森橋ビンゴのレビュー一覧

  • 東雲侑子は全ての小説をあいしつづける 電子DX版

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     シリーズ最終巻。高校3年生ということで、テーマは進路。最初の頃は別段特徴もなかった英太だったが、翻訳家を目指すべく海外へ行くという大決断をする。東雲と離ればなれになるという大きな喪失を伴う選択で、そこに至るまでの過程が「東雲のためになにかしたいって事しか思い付かなかった」って、どんだけ好きなんだ!と言いたくなるほど。
    良い面悪い面あるのだろうけれど、一所懸命考え抜いた決断ってだけでもう素敵。会話の少なかった兄貴に相談に行っているあたり、意志の強さと彼自身の一年次からの変化をひしひしと感じた。東雲に関しても言うに及ばず。
     結末はありきたりなものかも知れないけど、「等身大の青春恋愛小説」(引用

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    2013年01月20日
  • 東雲侑子は短編小説をあいしている 電子DX版

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    ネタバレ

    無関心系主人公と短編小説家のヒロインのお話。案外似たもの同士?の2人が小説作成のために擬似恋愛を経て自分の中にある気持ちに気づいていく過程が描かれ、最終的に付き合い始めるところで終わります。章の間にヒロインの小説の一文が書かれていてヒロインの心情がうかがえるのが良いと思った。主人公が自分から行動を起こさないくせに、ヒロインが同じように行動を起こさないとちょっと不機嫌になるのがイラっとした。

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    2012年12月26日
  • 東雲侑子は短編小説をあいしている 電子DX版

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    ネタバレ

    なにかクラブ活動に所属しなければならない.
    しかし運動部でしごかれるのは嫌だ.
    文化部も,「同好の士」として扱われるのが嫌だ.
    そんな訳で図書委員に就任した主人公くん.
    同じく図書委員の東雲侑子ちゃんの秘密?を知ってしまった主人公くんは….
    というわけで甘酸っぱいアレですな.
    「青い春と書いて青春…」みたいなっ.
    なかなか面白かったよ.

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    2012年09月10日
  • 東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる 電子DX版

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    伝えられない想い。強い想い。愛おしい想い。憎らしい想い。
    東雲さんが愛おしい。抱きしめたい。離れたくない。ずっと一緒にいたい。
    それだけ。ただそれだけ。
    お互いに想い合う気持ち。美しい相思相愛。
    ずっと見守っていたい。いつまでも。二人を。

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    2012年09月03日
  • 東雲侑子は短編小説をあいしている 電子DX版

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    良いね。最後のあれが良いね。良い感じだね。
    もどかしいね。可愛いね。二人ともね。
    まぁありきたりだけどキャラの勝ちだよね。

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    2012年09月02日
  • 東雲侑子は全ての小説をあいしつづける 電子DX版

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    すっごい良かったけど、心が痛くてしょうがないので☆一個マイナスしておく。せめてもの抵抗として。
    単なるラブコメじゃなかった。清々しいまでの青春小説だった。英太と侑子、二人の行く末が幸せであることを心から祈りたい。

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    2012年07月04日
  • 東雲侑子は全ての小説をあいしつづける 電子DX版

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    ネタバレ

    良い終わり方でした。
    1巻時点ではただ無気力系男子だった英太が随分かっこよく成長しました。
    お互いを想うからこその別れ、そしてその決断というのは余程の意志が無ければ出来ない事です。
    ふわふわ浮かんでいると思っていた英太がいつの間にかしっかりと自分の足で立っている事につい感動してしまいました。

    東雲との仲はと言うと。
    どこか初々しさは残しつつも終始イチャついてます。
    でも嫌にならない可愛らしさがたまりません。
    そして1巻と比べ表情も増えて悪戯心も持ち合わせた東雲の可愛さは天下一品です。

    全三巻と、ラノベでは短い部類ですが、綺麗に収まっていて全体的に見ても完成度の高い作品だったと思います。

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    2012年06月30日
  • 東雲侑子は全ての小説をあいしつづける 電子DX版

