夏野剛のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネットだろうがリアルだろうが、身の丈にあった経営が必要っていうのは同人にも言えると思ったw
あくまでネットは道具であることを認識して、もっとアクティブに活用していくべきだ。それができない経営者は退くべきという厳しい論調。
でもIT先進国である日本の将来は、やり方次第でよくなるという明るい展望をメインに書いてた。
iモードを立ち上げただけあって、経営する側がITインフラを活用する必要性の論じ方は重みがあった。
IT最高!的な論調の本では珍しく、テレビ・新聞など既存のマスメディアとネットは両立しうるもので、むしろ相乗効果が期待できるという話もしてた。
ITやウェブを冷静に捉えて、振り回されず、あく -
Posted by ブクログ
i-modeやおサイフケータイの生みの親、夏野剛が書いた本。
何もないところから自分のビジョンに従って、価値を作る日本で数少ない人の一人なんだなって改めて感じた。
多くの評論家が口だけだったりする中で、docomoという巨大な企業を引っ張り、i-modeやおサイフケータイというdocomoに欠かすことの出来ないインフラを作り上げた夏野さんはホントにすごいと思う。
Googleの広告事業のように強固なインフラを作り上げた功績は、ホントに偉大だと思う。
何時か何処かで会えたらいいな。
内容は時事問題や過去の夏野さんの経験に対しての考え方=思考法がメイン。 -
Posted by ブクログ
iPadのアプリ版で読む。電車および飛行機の中で読んだが、特に目の疲れもない。文字の大きさも縦書き横書きも変更できる。実際にはあまり使わなかったが、目次から飛べたり、脚注がリンクになっていたり、紙の本よりも便利に読める。しかも安い(600円)。電子書籍化はこれから進むんだろうなと実感した。
本の内容は、日本は変わらないといけない、ということで、会社、IT、メディア、リーダー、政治、についてここは変だという点を指摘して、どう変わるべきかと提言するという形になっている。競争社会肯定の面から正論が積み重ねられている。正論という意味で新鮮さはあまりないのだが、夏野さんのポジションは明快。個人的にも賛 -
Posted by ブクログ
題名に惹かれて購入しました。
非常に読みやすく、あまり時間がかからずに読めました。
内容も解りやすく丁寧にまとまっているように感じました。
現状の大多数の経営者がITを理解しておらず、無策、安易な気持ちで皆がやっているから、うちもやろうと言う状況が多く、それではITの事業は間違いなく失敗しますよ、と言うことの訴えと理解しました。
またTVや新聞と言う媒体が変化していないと言う危惧や何故それが出来ないのかと言うことも辛口で訴えていました。
その中でネットでの消費者の取引金額も概算で記載してあり、全体の取引額から見るとあまりに少額で、正直これだけ?
とびっくりしましたね。
反面まだま -
Posted by ブクログ
日本の大企業が苦戦している原因を述べた本。著者は「複雑系」という言葉をキーとして説明しているが、社会は常に複雑であって変化していると思うので、特に、今になって状況が変わって社会が複雑になったという著者の考えとは違うが、言いたいことは伝わってきた。特別なことを言っているわけではなく、得るものは少なかった。
「日本企業が間違っているのは、「仕事のシーンと、休暇のシーンを完全に分離させてしまう」こと。たとえば、社員が休暇中に何かのアイデアをひらめき、すぐに別の社員に連絡を取りたい場合も、自宅から会社のメールソフトにアクセスできない、というケースだ。これでは逆に、社員の自由な活動を会社が妨げてしまう