森田まさのりのレビュー一覧

  • ROOKIES 2

    購入済み

    じっくり。

    一歩一歩、チームへと進んでいく感じが好きだし、楽しい。川藤のような先生がいたら…といつも考えちゃいます。

    0
    2019年12月01日
  • ROOKIES 1

    購入済み

    定番だけど

    スポーツと青春と夢と。
    いつ見ても何度見ても飽きない作品だと思います。

    0
    2019年11月20日
  • べしゃり暮らし 18

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    やはり構成が最高だなと思います。
    たとえば火事のことは、啓示さん視点で読者は真実を知りますが、
    中西さん視点の子安君たちは知らないというような
    展開の仕方が秀逸です。

    奈々ちゃんが戸惑う気持ち、共感します。
    嫌とかそういうことではなくて、兎に角戸惑ってしまう感じなのでしょう。
    岩隈君の登場、思いがけず嬉しかったです。
    自分が不幸やとおもたとたんにそれまでの人生が全部意味がなかったように思えてしまう
    俺は絶対売れたる今までの人生全肯定じゃ
    というのが恰好良いし、これが後々内川君のお蔭で出てきた言葉だったとわかるところがまた感動です。

    潤三さん、まだ犯人だと思っていた段階でも
    YCAに口利きをしてあげるのがなんだかんだで面倒見が良いなと思います。

    一生帰ってくんな、と呪いをかけたのが自分であることに気がつく辻本君。
    お母さんが見返したいと思っていたのは潤三さんだったことも明らかになります。

    バチが当たってんのか俺は、という潤三さんの言葉はなかなかくるものがあります。

    無理やりにでも笑う。
    漫才はこっちが笑わす立場。
    だからそのために相方がいるのかも、と
    今まで何度も出てきた相方とはという問いに
    答えがでる兆しが見えてきます。

    潤三さんがデジきんにシズジュンの面倒を見てやれと言ったということも、
    「才能無いやつやったらサポートなんかせんよ」という金本さんの台詞も、多くを語らないけれど伝わってきます。

    凡人が努力しても天才とつりあうわけない、という言葉が辛いです。

    0
    2019年08月02日
  • べしゃり暮らし 16

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    覚えが悪い本読み下手な圭右君。
    この気まぐれな天才のボケをスボテ受け切って笑いにする、自分以外の他の誰にもできない自負があるという辻本君のくだり、恰好良いです。

    俺らの持ち味なんだからしょうがない、と能天気かと思いきや、
    「俺も他の奴が相方だったらもっと慎重にやるかもしんねーけど」
    と圭右君に言われたら当然嬉しいしプレッシャーも倍増するでしょう。

    るのあーるがNMCの出番が終わったら「ケツがあるんで」と帰ろうとするのがなんだかリアルです。
    そして梵さんが「決勝まで勝ち上がってこい」とべしゃりに言い、更に「やっぱり俺べしゃりだけ見てく」と残るのもすごくいい。
    その後の
    「べしゃり陥れて嬉しいか
    おもしれーやつを認めようとしねーやつは一生カスだ」
    と言い切るところも良いし、
    審査員たちに
    「本来ならあいつらすっごいおもしろいんです
    きっと将来お笑い界背負って立つような奴らなんです
    時間切れくらいで落とさないでやってください」
    とまで言いに行ってくれるところがじんとします。
    なんだかんだで良き先輩後輩であり良きライバルであり。

    動揺してネタができなくなってしまった辻本君に
    直後は「何やってんだよおまえ」と怒りますが、
    冷静になると
    「なんで俺が1人でもアドリブで切り抜けられなかった」と反省するのも圭右君らしいです。

    梵さんに会って、「まぐれがよ」と憎まれ口を叩いてくる梵さんも、お礼を言う圭右君も良いシーン。

    アドリブに対応できなくなりスランプに陥る辻本君ですが、シズジュン再結成を葛城さんから言われて
    きっぱり「お断りします」と言う静代ちゃんも良かったです。

    準決勝で「やっとあの時のおまえに追いついた」と圭右君が辻本君に言うところに、辻本君に対する尊敬やいろんな気持ちが伝わってきます。
    でも、「心配すんなよ」からのアドリブ封印、
    子安君の語りによる
    「僕がべしゃり暮らしを抜けることを決めた原因 アドリブという持ち味を殺す」
    というところは苦しいし悔しくもなります。
    ぷりんすの有くんに「うるさい」と手を出すのが、いつもなら圭右君な気がするのに
    辻本君だというところも印象的。