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    完結巻。青くて甘くて切ない純愛ラブストーリーでした。恋愛なんてとうにしなくなって今後もするか微妙なお年頃な自分ですが、この本読むと恋したい気持ちになりますね。東雲さん可愛いすぎ。そりゃ英太クンも頭がいっぱいになりますわ。がっつりイチャラブな後日談を出してもいいんじゃよ…?どうせハッピーエンドになるのはわかってるしな!(笑)あと、エピローグのアレは反則の一言。思わずグッときました。1巻目だけでもかなり当たりだった本シリーズ。恋愛モノは苦手な自分でもそう思える、最高の恋愛青春小説でした。ありがとう!

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    2012年06月04日
  • 東雲侑子は全ての小説をあいしつづける 電子DX版

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     1巻や2巻は2人のギクシャクした関係の二人が少しずつ近づいていく様子が書かれていましたが、この本では主人公の英太が自分の進路ややりたいことについて悩んでいる様子がメインになっていました。また、作者もあとがきで書いていますが、二人の交際の様子(というよりもいちゃいちゃする様子)もふんだんに書かれていました。
     物語中に出てくるいろいろな要素から英太が自分の行く道を決める過程がとても良かったです。
     また、いつもどおり、ヒロインの東雲が書いた小説がところどころに挿入されており、物語の締めくくりにも出てきます。その小説の文で終わりにしても十分良かったと思いますが、その後に英太の言葉が入っていて、よ

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    2012年05月31日
  • 東雲侑子は全ての小説をあいしつづける 電子DX版

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    相変わらずニヤニヤが止まらないw
    1巻の出会い、2巻の山場を乗り越え、3巻は英太と侑子が終始いちゃいちゃし続けてますw
    (余談だけどそのことに対する作者のボヤキがあとがきにあるので、
    ぜひ本編読み終わった後にあとがきを読んでもらいたい)

    作中で栄太が決めた決断については、個人的に思うことが無くも無い。
    独善的過ぎるというか。
    それを聞いた侑子の一言目も、当然の反応でしょう。
    まぁでも、高校生ということを考えると、そんなもんなのかな。
    コンプレックスを抱いていた兄の景介に素直に相談しているあたりは
    侑子と付き合うことを通して人間的にも成長したといっていいのかもしれない。

    成長したのは、もちろ

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    2012年09月23日
  • 東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる 電子DX版

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     p.259「どこまで説明させる気だ、お前」という台詞がまさにソレという感じの小説。ストレート以外投げないよとあらかじめ宣言されている感がすごい。

     前作では主人公とヒロインが一対一の話だったが、今回は明確な3人目が登場する(もっとも、主人公兄やその彼女さん相手に対する嫉妬はしてたけど)。それに伴って2人はゆっさゆっさ揺さぶられるが、危機に直面して一歩一歩立ち止まれる彼らが何とも素敵だった。
     この本を読みながら、エゴに囚われて過ちに気付くのがいつも遅すぎた自分の青春時代を思い出して云々って人もいるのだろうか。自分はそうだった。

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    2012年04月24日
  • 東雲侑子は短編小説をあいしている 電子DX版

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    ネタバレ

     無気力主人公がふとしたことから大人しい女の子の彼氏役を演じることになり、最初はただの芝居だったものが段々と本当の恋愛感情になっていく・・・と、あらすじを見返してみるとすごくつまらなそうに見える。一昔前の(最近のは知らないが)美少女ゲームの様。3章が終わったあたりで投げようと思った。”ご都合主義”などと批判ありきの言葉に意味があるとは思えないが、それでも「これはないわ」といいたくなるほど。

     でも、疑似恋愛を通じて主人公の心を揺るがす自身の世界の狭さ、相手の気持ちが分からない歯痒さ、自分の無能っぷりに対する嫌気と周りへの妬み、などなど書き過ぎってくらい書かれており、読んでて楽しかったなーと思

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    2012年04月24日
  • 東雲侑子は短編小説をあいしている 電子DX版

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    うむ、よい青春恋愛小説だった。明らかに好きあってるのに気付かないですれ違うもどかしさあーもう、あーーもう! とニヤニヤしてた。
    クールだけど恥ずかしがりやで、きれいなお姉さんに引け目を感じたり、少しでも近付こうと大人っぽくなろうとする程度には女の子で、健気な侑子さんがかわいかった。

    一巻完結でいいかなーと思ってたけど、これを読んだ後に続編のタイトルを見たら……読まざるを得ない!

