矢沢あいのレビュー一覧
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ネタバレ考えられる限りの最悪のピースが揃っていく。
ノブはいつかこの”レンの曲”を再現することができるのだろうか。
サーチの連中は本当にクズだが、倉田はまだこの中ではまともだ。
成田もクズ。お前が薬を渡したことも要因のひとつなのに、
まるで善意の第三者のように泣いているのが腹が立つ。
タクミは冷静だな。
タクミとヤスがいなければ、トラネスとブラストは存在しなかったし、継続もできなかっただろうと思う。
平気でざっくり酷いことを言うタクミだけれど、
飛行機に間に合うよう奈々を急かしてちゃんと一緒に連れて行くし、
奈々のトランクを持って肩を抱いているのが頼れる。
ヤスがラジオ出演中のナナを空港に連れていけと銀平に怒るのが、いつになく余裕がないということなのだろう。
足がもう無いことを美雨が調べてくれて、それを見て冷静になれて
大阪へ行くことを決断できたのだと思う。
タクミはトラネス城の中で他に頼れる人もいなくて辛いな。
戻ってこいという連絡だと思い込んで何も知らないレイラが能天気過ぎて腹が立ってくる。
ナナが大阪でみんなからシャットアウトされて知らないのとえらい違いだし、
なのにナナを差し置いて先に面会して泣いているのも苛立つ。
あたしも大阪に行く、と言い出す奈々には泣いてしまう。
奈々と名前を呼んで落ち着かせようとするノブが本当に優しい。
レンを引き止めていたら、と奈々が泣くのが辛いし、
ノブが悪くないとはっきり言ってくれて少しほっとする。
身元確認にも行こうとするのが男だと思う。
泣いていた奈々が、膝を抱えて一人で震えているシンを抱きしめに行くのも泣けるシーン。
奈々が大阪へ行かなかった自分を責めていたけれど、
期待しているナナの前にナナが顔を見せたら
ナナは喜ぶし、その口からレンのことを伝えられたら
あまりにショックだと思うから、これで良かったのかもしれない。
ヤスと美里でもサプライズだと思った訳だし。
流石のヤスも、ナナにかける言葉が無いよな。
ノブだって自分のヒーローだったレンを亡くしたのに、
ヤスとナナのことを思いやって、奈々にも気遣えて
しっかりしているし優しい。
『なるべく』はどれくらい、と自問する奈々のモノローグが苦しくなった。
今でのようにレンが帰ってくるまで、という訳にはいかないのだ。
奈々に「おまえは出るな」と声をかけるノブも、
敢えて出て盾になろうとする奈々も優しくて強い。
『昨日までの設計図はもう使えない』という言葉も辛い。
ナナに謝ろうとするレイラをシンちゃんが止めてくれて良かった。
あんなに泣いていたのに、ここぞというときはしっかりしている。
レイラはショックを受ける資格もないとすら思ってしまうので、
そんな彼女をタクミが助け起こそうとしているのがちょっとモヤッとしてしまった。
木下が誕生日プレゼントを届けてくれたのは良かった。
今はまだ開封する気にもなれないようだけれど、
いつかナナに届いて欲しい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレシンちゃん、レイラさんに別れを告げられて
やさぐれたあまりの結果なのだろうか。
自分の代わりがいると思わせるよりマシ、というヤスの考え方は好きだし、
関係性よりシン自体を重んじた結果なのだろうな。
なんだかんだでタクミがレイラに電話したり、
奈々を車で送ってあげるところがちゃんと愛を感じるし、
レイラとシンを追い詰めたのは自分だと思っているのはちょっと意外だった。
折角のツアーを潰されて怒るのは当り前だけれど、
シンのことを心配していないナナは確かにちょっと冷たい。
でもヤスの気持ちに気がついて、自分がソロでこの世界への足がかりを繋いでおくことで
ブラストを潰さないと言うところが恰好良い。
707号室からの新たな旅立ちに、必要なものはなにもない、
上京してきた時のまま全部間に合っている
という描写も好き。
タクミがカップラーメンが嫌いで食べる位なら自分で作る、というくだりを見て、
料理上手な奈々に惹かれるのはそういうところもあったのかなと思う。
お姉さんが思っていた以上にできた人だ。 -
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ネタバレノブの「来てくれたんだ。ありがとう」というメッセージは泣ける。
本当に嬉しそうに笑うし、しかもシンの為だし。
タクミの態度との対比がきつい。
タクミが怒るのも分かるのだが、ナオキに誘われたのだし
