【感想・ネタバレ】グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業のレビュー

あらすじ

ウェブ2.0、クラウドコンピューティング――。ネットには次々と新技術が生まれるのに、日本ではなぜか、なかなかビジネスに繋がらない。その理由は、グーグルが提供する検索エンジンや広告ツールに依存し、アマゾンのトップページやレコメンド機能を表面だけ真似して満足する、そんな企業が多すぎるからだ。自社の本来の強みを忘れ、ユーザー意識が抜け落ちているビジネスがうまくいくはずがない。iモード成功の立役者が、ネットビジネスの本質を指し示す。

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Posted by ブクログ

この本の趣旨は、・所詮、ネットは、ビジネスツールの一つである。・したがって、ネットを使ったビジネスを行う前に、まずは本業をきっちりすべきである。・いい加減なユーザビリティのホームページなど薬害あって一利なし。・ネットでしか出来ないビジネスは、その参入障壁の狭さ、グローバルな競争相手の出現など、非常に厳しい環境におかれる。・それでもやるなら、一番乗りを目指すべきである。・一番乗りできなかったのならば、一気に一番手を抜き去るストラテジーが必要である。・日本では、ネットビジネスがなかなか軌道に乗らないが、日本の労働者のクオリティを考えればやり方しだいでいくらでも伸び代がある。などなど。 内容のバラエティのみではなく、その深さにおいても非常に参考になる点が多い。ネットビジネスに興味のある方のみでなく、現在に生きるすべてのビジネスマンにお勧めしたい。

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2018年10月23日

Posted by ブクログ

ブレがなく明確で読んでいて気持ちがよかった。そしてやる気が出てきた。しかし日本の現状や会社の姿を想像すると、悲しくなってもきた。それはやっぱり今のトップではなんとなくダメっぽいのに気付いてしまっているからだろう。でもそこで悲観してはいけない。自分で何とでも出来る時代なのだから。

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2011年02月17日

Posted by ブクログ


○ウェブ広告
・国内パソコン、ケータイ広告市場
2002年 575億円
2007年 3790億円
すさまじい勢いで伸びている


○アメリカメディアは、ネットと連携している

・NBCとNewsCorpのジョイントベンチャーHuluは、
2007年「Hulu」を立ち上げた

・CBSは、人気番組「スター・トレック」「ビバリーヒルズ高校白書」
をYouTubeで配信した


○国内テレビの行く末
・必要なときにテレビ局のサーバーから番組をダウンロードしたらどうだろう。
その方が、視聴者にとって使い勝手が良さそうだ
・ダウンロードできるコンテンツ全部に広告を出せばいいだけの話ではないか。

⇒本当にその通り!!だと思う!!


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2019年05月06日

Posted by ブクログ

インターネットビジネス参入に対する理解が無い経営者に対する夏野剛の怒り?を感じる一冊。めっちゃ正論。本が発売された2009年から4年立ちました。eコマース状況はあまり状況は変わっていない...かな?

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2013年09月09日

Posted by ブクログ

「ウェブサービスを作るなら、リアルの店舗と同じぐらい徹底したサービスを追求しろ!」という熱いメッセージを感じた。

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2011年02月11日

Posted by ブクログ

ネットだろうがリアルだろうが、身の丈にあった経営が必要っていうのは同人にも言えると思ったw
あくまでネットは道具であることを認識して、もっとアクティブに活用していくべきだ。それができない経営者は退くべきという厳しい論調。
でもIT先進国である日本の将来は、やり方次第でよくなるという明るい展望をメインに書いてた。
iモードを立ち上げただけあって、経営する側がITインフラを活用する必要性の論じ方は重みがあった。
IT最高!的な論調の本では珍しく、テレビ・新聞など既存のマスメディアとネットは両立しうるもので、むしろ相乗効果が期待できるという話もしてた。
ITやウェブを冷静に捉えて、振り回されず、あくまで自社の理念に則って使っていく会社がもっと増えればいいのにね。

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2010年09月25日

Posted by ブクログ

題名に惹かれて購入しました。
非常に読みやすく、あまり時間がかからずに読めました。
内容も解りやすく丁寧にまとまっているように感じました。
現状の大多数の経営者がITを理解しておらず、無策、安易な気持ちで皆がやっているから、うちもやろうと言う状況が多く、それではITの事業は間違いなく失敗しますよ、と言うことの訴えと理解しました。
またTVや新聞と言う媒体が変化していないと言う危惧や何故それが出来ないのかと言うことも辛口で訴えていました。
その中でネットでの消費者の取引金額も概算で記載してあり、全体の取引額から見るとあまりに少額で、正直これだけ?
とびっくりしましたね。
反面まだまだ大きく伸びる市場だと言うことも間違いないですね。
広告もネットが益々増えますね。
この本の最後の締めくくりは、経営者の方に是非読むか、伝えたい内容に思いました。