    天才に頭下げられたら俺はどないしたらええねん
    なんのな目に子安辞めてん
    という言葉がキツイし、圭右君は圭右君で
    どっちにしろ俺が足を引っ張った、と思っているところが相方という関係ってすごいなと思いました。

    事故の展開は個人的にはやりすぎかな、と思ってあんまり好きではないのですが、まぁ漫画ですし
    最終話に向けての展開がすごいです。

    0
    2019年08月02日
  • べしゃり暮らし 15

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    上原さんが仕切れるようになって梵さんがボケられるようになって
    というるのあーるの成長ぶりが頼もしいです。
    ここで満足してない、大丈夫じゃないですかね、と城島さんが言うところも良いです。

    時々、書かれているネタがつまらないという感想を見かけますが
    かと言って毎回読者に想像させるということで無音展開だと尚更つまらないし
    こうしてNMCの回でも演出として無音のシーンが使われるからこそ効いてくると再確認しました。

    玉木君と梅垣君、なんだかんだで続けているのはなにげに偉いと思います。
    モテたいという理由だとしても、玉木君は相方を変えてでも続ける気があるわけで、ぶれてないのはすごいです。

    NMCの予選を終えて「とりあえず去年の借りは返した」という圭右君たちが良いです。
    不真面目だからではなくて、やっている内に楽しくなってきてアドリブになってしまうというのも
    良い設定に思います。
    だからこそ魅力になり、辻本君も本当は自分がもっと止めるべきなんだろうとわかってはいても止めきれないわけです。
    漫才と雑談は違う、危ういけどこれがこいつらの魅力と本爆さんが考えているのも感慨深いです。

    『見ず知らずのスカしたド新人の心無い出場者いじり』は全く言葉とおりで、
    血の気が引いて取り返そうとしてもうまくいかないし
    落ちも辿り着けずタイムオーバーになるのは正直良い気味。

    アドリブでもウケたら許す、やるからには絶対スベるな
    というのもスジが通っていますね。

    辻本君の家で子安君が見てはいけないものを一度に続けて見たような、と思っているシーンがありますが
    卒アル見てもいいと言っているのだし
    辻本君は吹聴する気がないだけで、隠し立てするつもりもないのだろうなと思いました。

    ゴッデスのオーディション受けることになるまでの
    構成もとても上手いです。
    ぷりんすとも再会しますしみんな先が楽しみ、かと思いきや
    流石にニップレスの衣装はブルマまででは。

    エロと笑いは相容れない
    可愛いこの肌見せはえろだけどブサイクがやると汚れ
    汚れは立派な笑い
    というアリス・デラックスさん、納得の意見です。

    潤三さんに「自分らのしゃべくりにはあのブルマはそら邪魔やわな」と言われるシーンが好きです。
    きちんとネタを見てくれているのだなと思えます。

    そして啓示さんから中西潤という言葉が出てくる展開がすごいです。

    相方のこと何も知らなかった、と気がつく圭右君。

    潤が売れてあの人なんか見返してやる、という辻本君のお母さんの言葉が、伏線になっていきます。

    近道なんかいらん実力で売れる、というニップレスは格好良かったのですが、
    葛城さんが言う「中途半端なエロ振りまきやがって」というのもたしかにそれはそうで。
    がっかりされて焦る気持ちもわかるし
    テレビの二人を期待してがっかりする会場の気持ちもわかるし
    居た堪れないNMCになってしまいました。

    0
    2019年08月02日
  • べしゃり暮らし 14

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ウィキペディアに自分で書き込み、トークだけは苦手で
    と恰好をつけている梵さんは褒められたものではないのですが
    なによりそれを梵さんが自覚しているところが苦しいです。
    先輩のサインを売ろうとはしますが、未遂で自分のサインを売っただけなら、ぎりぎりのところで踏みとどまれたということで良いのでは。

