森田まさのりのレビュー一覧
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ネタバレやはり構成が最高だなと思います。
たとえば火事のことは、啓示さん視点で読者は真実を知りますが、
中西さん視点の子安君たちは知らないというような
展開の仕方が秀逸です。
奈々ちゃんが戸惑う気持ち、共感します。
嫌とかそういうことではなくて、兎に角戸惑ってしまう感じなのでしょう。
岩隈君の登場、思いがけず嬉しかったです。
自分が不幸やとおもたとたんにそれまでの人生が全部意味がなかったように思えてしまう
俺は絶対売れたる今までの人生全肯定じゃ
というのが恰好良いし、これが後々内川君のお蔭で出てきた言葉だったとわかるところがまた感動です。
潤三さん、まだ犯人だと思っていた段階でも
YCAに口利きを -
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ネタバレ覚えが悪い本読み下手な圭右君。
この気まぐれな天才のボケをスボテ受け切って笑いにする、自分以外の他の誰にもできない自負があるという辻本君のくだり、恰好良いです。
俺らの持ち味なんだからしょうがない、と能天気かと思いきや、
「俺も他の奴が相方だったらもっと慎重にやるかもしんねーけど」
と圭右君に言われたら当然嬉しいしプレッシャーも倍増するでしょう。
るのあーるがNMCの出番が終わったら「ケツがあるんで」と帰ろうとするのがなんだかリアルです。
そして梵さんが「決勝まで勝ち上がってこい」とべしゃりに言い、更に「やっぱり俺べしゃりだけ見てく」と残るのもすごくいい。
その後の
「べしゃり陥れて嬉しい -
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ネタバレ上原さんが仕切れるようになって梵さんがボケられるようになって
というるのあーるの成長ぶりが頼もしいです。
ここで満足してない、大丈夫じゃないですかね、と城島さんが言うところも良いです。
時々、書かれているネタがつまらないという感想を見かけますが
かと言って毎回読者に想像させるということで無音展開だと尚更つまらないし
こうしてNMCの回でも演出として無音のシーンが使われるからこそ効いてくると再確認しました。
玉木君と梅垣君、なんだかんだで続けているのはなにげに偉いと思います。
モテたいという理由だとしても、玉木君は相方を変えてでも続ける気があるわけで、ぶれてないのはすごいです。
NMCの予 -
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ネタバレウィキペディアに自分で書き込み、トークだけは苦手で
と恰好をつけている梵さんは褒められたものではないのですが
なによりそれを梵さんが自覚しているところが苦しいです。
先輩のサインを売ろうとはしますが、未遂で自分のサインを売っただけなら、ぎりぎりのところで踏みとどまれたということで良いのでは。
スワロフスキーの館山さん、かなり良い人だなと思います。
「金ないんだろ送るぜ」と声をかけてくれますし、
「苦しいのを妹のせいにしちゃ情けねーよ」
とはっきりも言ってくれます。
「本当はこれが精一杯なんだろうなって見てりゃわかる」
と言われて、梵さんとしては本当に全てが終わった気持ちでいたでしょう。
「何 -
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ネタバレ遠回りしたけどたどり着いた本物の夢の入口、と三人がやりきった表情なのがとても良いし、
ニップレスとべしゃり暮らしが売れなきゃ作家やめてやるという台詞もなかなかぐっと来ます。
代役辞退しろと言ってくる先輩がちょっとむかついてしまいます。
多分悪い人ではない、というキャラなのでしょうが。
文句があるなら決めた人に言えばいいのに。
そしてその後は汚い大人の世界が続きます。
嫌になるほどリアルです。
正義を貫くなら告発かもしれないけれど
折角優勝したのに、と大人たちからの圧力を受けて
まだ十代なのに。
どうしようもない中でもせめて謝ってもらおう、はるかが可哀想
という静代ちゃんもとても良い子です。 -
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ネタバレ静代ちゃんと辻本君が話している一方で
はるかちゃんと圭右君が話しているシーンがなにげに好きです。
「お前頭悪い子だろ」「ごめんな」の掛け合いも笑ってしまいます。
好き同士の2人、だからこそ難しいというのがしんどいです。
養成所の面接でボケるというのもヨシムラならではなのでしょうか。
げんこつロデオというライバルが登場します。
諦めない、しがみつくというキーワードも出てきます。
お父さんからの退職金は泣かせるシーンでした。
自己紹介のときにネタをやっても良い、と言われて
「どうする何か短いネタ」と当然やると言える
辻本君と圭右君、それにびくびくしてしまう子安君。
でもネタは作れる訳でやっぱり