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ウェブ2.0、クラウドコンピューティング――。ネットには次々と新技術が生まれるのに、日本ではなぜか、なかなかビジネスに繋がらない。その理由は、グーグルが提供する検索エンジンや広告ツールに依存し、アマゾンのトップページやレコメンド機能を表面だけ真似して満足する、そんな企業が多すぎるからだ。自社の本来の強みを忘れ、ユーザー意識が抜け落ちているビジネスがうまくいくはずがない。iモード成功の立役者が、ネットビジネスの本質を指し示す。
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Posted by ブクログ
この本の趣旨は、・所詮、ネットは、ビジネスツールの一つである。・したがって、ネットを使ったビジネスを行う前に、まずは本業をきっちりすべきである。・いい加減なユーザビリティのホームページなど薬害あって一利なし。・ネットでしか出来ないビジネスは、その参入障壁の狭さ、グローバルな競争相手の出現など、非常に...続きを読む厳しい環境におかれる。・それでもやるなら、一番乗りを目指すべきである。・一番乗りできなかったのならば、一気に一番手を抜き去るストラテジーが必要である。・日本では、ネットビジネスがなかなか軌道に乗らないが、日本の労働者のクオリティを考えればやり方しだいでいくらでも伸び代がある。などなど。 内容のバラエティのみではなく、その深さにおいても非常に参考になる点が多い。ネットビジネスに興味のある方のみでなく、現在に生きるすべてのビジネスマンにお勧めしたい。
ブレがなく明確で読んでいて気持ちがよかった。そしてやる気が出てきた。しかし日本の現状や会社の姿を想像すると、悲しくなってもきた。それはやっぱり今のトップではなんとなくダメっぽいのに気付いてしまっているからだろう。でもそこで悲観してはいけない。自分で何とでも出来る時代なのだから。
○ウェブ広告 ・国内パソコン、ケータイ広告市場 2002年 575億円 2007年 3790億円 すさまじい勢いで伸びている ○アメリカメディアは、ネットと連携している ・NBCとNewsCorpのジョイントベンチャーHuluは、 2007年「Hulu」を立ち上げた...続きを読む。 ・CBSは、人気番組「スター・トレック」「ビバリーヒルズ高校白書」 をYouTubeで配信した ○国内テレビの行く末 ・必要なときにテレビ局のサーバーから番組をダウンロードしたらどうだろう。 その方が、視聴者にとって使い勝手が良さそうだ ・ダウンロードできるコンテンツ全部に広告を出せばいいだけの話ではないか。 ⇒本当にその通り!!だと思う!!
インターネットビジネス参入に対する理解が無い経営者に対する夏野剛の怒り?を感じる一冊。めっちゃ正論。本が発売された2009年から4年立ちました。eコマース状況はあまり状況は変わっていない...かな?
「ウェブサービスを作るなら、リアルの店舗と同じぐらい徹底したサービスを追求しろ!」という熱いメッセージを感じた。
ネットだろうがリアルだろうが、身の丈にあった経営が必要っていうのは同人にも言えると思ったw あくまでネットは道具であることを認識して、もっとアクティブに活用していくべきだ。それができない経営者は退くべきという厳しい論調。 でもIT先進国である日本の将来は、やり方次第でよくなるという明るい展望をメイン...続きを読むに書いてた。 iモードを立ち上げただけあって、経営する側がITインフラを活用する必要性の論じ方は重みがあった。 IT最高!的な論調の本では珍しく、テレビ・新聞など既存のマスメディアとネットは両立しうるもので、むしろ相乗効果が期待できるという話もしてた。 ITやウェブを冷静に捉えて、振り回されず、あくまで自社の理念に則って使っていく会社がもっと増えればいいのにね。
題名に惹かれて購入しました。 非常に読みやすく、あまり時間がかからずに読めました。 内容も解りやすく丁寧にまとまっているように感じました。 現状の大多数の経営者がITを理解しておらず、無策、安易な気持ちで皆がやっているから、うちもやろうと言う状況が多く、それではITの事業は間違いなく失敗します...続きを読むよ、と言うことの訴えと理解しました。 またTVや新聞と言う媒体が変化していないと言う危惧や何故それが出来ないのかと言うことも辛口で訴えていました。 その中でネットでの消費者の取引金額も概算で記載してあり、全体の取引額から見るとあまりに少額で、正直これだけ? とびっくりしましたね。 反面まだまだ大きく伸びる市場だと言うことも間違いないですね。 広告もネットが益々増えますね。 この本の最後の締めくくりは、経営者の方に是非読むか、伝えたい内容に思いました。
クリティカルマスという概念を初めて知った。好循環の図式も分かりやすくポジティブフィードバックがあれば採用にも強くなりそう。
タイトルほどのインパクトは感じなかったけど、読みやすくて良い本だとは思いました。 初版が2009年の本なので、情報に真新しさはなかったものの状況にそんなに大きな変化はないよな。 本書の中でもイノベーションはないだろう、と。 大きな変化はないけれど、情報にツールにが玉石混交でごちゃまぜになってるの...続きを読むで、小さな便利と流行りはこれからもどんどん生まれるだろうな、という読後感想。
刺激的なタイトルだが、内容は結構ありきたりだったりなのが残念。 ただ、著者の夏野さんの人間性というか本音のようなものが見え隠れするところが、個人的には好感が持てた。 もしかして、ドコモでiモードは自分の手元を離れ別の育ち方をしてしまったところに心残りのようなものもあるのだろうか。勝手な気のせいか...続きを読むも知れないが。 大企業だから出来たこと、大企業だから出来なかったことのせめぎ合いの産物が今のiモードなのだろうか。 本書とは直接関係ないこともいろいろ考えさせられた。
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