    スワロフスキーの館山さん、かなり良い人だなと思います。
    「金ないんだろ送るぜ」と声をかけてくれますし、
    「苦しいのを妹のせいにしちゃ情けねーよ」
    とはっきりも言ってくれます。
    「本当はこれが精一杯なんだろうなって見てりゃわかる」
    と言われて、梵さんとしては本当に全てが終わった気持ちでいたでしょう。
    「何もない人生が怖くて芸人目指したけど才能なんてなかった」。
    これに対して館山さんが、なめてんのかおまえと言ったあと結局
    「黙っとこうと思ったけどいってやる」と天然がすごいとみんな言ってると教えてくれます。
    「みんなおまえになりたがってんだよ」
    の一言がどれだけ梵さんを救ったことか。
    なにやってんだ、と泣く梵さん。ここから吹っ切れたら良いのですが。
    色紙のことも黙っていてくれるそうですし
    やっぱり館山さんは良い先輩だなと思います。

    幼馴染の奈々ちゃんが圭右君をどう思っているのかが明かされます。
    彼女かも、と思っていたら家族みたいなものと言われて
    それはショックでしょうが、
    その家族という意味を考えて幸せ、と言えるのも良いです。

    そしてここにきてまた新キャラ登場。

    親の七光りを利用している弟が嫌な兄。
    でもその兄も同じだった。
    それに気が付いた二人が、負けたと思っていた二組が
    現在のげんこつロデオとニップレス、そしてべしゃり暮らし。
    NMCへの期待が高まるラストです。

    0
    2019年08月01日
  • べしゃり暮らし 13

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    遠回りしたけどたどり着いた本物の夢の入口、と三人がやりきった表情なのがとても良いし、
    ニップレスとべしゃり暮らしが売れなきゃ作家やめてやるという台詞もなかなかぐっと来ます。

    代役辞退しろと言ってくる先輩がちょっとむかついてしまいます。
    多分悪い人ではない、というキャラなのでしょうが。
    文句があるなら決めた人に言えばいいのに。

    そしてその後は汚い大人の世界が続きます。
    嫌になるほどリアルです。
    正義を貫くなら告発かもしれないけれど
    折角優勝したのに、と大人たちからの圧力を受けて
    まだ十代なのに。
    どうしようもない中でもせめて謝ってもらおう、はるかが可哀想
    という静代ちゃんもとても良い子です。

    そしてまた、順風満帆に見えるるのあーるの裏話も描かれます。
    バイトする間もなく働いているのに月収9万。
    梵さんが「芸人になる夢は諦めて真面目に働け」
    と言われているシーンは見ているだけでもキツイです。
    笑えるネタが書けないと行き詰まっているところに
    悪夢のような知らせ、お金もなく人生に行き詰まっているところで
    偶然降りてきたものをブリッジにしてネタに昇華させるのは
    誰でもできることではないと思います。
    ネタがつまらなくてもブリッジでつい笑っちゃうというのは確かにあることですし。

    本当の自分がバレませんように、という言葉に
    どうして今まで上妻君に対して冷静でいられなかったのか
    思い返して納得してしまい、梵さんにも感情移入してしまいます。

    0
    2019年08月01日
  • べしゃり暮らし 12

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    高校を卒業して養成所に入り、
    養成所に面々が描かれることでまた新たな”学園モノ”が始まる感じで
    どのキャラも立っているので展開が楽しみです。

    この巻で読者の印象に残るのは能見君と野原君でしょうか。
    能見君のパクリ疑惑の裏で、救われている人もいる
    というのも心憎い演出です。

    子安君だけではなく圭右君も辻本君もそれぞれが葛藤して悩んで、
    「俺はただの友達には真剣な顔してこんなことよう言われへん
    三人でやるのは今日が最後でもええか?」
    「やっぱり俺らは相方にはなれねーんだ 親友だけど」
    の言葉が、キツイけれど優しくもあります。

    0
    2019年09月19日
  • べしゃり暮らし 11

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前巻で、暫定ではなくトリオでやろうと言われた子安君。
    喜びから一転、葛藤と落ち込みが描かれます。