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    2012年04月08日
  • 東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる 電子DX版

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    全巻が素晴らしすぎたことが原因の蛇足感はぬぐえないが、それでもかなりの良書。憎らしいほどに純愛小説。ただ、ここまで二人の関係に焦点の全てを当てた作品だったのに、劇薬としてサブヒロインを入れたことになんとなくの違和感。それにしても、この「いとしくにくい」滅茶苦茶売れるだろうな。

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    2012年03月12日
  • 東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる 電子DX版

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    ネタバレ

    ☆4.3

    お互いに不器用で、初々しくて、もどかしいけど、可愛い。
    今回はそれに、女の子その他大勢が関わり、少し賑やかになりました。

    相手が何を考えているのか。
    どうしたらいいのか。
    人付き合いをしていく上で心情を汲み取る事は大切ですが、中々上手くいかないもの。
    好きな相手に対しては尚更。
    そんな悩みであったり、自分の気持ちに対する疑問が積み重なり、すれ違いが起きてしまう。
    なんとももどかしい恋愛模様に少し懐かしさを感じながら、感情移入しながら読んでいました。

    展開としてはベタだけど、読み進める手が止まりませんでした。
    あとがきによると続編が出そうなので期待しています。

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    2012年06月09日
  • 東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる 電子DX版

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    いい。相手が何を考えているか分からずに不安になるという心境が初めての体験として初初しく書かれていて、自身の高校時代を時折思い出したりもしつつ感情移入しながら読んだ。東雲の長編恋愛小説も読んでみたい、あの幻想的な短編の描写を見る限り、とても美しいものになると思う。また、章の冒頭ごとに出てくる東雲の書いたものは、そういえば野村先生の文学少女とかのものに雰囲気が似てるなとも感じた。続編タイプのものではないけれど、短編の語り部を変えてのアフターストーリーなどが出ると嬉しい。

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    2012年01月29日
  • 東雲侑子は短編小説をあいしている 電子DX版

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    設定がぶっとんでいないラノベを読みたくて、試読の末購入。英太の心理描写にうんうんと頷きながら読み進めていった。侑子と景介のやりとりが英太にとって不安の種にしかならなかったことや、侑子が有美のようになれるかなと言った描写など、もし自分の立場であれば英太と全く同じことを思っていただろう。しかも、英太は有美が好きだった経緯があるわけだし、なおさらだ。そして、最後の多分恋人同士という距離感はそれこそ愛い愛いしく、好感が持てた。

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    2012年01月22日
  • 東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる 電子DX版

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    まさかの続編。今回もほろ苦さのある青春恋愛物語。まぁ最後は落ち着くところに落ち着いたからメイン側は苦くはないのか。英太の不安な気持ちは身につまされる思いで読んでました。終盤になるにつれてページを繰る手が止まらなかったです。オジサンも本当にこういう青春を送ってみたかったよ。

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    2012年01月07日
  • 東雲侑子は短編小説をあいしている 電子DX版

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    物語に入りやすいよう主人公(男)は平凡なキャラというのが多々ありますが、その意味では感情移入度高めでかなりの「ビンゴ」でした。 微妙な距離で揺れる二人の関係がたまらない!
    しっとり淡々とした雰囲気の中にもどかしさとじれったさがあるこの作品。 奇抜な設定や派手さはないけれど、こういう純粋なラブストーリーも大好きです。

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    2012年01月08日
  • 東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる 電子DX版

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    続きが読めることは素直に嬉しいけれど、多少の蛇足感は感じる。

    なんかちがうんだよなー。新キャラ増やした事で東雲さんの描写が足りなくなったとかそんな所のように思える。

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    2012年01月03日