森川成美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ感想を放置し過ぎて忘れたシリーズ……なんだけど、メモにちょっとだけ書きかけの感想が残ってた。
小学生だって10年ぐらい生きている。ハッピーエンドの約束された御伽話ばかりに触れ続けていれば、だれだって飽きるに決まっている。
そのうち子供たちは不穏な話に興味を持ち始める。めでたしめでたし、にならなかったら主人公はどうするのか。私たちが子供の頃は、学校の怪談がよく流行ったが、いまだ他人事にすぎない死への恐怖、身近な場所に潜む怪異への憧れだけではなく、先に書いたような理由もあるのではないかと思う。
『アサギをよぶ声』は、決してハッピーエンドの話ではない。アサギにとっては希望のある終わり方では -
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Posted by ブクログ
ネタバレ続きが読みたいと思っていたのでまた読めて嬉しい。
戦士の道は閉ざされたものの、自らの力を信じて前に進もうとするアサギだが、女屋での機織りの仕事にはやはり魅力を感じず、つらそう。
しかし、思いがけない展開で再び弓を手にすることになる。
なんとなく縄文文化と弥生文化の対決っぽく。
塩、という重要なものを手に入れるため、
村の為、という名目での人売り。
それを神のせいにして、目隠しするも、事実を突き合わせてみえる真実にアサギは気づく。
攫われた、のではなく塩と交換された、と考えるべきだろう従姉たちを、どう救うのか?
連れ帰ったとしても、村内、村外で争いが生じるのは必定。大きな村に飲み込まれるか、 -
Posted by ブクログ
イラストが素敵です。
出口が欲しい。
心の底からの願い。
アサギの必死さが、心を打つ。
が、あの猿は結局なんなのかなあっとちょっと疑問。
いや、なんかいきなり友達?的な関係になっていたような・・・・。
怪我したのを助けた、とかゆーならまだしも、ちょっと手当したくらいの
ような気が・・・・。
まあ、同じひとりもんどうし心通わせるって感じなのかなあ??
結局戦士にはなれなかったわけで、ええっ?そーゆー展開なんだ?
っとちょっとびっくりしたのだが、
なんだかここからまたなにか始まるような気配。
外の変化もあるし、アサギがこのまま女屋に行って村の仲間になっていく
という未来はないような気もする。