    尊敬する二人から誘われたら絶対嬉しいけれど
    その二人の持ち味はべしゃりで、子安君はべしゃりは出来ない。
    子安君の面白い台本のままにやると、今度は圭右君が
    台本が覚えられないし予定調和になってしまう。
    笑いとしてはやっぱり、合っていないのです。
    本爆さんの「もっとべしゃらないの?」という言葉が
    愛に溢れてるのにとてもキツイ。

    実力がないのではなくてただただ『合わない』。
    だからこそ簡単に諦めることもできなくて辛い展開です。

    0
    2019年07月31日
  • べしゃり暮らし 10

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    静代ちゃんと辻本君が話している一方で
    はるかちゃんと圭右君が話しているシーンがなにげに好きです。
    「お前頭悪い子だろ」「ごめんな」の掛け合いも笑ってしまいます。
    好き同士の2人、だからこそ難しいというのがしんどいです。

    養成所の面接でボケるというのもヨシムラならではなのでしょうか。
    げんこつロデオというライバルが登場します。
    諦めない、しがみつくというキーワードも出てきます。
    お父さんからの退職金は泣かせるシーンでした。

    自己紹介のときにネタをやっても良い、と言われて
    「どうする何か短いネタ」と当然やると言える
    辻本君と圭右君、それにびくびくしてしまう子安君。
    でもネタは作れる訳でやっぱり流石です。
    面接のときに殴られて
    「笑いで返せずすいませんでした」
    と言っていた圭右君が、しっかり笑いで返す成長ぶりもすごい。

    「お前やっぱこのまま一緒にやんねぇ?」
    と圭右君と辻本君の方から言ってくれるシーン、
    子安君の嬉しさを思うとこちらも感動してしまいました。

    0
    2019年07月31日
  • べしゃり暮らし 9

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    芸人を目指す、店も継ぐ。
    見る人が見たら親孝行で自分の夢も追っていて偉いし
    圭右に中途半端だと言っているお父さんも実は、
    店は継がせたい夢も叶えさせたくて中途半端というのが
    人間味があってリアルです。

    覚悟について考えて、看板を見て泣いてしまう圭右が泣かせます。
    舞台に立ちながらごめん やっぱり俺は蕎麦屋は継げない
    と決意するところも恰好良いです。

    「根津、しのぶが好きか? そばを打つ気はあるか?」
    とお父さんが根津さんに問うシーンも
    如何にも頑固親父だけれど情がある感じでしびれました。

    本編とは関係ないですが、ネタの中で
    ルーキーズ100円がドラマになったら300円というのは
    もしかして本当なんでしょうか。笑

    MCフラワーがマイルドになったし飲食店ネタは封印
    というのを聞いて、
    「またうちをいじるくらいしてみろ
    気遣って芸の幅を狭められたんじゃ俺のケジメがつかない」
    というお父さんは筋が通っていて恰好良い。
    実際にこんなライブがあったら、
    もう自然消滅していたと思ったねず花の復活
    そして解散ライブに立ち会えて
    ファンとしてめちゃくちゃ嬉しいと思います。

    はるみさんのやっていたことは個人的には許せないです。
    本人の知らないところで勝手に、というのは酷い裏切りだと思います。
    でも、彼女なりの理由があったことはわかります。

    専門学校へ行くことを決めた圭右君たち。
    才能あるやつは認めていくことにした、と言い切る圭右君が良いです。
    学費免除バトルの為に三人で組もうという話になるのも熱い展開。
    口では無理だと言いつつも、暫定という言葉にがっかりしてしまう子安君。
    新井さんが言う、
    「ネタが作れるやつが自分で演じないなんてもったいない
    何もしないうちから諦めちゃだめ
    可能性は試さなきゃ」
    というのは非常に名言です。
    実際芸人として目が出るかは別として、試さなければ
    きっと後悔してしまうでしょう。

    タイトルを回収するトリオ名『べしゃり暮らし』も
    コマ割り、子安君が考えたという設定
    どれを取っても絶妙です。

    この巻で登場するはるかちゃん、
    初めはどういう子なのか不安に思って読んでいました。
    テレビに出たい、とはっきりしていて
    オモテウラがないし、やっぱり初回から良い子だったのだなと後から思いました。