一言挨拶くらいさせて欲しい。
こんな時でもヤスは頼りになるな。
硝子の破片を気にする癖に無理矢理するタクミが
多分本人は悪気もなくて子どもなだけなのだろうけれど
そういうところは無理だなと思う。
所謂DV体質だ。
百合は浅はかだし我儘過ぎる。何故ノブを叩くのか。
顔を合わせないようにと気を遣っていたヤスが
やっぱり安心感がある。
タクミの帰りを何事もなかったように待っている奈々が
強くなったなと思うし、ナナに頼ってもらえなかった
と思っているところだから余計嬉しくなるだろうし、
「愛してるって言ったの」がど真ん中に入るのも分かる。
「一人でいるのと一人になるのは違う」というヤスの言葉は印象的。
毎日幸せではなくても昨日と今日は幸せ、希望を捨てなければ明日は来るという奈々のモノローグも好きだ。 -
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ネタバレヤスからのメールに親展と書いてあるのに、ナナに見せてしまうあたりがハチらしい。
ヤスがどっちも挑発しているのも良い。
策略じゃない、わからない?俺のアホさ加減がという言葉の意味、
流石のシンちゃんにもわからなかったか。
レンがヤスとだけ連絡を取っていたのは、ノブにも合わせる顔がなかったから。
「あたしもあの家に戻ってもいい?」や
こんなはずじゃなかったと真っ赤になって小さくなるナナが可愛い。
タクミにおかえりと言われて泣いた理由が、
ナナの用意してくれたご褒美だと分かったからというのがハチの可愛いところだと思う。
淳ちゃんの家のトマト、食べてみたくなる。
モーニングコールしてくれるヤスが、本当に人間のできた人。
クビになるのは当然だし、現実にこんな仕事の仕方をされたら、甘いどころの騒ぎではない。
ただ、似合いもしないのに、この仕事を選んだのはおしゃれだとか、そういったミーハー理由はもちろんあったが、章司との時間を増やそうとしたのも理由だったわけで
元々章司以外の夢も目標もなかった訳だから落ち込むのはまぁわかる。
そんな時に推しから電話がきたらそれは夢みたいだろう。
自分に夢がないからこそナナたちが眩しく見えるし、
ただの同居人だけれどその片鱗にいる訳で
同じ光の中にいたいと思うのも仕方ない。
”夢みたいなキスで夢から覚める”という描写が秀逸だろう。
一度限りの割り切った関係だと言い聞かせているのに、
ツアーが終わったら会いに行くとか連絡先を残されたら期待してしまう。
始まり方が始まり方なだけに、ナナに知られたくないハチの気持ちも分かる。
章司のことを話題に出せるって事はちょっとは吹っ切れた? と言ってくれるナナだからこそうしろめたい。
もう一度歌って、という終わり方がやはり悲しい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ章司を待っている時、ナナが上着を貸してくれて
素直になってハチが本心を言いながらストールを貸すシーンが
この後待っていることを思うと切なくなる。
ナナは自分のことのように怒ってくれて
「取り返せ」と言ってくれて、いらないと言われたら
寄り添ってくれて。
淳子は心配して来てくれた割に言う事キツい。
確かに奈々も反省するべき点はあるにしろ、それで浮気されても仕方ないとはならないし
説教をするのは今ではなかろう。
京助が淳子に突っ込んでくれてちょっとすっきり。
神様がナナの為に用意してくれたチケットという響きが好きだ。
ブラストの東京での初ライブが恰好良い。
ハチは気を取り直して、お客さんが帰るのも阻止しようとしたのに
ナナは美里に取られるしスーパーで幸子を見てしまうし気の毒だ。
ジャクソンもスーパーも行けなくなる。
なにげに左手薬指に指輪をしているところも、
ふたりは仲良くやってるんだなと思わせる。
ヤスの家の外に立っているナナの描写もきゅんとなる。
ナナはナナで、怒られてどうしていいかわからなかったのだろう。
八つ当たりだと認めてナナにも美里にも謝るのがハチの良いところだ。
シンが、聞かなかったことにしたほうがいいのかと思って、というのが大人。
そこがかわいいんだよ、ハチはとあっさり言えるところも。
それにしてもハチは仕事の後に聞きに行けばいいのに、いい根性している。
お局様と言われているが、坂上さんは単に普通の社会人では。
奈々が素直で優しいのは本当にそう思う。
ごめんね。能天気にいろいろ聞いて、と言えるところとか。
「知っててあたしを連れてきてくれたんだね。ありがとう」
とナナが言ってくれるとは思わなくて、ぐっときた。
祈ったのに、という終わり方が悲しい。