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2010年03月18日

Posted by ブクログ

クリティカルマスという概念を初めて知った。好循環の図式も分かりやすくポジティブフィードバックがあれば採用にも強くなりそう。

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2022年03月16日

Posted by ブクログ

タイトルほどのインパクトは感じなかったけど、読みやすくて良い本だとは思いました。

初版が2009年の本なので、情報に真新しさはなかったものの状況にそんなに大きな変化はないよな。
本書の中でもイノベーションはないだろう、と。

大きな変化はないけれど、情報にツールにが玉石混交でごちゃまぜになってるので、小さな便利と流行りはこれからもどんどん生まれるだろうな、という読後感想。

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2015年05月27日

Posted by ブクログ

刺激的なタイトルだが、内容は結構ありきたりだったりなのが残念。
ただ、著者の夏野さんの人間性というか本音のようなものが見え隠れするところが、個人的には好感が持てた。
もしかして、ドコモでiモードは自分の手元を離れ別の育ち方をしてしまったところに心残りのようなものもあるのだろうか。勝手な気のせいかも知れないが。
大企業だから出来たこと、大企業だから出来なかったことのせめぎ合いの産物が今のiモードなのだろうか。
本書とは直接関係ないこともいろいろ考えさせられた。

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2014年10月16日

Posted by ブクログ

iモードを手がけた夏野氏が著者。

要はウェブはツールであって、それありきでビジネスをするのはダメだということ。ウェブで何が出来るからスタートするのではなく、顧客にこれを提供したいから、じゃあウェブをどう使おうかという発想にならなければいけない。

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2013年02月11日

Posted by ブクログ

キャッチーなタイトルに惹かれて古本屋で200円(!)で購入。

タイトルほど過激な内容ではないような内容だったかな。
流れの速い業界で、本書が出たのが2009年なので、ちょっと古いのかな?とも
思いましたが、本質をついていることも言ってて、それなりに為になった。

「ウェブとは、単なるツールであることを認識せよ」
という部分が一番印象に残ったところ。

ベンダー側の立場としてこの言葉は充分に認識しておかなくてはならない
と思った。技術ありきでビジネスを考えるのではなく、
ビジネスの根幹は何か、というのをまず理解しなければいかねい、ということだ。

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2012年04月01日

Posted by ブクログ

好きなことをやる、できることをやる、当たり前のことをやる。もっともな気もしますが、現実にそれができていない人や企業が多いということかと。

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2012年02月23日

Posted by ブクログ

中古で100円だったので「夏野剛」さんとはどんなこと書くのか興味本位で購入しました。

結論として、評論家のようなことばかりかいてあるが、20代の私には同意出来る点が主張として多いので面白いと思えました。
そして、ITはツールでしかないことを再認識させられました。
また、考えてみれば40代でありながらネットリテラシーがある人なので、そこら辺の大人より好感抱けるのは至極当然だとも認識しました。
疑問としては、夏野氏の主張を実践している企業がどの程度あるのか?思いました。

全体として、「日本・ウェブビジネス」が中心の本で、その未来から現状の問題点の指摘が多くを占めている気がしました。
結構わかりきったことが多かったので、それだけ「当たり前」が出来ていない現状が日本社会には多いのではないか?と全体から感じました。

学び
・SNSは出会い系(同じこと思っていた)
・「裸を前提としたビジネスをすれば問題ない」
・「興味」が生み出す付加価値
・ブランディングという意味で、ウェブ以外の媒体は効果が怪しい。
・ツールを使えていない人には無理強いはしない。(このスタンスはなかったかも・・・)
・「議論を尽くしても結論は出ない」

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2010年12月26日

Posted by ブクログ

2010/10/18
夏野氏の著書は初めて読んだ。
twitterでフォローしてからかなり考え方に興味があり、手にとってみた。
やはり従来のやり方にとらわれない考え方、実行力のある人なんだなと思った。
一段と興味がわいた!