    0
    2019年07月31日
  • べしゃり暮らし 8

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    中途半端な野郎が大嫌いって何回も言うお父さんの心理を考えると中々心苦しいです。
    中途半端というのは今回の話のテーマでもあります。

    ネットや噂は無責任に独り歩きしてしまいます。
    お店のお客さんが減ったのも
    ただのネタだったのに勘違いして噂をしたのは
    ”善意の第三者”な訳で、同じことです。

    新井さんがお酒を持ってお父さんとサシ飲みしに来てくれるシーンもとても良いです。
    お父さんに頑張りを認められて新井さんが泣いてしまうところももらい泣きしてしまいます。
    店は逃げ道だろうというお父さんの考えも聞き出してくれます。

    しのぶさんと付き合い出して事務所やめたという根津さん。
    本当に真面目で優しい人なのでしょう。
    「わざわざ誰かを貶めなくても笑いは生めるだろ」
    という言葉は正しいのですが、ネタを書いていない根津さんが言ってしまうのはきつい言葉でした。

    謝れずにきた自分を中途半端だと言い、お父さんに謝ろうとする根津さん。
    昔気質だから男と引き合わされる=結婚話だと思ってしまうお父さんの勘違いが最早微笑ましいです。

    圭右君に殴られて少し気が楽になった、謝ってないのに許してもらえるわけないという根津さんの素直な気持ちの吐露も良かったですし、
    花田さんの描写に移っていく展開も素晴らしいです。
    花田さんもお父さんに手紙を何通も書いていて、
    破り捨てられるのを見て、俺たちはもうなにがあっても許されないと思ったというのが泣けます。
    花田さんも本当に辛かったのだなと思いますし
    人を馬鹿にするようなネタはやめる、と
    根津さんが言いだす前から考えていたというところが驚きでした。
    ネタを書いてたのは花田さんだからこそ、余計に自分のせいだと思っていたのでしょう。
    根津さんが、「すまん俺1人が辛い思いをしてると思ってた」というのが二人の絆を感じます。
    花田さんが「新しい相方探せよ」と悪ぶるのも優しいです。
    中途半端はやめると決めた、芸人はやめる、俺の相方はお前だけだから、という根津さんの返しもまた涙です。

    そして二人がけじめをつけようと謝りに来て土下座をしますが
    それに対する「上妻さんへで頼む」というお父さんの返しも、素直に頭をあげてくださいとかあなたたちのせいじゃないのでというよりも
    お父さんらしくて愛が伝わります。

    ちゃんと自分の言葉で言っていなかったから、と
    芸人になりたいとお父さんに言ったら殴られる圭右君
    というオチも、メリハリがあって面白いです。

    0
    2019年07月30日
  • べしゃり暮らし 7

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ラジオのシーンは泣かずにはいられません。
    普段どおりやらないとというのも、それでも泣いてしまうのも、どっちも金本さんらしい気がします。
    こんなの居た堪れないし、実際にはこんなラジオ
    放送されない気がしますが、そこはフィクションですし
    素直に人間ドラマとして感動します。

    圭右君はなんだかんだで金本さんに可愛がられるというか
    とてもラッキーですごいところに立ち会わせてもらっているのだけれど
    本人はそこまで理解していなくて、それでもその中で
    掴み取ろうとしているのがまた高校生っぽくて良いです。

    初めは自分に似てると思ったけど、藤川に似てるという金本さんの台詞が、裏にある感情を思うと
    やっぱり涙せずにはいられません。

    関西弁のことで喧嘩してそれぞれ思うところのあった
    圭右君と辻本君がわかりあえるところも
    相方とは、というテーマに寄り添っていきます。

    0
    2019年07月30日
  • べしゃり暮らし 6

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    描かれるデジきんの紆余曲折。
    片方だけが売れるというのは実際よくあることで
    じゃない方芸人なんて企画が成り立つほど。
    金本さんが自分だけ売れて申し訳ないという気持ちになるのもわかるし
    金本の引き立て役だとマネージャにまで言われて悔しい藤川さんの気持ちもわかります。

