串田孫一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本を私はとても気に入っている。
再読もしたし、植物のリストも作ってその姿を写真でチェックもした。他にも色々たくさん書き出したし、付箋も貼った。それでもまだこの本に対して納得がいっていなくて読書感想として日記にあげていなかった。
3回目を読んでもっときちんとした感想をまとめてから日記を書こうと思っていたのだが、とりあえず一度読んだ本ということで載せることにした。
串田さんの本をいくらも読んでいない私だけれども、私はこの本がいちばん好きだし、いい、と思った。
また読みたい(読まなくてはいけない)とも思っている。
何がそんなにいいのかというのをざっくり大きくひと言で言うと、この『光と翳の領域 -
Posted by ブクログ
この本に書かれていることは、登山の経験が無い人には想像することが難しい部分もあるかもしれない。山という自然の中での経験が、串田さんの思想に大きな影響を及ぼしていることは疑いようがない。それを都会の真ん中でこっそりと覗かせてもらっているようなそんな気持ちになる。たまに意味するところが分からないこともあるけれど、それでも別に良いと言われているような気もする。通りすがりで良いと、そんな風に。
この本を読んで終始感じていたことがある。私の心の中にある普段は滅多に訪れることの無い場所に仙人みたいな人がいて、その人が話しかけているような、そんな感覚になるのだ。その場所は森のような草原のような、とにかく都 -
Posted by ブクログ
考えること、見ること、知ること、疑うこと、作ること、笑うこと、運命、孤独、悲哀、嘘、羨望、嫉妬 について、著者が分り易くエッセイで語る。定義でもなんでもない。著者の優しさが伝わってくるような文章が多い。それは鳥、動物、花などが度々登場し、それらの気持ちを忖度するような文章に表れている。「嫉妬」の中で印象に残る言葉は「恋する人は肉体をも勿論求めるでしょうが、それ以上に心を求めている」「想い出」は話すときになると幾らでも粉飾をほどこすことが出来る。想い出は秘められたままがよい。外へ出されるときは慎み深いのがよい」は至言である。「手紙」では詩の勉強へのアドバイスとして、「自分の日記や手紙をていねいに