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2010年10月18日

Posted by ブクログ

ドコモのiモードを立ち上げた夏野剛氏による、日本のウェブビジネスの批評。タイトルは煽りくさいが、書いてあることは至極全うな意見。ウェブでもリアルでも、ビジネスの本質は変わらないのに、ウェブビジネスを立ち上げただけで終わってしまったり、自社の既存のビジネスがウェブに侵食されることを恐れている経営者が多すぎる。←これ、どこかの某経済新聞なんかもピッタリ当てはまりますね(笑)

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2010年09月30日

Posted by ブクログ

ウェブを直視しろよ本その一。タイトルほどの毒はない。まっとうすぎて特に異論を挟む余地がないが、それゆえに面白みにかける。読者対象は普段ネットから離れてる高齢者でしょうな。

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2018年10月20日

Posted by ブクログ

タイトルから想像するようなことはあんまり書いてない。
でも、Webビジネスに関する「ふつーにいいこと」が書いてる。

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2010年09月08日

Posted by ブクログ

docomoのiモードを生み出した夏野氏が、ウェブビジネスの先進性を語りまくり、旧世代ビジネスをこき下ろす一冊。目次が下揃えになっていて超醜い、いや見にくい。

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2010年07月12日

Posted by ブクログ

割と、硬派な本である。
ただし、目新しいことは書いていない。
この手の本によく書いてあるようなことが書かれています。

『当たり前のことを当たり前にやる』
『まずは、実店舗でやっていることから着手する』
『ウェブとは、単なるツールであることを認識せよ』
『参入障壁が低いからこそ手抜きはできない』
んてね。

しかし、逆に言うと、ネット営業初心者が読むにはピッタリかも。
初めてネット戦略に取組む人が陥りそうな失敗や勘違いが列挙されていますから。

私自身、この手の本はよく読んでいる方だと思うが、それでも気合が入りました。
ネット営業に興味がある人は読んで損はしません。

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2010年05月08日

Posted by ブクログ

まぁまぁ面白い。タイトルはちょっと大げさ。日本にウェブのビジネスについての批判が中心で、いい意見だとおもうけど斬新なのは無い。あと何でわざわざ難しい言葉を使いたがるのかなぁと思った。

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2010年04月19日

Posted by ブクログ

基本的には、もう分かりきっている内容であり、あまり新しい知識は得られなかった。PCの使い方も覚束ない、ネット初心者の経営者さんにとっては、参考になるかもしれない。

□インターネットとは
単なるインフラ。
経営者がネットに無知で、なんでもネットでやれば儲かる、ように勘違いしてる。

□Web2.0で生き残っているサービスとは
新しい価値を創造するものだけ。
ネットはより本質的であり、ネットユーザーは、自分のやりたい事に忠実である。
分業体制では、良いものは作れない。強力なリーダーシップを持つリーダーが、横串を通す。

□日本とアメリカのリーダーシップの違い
日本は、みんなの意見をまとめて集約する「和」のリーダーシップ。
アメリカは、皆を一つの方向へ引っ張る。違う意見を持つ人は、良い意味で排除する。
目の前の現実よりも、未来を見据える事が重要!

□Webサービスの特徴
Webは参入障壁が低い。自分が一番になったら、とにかく全速力で進むしか無い。
サービスで生き残って行くには、興味がある事をやる事!
価値と価格が妥当ならば顧客は金を出す。
クリティカルマス(No.1)になって、初めて旨みが出てくる。

□Webとマスのマーケティングの違い
マス広告は、ブランディングに向いている(いつでも、誰に対しても、単一のメッセージを流す)
Web広告は、効果測定の精度が非常に高く、個人に特化した広告が打てる。
インタラクティブ性をもって、次から次へと手を打つ事が必要。

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2010年03月06日

Posted by ブクログ

ウェブまわりのビジネスの概観について。
書いてあることは斬新ってわけではないけど、基本的なビジネスの仕組みと問題点、今後の動向がわかるかと思います。

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2010年01月02日

Posted by ブクログ

● そう、「広告効果がない」ということまで広告主が数値を含めて把握できることが最大の問題なのだ。

● 権限と責任をきちんと与えなければ、新しい付加価値を持ったサービス、新しいサービスというのは生まれない。

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2009年10月21日

Posted by ブクログ

Webビジネスで気をつけなければならないのはユーザは企業の態度を大目に見てくれない。当たり前のことだが、企業側にいると忘れてしまう。しかし対応を誤ったら炎上してしまう。
日本の将来はまだまだ明るい、という筆者のメッセージが伝わってくる。
この人は、もっと謙虚に文章を書くとよいですね。

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2009年10月07日

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