ぐらい生きている。ハッピーエンドの約束された御伽話ばかりに触れ続けていれば、だれだって飽きるに決まっている。
そのうち子供たちは不穏な話に興味を持ち始める。めでたしめでたし、にならなかったら主人公はどうするのか。私たちが子供の頃は、学校の怪談がよく流行ったが、いまだ他人事にすぎない死への恐怖、身近な場所に潜む怪異への憧れだけではなく、先に書いたような理由もあるのではないかと思う。
『アサギをよぶ声』は、決してハッピーエンドの話ではない。アサギにとっては希望のある終わり方ではあるけれど、戦士になるためにアサギが払った多大なる努力は、女屋に入ってしまえばまず生かされることはない。
「努力は報われる」という言葉は大人が往々にしてつきたがる嘘である。世の中、報われない努力がほとんどだ。(ここまで)
ここから何を書こうとしていたのかまったく思い出せないのだった……。また読んでもいいな、これ。 -
Posted by ブクログ
2年生の息子にも無理なく読み聞かせでき、しかも詳しく偉人の人生について知ることのできる貴重なシリーズ。森川成美さんの文が適度に分かりやすくてよかった。
家康は今川義元を慕っていたし、義元も家康を大事にしていたのかな。義元への見方が変わった。
また、家康は卑怯な手もあからさまにずいぶん使ってあまり好ましい印象をもっていなかったけど、自分の死後も戦のない世をつくろうという志を捨てずに、さまざまな苦渋に耐えていて、ちょっと好きになった。
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康を読んだ。このシリーズの戦国武将の本がもっと増えてほしいな。
「(おれがねがうのは、決して秀忠をたのむ、ということではない。江戸幕府という仕組みがこのあともつづいて、戦のない世であってほしいということだ。そのためにできることは、やりつくした。)」P137 -
Posted by ブクログ
ネタバレ続きが読みたいと思っていたのでまた読めて嬉しい。
戦士の道は閉ざされたものの、自らの力を信じて前に進もうとするアサギだが、女屋での機織りの仕事にはやはり魅力を感じず、つらそう。
しかし、思いがけない展開で再び弓を手にすることになる。
なんとなく縄文文化と弥生文化の対決っぽく。
塩、という重要なものを手に入れるため、
村の為、という名目での人売り。
それを神のせいにして、目隠しするも、事実を突き合わせてみえる真実にアサギは気づく。
攫われた、のではなく塩と交換された、と考えるべきだろう従姉たちを、どう救うのか?
連れ帰ったとしても、村内、村外で争いが生じるのは必定。大きな村に飲み込まれるか、新たな道をみつけるか。
これからの展開が非常に気になるところ。
にしても結局「声」とはなにか考える。
聞こえるのか、聞こえるようになる、のか。
聞こえても無視したくなることも。
自分にとっての弓がサコねえにとっての機織りなのだ、
と自然気づくアサギが好きだ。
それは自分が経験したことからくることなのだろうけど、
だからといってそれを他人に対しても考えられるかっていうとそうじゃないことも多々あり・・・。
いい子だなあ。