    相方に気を遣われるのはやっぱりしんどいでしょう。
    そこから2ヶ月で20kg太って、状況を逆手に取り
    自虐ネタキレ芸で力をつけた藤川さんはすごいのですが
    自信をつけて噛まずにアドリブも出来るようになり
    自分の書いたネタがめちゃくちゃにされていく
    しかもそれでつまらなくなるなら兎も角面白いとなれば
    金本さんが複雑な気持ちになり、二人の間に溝が出来ていくのもわかります。

    コンビを解散するわけでなく、でも仲が悪くなってしまったのはなぜだったのか
    丁寧に描かれています。

    そんなデジきんさんに図らずもまたアシストしてくれるのが圭右君。
    「おやじの仕事はよく見とくもんだ」
    と球ちゃんに言う圭右君の台詞は、圭右君がお父さんを尊敬しているということも透けて見えます。
    「はぐれたんじゃなく逃げたんだろ」としゃがんで話しかけたり、
    「きっと今日出てくる中でお前の父ちゃんが一番おもしれーぞ」
    「父ちゃんを見たくねーならお客さん見とけ」
    とアドバイスして
    肩車をしてくれる良きおにいさんぶりが
    普段から家族思いの圭右君の人となりを表している感じがします。

    裏でモニターで他のコンビの出番を見ながら
    「あかんわみんなめっちゃおもろみえる」
    という藤川さんのボヤキもとてもリアルですし、
    「2LDKにしとけ 優勝したら文句言わんやろ」という金本さんが男前です。

    ワンマンライブのときに
    「この世界にいてへんかったら俺なんかただのチンピラや」
    「うれしいのと楽しいのは違う 俺はお前とやる漫才が楽しいからコンビ組んだんや」
    と金本さんが素直な気持ちを伝え、
    「俺も」となるわけではなくて殴り合い、からの
    「楽しもうや藤川 また昔みたいに漫才楽しもうや」
    という流れは感動しますし、男っていいなと思ってしまいます。

    るのあーるやデジきんが、出番のあとやりきった、と言ったりハイタッチしたりしているのもリアルで
    充実感や興奮状態が伝わってきます。

    時折、作中のネタがつまらないという感想を見かけるのですが
    私はそうは思わないので驚きます。
    文字で読むとそう思うかもしれませんが、この登場人物たちがあの空気感の中で声を張って身振り手振りをつけて言っていたら普通に爆笑できるネタだと思うのですが。
    逆に面白いとされるコンビのネタの台本を文字だけで読んでも、多分実際にライブで見るよりつまらなく感じると思います。
    空気感など含めて、ネタや合いの手などすごくリアルに感じます。

    裸で外歩いてたら凍死する
    寒すぎて死ぬなんてお前らしいやないか
    というネタがまさか伏線にされるとは思わず
    ショックでした。
    折角子供にも認められてこれからというときなのに。

    でも、「おまえそんなことやってたらいつか死ぬぞ」と言っていたことがふいに現実になってしまうときというのは
    こんな感じなのかもしれません。
    冬という季節設定を差し引いても、裸で外を歩いていたら
    普通誰かこうなる前に通報してやれよと思うのですが。

    悲しい展開で、必要だったのかと考えてしまうのですが
    相方とは、コンビとは、というテーマを
    極限まで考えさせられる展開に繋がっていきます。

    今まで悩んで言わずに来たのに、関西弁使うなと
    ついに辻本君が言うのもまたその一貫。
    素晴らしい展開です。

    0
    2019年07月30日
  • べしゃり暮らし 5

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    狙って面白いことを言おうとするとエセ関西弁、
    素のときは標準語になってしまう上妻君。
    それに気づいていて、しかし指摘するのも…と思っている辻本君が
    上妻君を大事に思っていて、面白いと尊敬もしているのだと
    改めて感じます。

    子安君の家庭事情も明かされ、
    上妻君が「俺が唯一心からすげーと思ってるハガキ職人」と
    いうセリフもいいですし、
    子安くんに語りかける言葉にお父さんをとても尊敬しているところがにじみ出ていて良いです。

