江頭路子のレビュー一覧
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【ママ評価】★★★★
水彩絵が綺麗。
野草をはじめとする草花が青々しく生き生きと描かれていて、散歩で身近な緑の美しさに出会った時のよう。
温かみがある可愛らしい絵とリズミカルな文が印象的。
タイトルの字体や色合いからも優しく品のある雰囲気が漂う。
短めのシンプルな文で、主人公の女の子目線で進んでいく。
当たり前の何でもないような日常を子ども目線で描かれているので、子どもは共感できるだろうし、親はほっこり楽しめそう。
【息子評価】★★★
「またとんでっちゃったの〜?」と笑いながら読んでいた。
息子より幼い子向けの絵本だからか、ちょっと物足りない感じだったかも。
サラッと読んで終わった。
3歳1 -
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えがしらみちこさんの「おさんぽ」シリーズ(幼年向け)の秋バージョンは、表紙や見返しのはらはらと舞い落ちる、紅葉したものもその途中であるものも含めて、子どもにとって色鮮やかな落ち葉自体が宝物とも思われる中、散歩のきっかけは女の子と猫が窓から見上げている、扉絵のひつじ雲の群れに誘われるようでもあった、そんな「あきぞらさんぽ」に『じゅんびできたよ いってきまーす』。
秋といったら、やはり赤系統の色だろうなと思われたが、えがしらさんの水彩は落ち葉同様に、緑の残る部分も併せて柔らかく描くことによって、より紅く色付いた部分の美しさを際立たせる効果があるようで、女の子の服装も、お気に入りの緑色のセータ -
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女の子が春のお散歩をする。
植物や生き物など春のモノがいっぱい描かれている。
水彩で描かれた明るくとても優しい絵。
【ママ評価】★★★★
とっても可愛らしい絵。
ページをめくるたびに春がこぼれ落ちてくるような、優しく柔らかい雰囲気でいっぱい。
メイちゃんみたいな女の子が愛らしい表情で、女の子特有のの可愛さみたいなものが伝わってくる感じがする。
花がいっぱい描かれていて素敵。
ちょっとした散歩のような気軽に読める絵本。
【息子評価】★★★★
女の子のヒザが赤いのをやたら気にしていた。
大人はそういう表現だとわかるけど、子どもにとっては「あかい!けがしてる!」と感じるらしい。
確かにね。
「あ -
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えがしらみちこさんの柔らかい水彩による自然の瑞々しさと、女の子の素直な反応が魅力の「おさんぽ」シリーズ(幼年むき)、今回は夏バージョンです。
女の子にとっての楽しいお散歩は、出かける前から始まっていて、今回も鏡に向かってお気に入りの帽子をあれこれと調整している姿は、とても嬉しそうで微笑ましく、更にポシェットにハンカチを入れて靴を履いたら、準備できたよ、いってきまーす。
さん さん さんぽ
いち に さん
と、リズム感のある文体に乗って始まったお散歩、今回は帽子が案内役みたいで、最初は風に吹かれていたそれも、なぜかぴょんぴょんぴょーんと跳ね出す絵本ならでの不思議な面白さもある中、やっ -
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えがしらみちこさんの描く子どもの絵は、何度見ても、思わず微笑んでしまうような、淡い水彩の素朴さもあって、心をほっと和ませてくれる、そんな安心感に満ち溢れていて、教科書の挿絵を多く手がけているのも納得の親しみやすさです。
それは本書に於いても、女の子の柔らかく丸っとした頬や、赤みがかったひざ小僧の愛らしさに加えて、体全体でめいいっぱい表現する健気さには、思わず絵本の世界に入り込んでしまいそうな一体感を覚えます。
お気に入りのワンピースを着て、新しい靴をはく様子から、女の子の散歩に対する大きな期待感を抱かせられて、それは、何も無い殺風景な玄関から一変して、目にも鮮やかな緑が一面に広がる自 -
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秋田県秋田市の小6の清水穂乃香と、長崎市の小6の吉野耕治の手紙のやり取りで、ほのかがコウジに送った4月の手紙から始まり、中学生になったコウジから送られてきた4月の手紙で終わる。全てが手紙文で成り立っている。
ほのかは、作文全国コンクールで優秀賞をとったコウジの作文をインターネットで、読んで小学校気付で、コウジに手紙を出す。気になっている場所の長崎に住むコウジの作文を読んだ事を、運命と感じで、書いたという。用件は、その気になっていた事、ほのかのお母さんが、若い時に一生思い出に残る奇跡みたいな事、それが長崎での事なので、調べたいので手紙を書いたとの事。驚きながらも返信するコウジ。それから、お母さん