    主役の上妻君だけでなく、登場人物みんなが魅力的で
    ドラマが描かれているのが本当に素晴らしく
    どんどん引き込まれていきます。

    0
    2019年07月29日
  • べしゃり暮らし 4

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    目指す夢がはっきりっして、すぐにNMCに出ようという行動力が
    それだけで恰好良いなと思います。
    そこで上妻君がかなりやらかしてしまうのですが
    やらかしたなりに彼なりの漫才に対する信念も芽生えているわけで、
    お父さんのお蕎麦に対する思いを尊敬していて
    それと合わせて描かれているところも素敵です。

    デジきんも好きになってしまうし
    子安君のキャラも掘り下げられていき、
    深まっていく人間ドラマに目が離せません。

    お笑いとはなにかということを思わず考えてしまいます。
    唸るほど上手すぎると逆に笑えないし、
    つまらないものはもちろん笑えない。
    そこまで面白くなくてもやる人によって面白くなる。
    お笑いと言ってもネタさえ良ければ必ず笑われるわけではなく
    場が温まっているか、やる方が乗っているかなどでも違うわけで
    お笑いに限らず生で行われるコンサートや演劇などなんでも
    同じことが言えそうです。
    観客が受け止めた瞬間にネタが芸になる。

    次も楽しみです。

    0
    2019年07月29日
  • べしゃり暮らし 3

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    お笑い嫌いという表現が屡々挟まれていた上妻君のお父さん。
    遂に理由が明かされます。
    誰も悪い訳ではなく、誰の気持ちもわかるような
    悔しい理由であり、
    過労死を美談にせず
    「母ちゃん死なせたのおやじだろうが!」
    と上妻君に言わせるところが気持ち良いです。
    お父さんも本当はわかっていて、でも誰かのせいにでもしなければ辛すぎてやっていけなかった。
    人間らしい描写です。

    学園祭のお笑いコンテストに向けて
    「一回しか言わへんぞ。俺と組まへんか?」
    という辻本君が恰好良いし、意地をはっている自分に気がついて
    素直ではないながらも組むことにする上妻君もまた良し。

    玉木君が中々の事をやらかす割には、この後も付き合いの長いキャラになるところが
    本当の悪人はいない森田先生の漫画らしくて良いなと思います。
    社会的制裁は受けたわけですし。

    校長のせいで優勝は出来ないけれど、
    手応えを感じたふたり。
    芸人を目指す、とはっきり上妻君が言葉にするところも恰好良くてわくわくします。

    0
    2019年07月29日
  • べしゃり暮らし 2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    辻本君の過去が明かされる2巻。
    上妻君の勘違いぶりによる伏線も見事です。

    辻本君に感情移入して、上妻君の振る舞いにハラハラしますが
    この辺りくらいからデジきんさんの魅力を深く感じます。
    初めて舞台を見た上妻君の感情を、はっきり言葉で名言しない描写が流石です。

    0
    2019年07月29日
  • べしゃり暮らし 1

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    森田先生の作品の中で一番好きかもしれません。
    絵が上手くて、ストーリーもよく練られていて
    登場人物たちの心の動きの描写も繊細でとても素晴らしいです。

    全巻を通してこの中でネタとして出てくるコントや漫才は
    流石に全てとは言いませんが、声に出して笑ってしまうほど面白く
    こうした芸人さんが本当にいそう、と思わせてくれ、
    まるでドキュメンタリーを読んでいるような気持ちになってしまいます。
    プロの芸人さんを見ていてもつまらないこともあれば、
    ネタ自体はつまらないけれど言い方が面白くて笑ってしまうということもあるわけで
    言い方については読者次第という制限がある中で
    キャラクターの個性を活かし、面白い人が言っているからつい笑ってしまう
    という環境ができています。

    1巻はまだお笑いモノでありながら学園モノでもあり、
    ろくブルやROOKIESが好きな方も馴染みやすいのではないでしょうか。
    じっくり上妻君や辻本君たりのキャラを描いてくれる巻です。

    0
    2019年08月02日
  • ろくでなしBLUES 1

    また読み返したくなって

    昔、父が読んでいたので一緒に夢中になって読みました。
    ふと読みたくなってダウンロードしました。

    不良漫画ですが、読んだ後に心が暖かくなる作品です。

    0
    2017年07月29日