松村真宏のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
日常で課題に対してどのように解決策を講じているのか事例を紹介しています。
私の会社でもよくあるのですが、問題が生じた際には力づくで禁止をすることで解決を図ります。仕組みづくりをすることでも解決をしますが、結局軌道に乗らなかったり、なんかあの人いつも言ってるけどうるさいだけだよねとあしらってしまいます。
こんな状態にならないように、内発的に「こうしたい」と思わせる仕掛けが必要で、そのヒントは身近に潜んでいるということ、そして掛け合わせが必要だと感じました。
掛け合わせるためには考えることをやめないことを前提に、ジャンルに偏らず、知識を得ることや試してみることか大切だということです。アイデアは実行してから初めて価値として証明されます。
仕掛けというのも実行されてみてどうかがわかります。
これやったらどう動く?を考えると仕掛けはしやすいのかもしれないなと思いました。 -
Posted by ブクログ
前作が結構印象的だったので読んでみた。
タイトルに「実践」とつくだけあって、事例や具体的なノウハウが多いと予想し、読書開始。
そそる仕掛けの条件として、「過去経験した遊び心に訴える」「3秒で心をつかむ」等は参考になる。
大体ポスターは3秒ほどしか見られないらしい。
「見たことがないもの」と「良く知っているもの」の要素を満たす、というのも面白い。
知っているものの組み合わせだけど、その組み合わせは見たことないというふうにするということ。
なので仕掛けは「ブリコラージュ(寄せ集めて組み立て直すこと)」的な発想になるのだろう。
とりあえず意識しておくことは、「見たことあるもので見たことない組み合わせ」で目を引くようにする、というところだろうか。 -
Posted by ブクログ
ネタバレとある朝の番組で
「仕掛学」という私の心に刺さるネーミングの学問があったので、検索してみると、教育に関する書籍が出ていたので読んでみました。
楽天でまさかのバーゲンをしていて半額で手に入りました。
やってほしい、こうなってほしい
という親の想いを言葉ではなく
仕掛けによってこどもたちが本来持っている
内なる好奇心に働きかけて、
Win-Winの関係を築きましょうという本書。
教育を志すものとしては、
まあこれくらいは日頃からやってるけど。。。
ということがほとんどでしたが、
マインドとして、
言うことを聞かせる
ではなく
やりたい気持ちになってもらう
というこども側の目線が入っているので、
読んでいてとても心地がいい作品でした。
今回の書は、かなり噛み砕いて、イラストなども多用して
読みやすくしていたのを感じたので、
学問としてのアカデミックな「仕掛学」に関する本を
読んでみたいと思いました。 -
Posted by ブクログ
大阪大学で「仕掛学」について研究している著者による書籍。
「仕掛け」とは我々が普通に生活している中でも出会う、「ついしたくなる」ギミックのことである。
男性小便器に貼られた「的」のシール、ファイルの背表紙に並べた時に一本の斜線となるデザインなどがこれに該当する。
著者はこうした「仕掛け」について何十年も真面目に研究しており、その成果を本著で披露してくれる。
なぜ人が「仕掛け」に惹かれるのかを分析し、「良い仕掛け」「悪い仕掛け」を考える。また「仕掛け」の仕組みを分類し、最後に「仕掛け」の発想法についても触れる内容となっている。
「ついしたくなる」ということは我々が何かに無意識のうちに魅力を感じているということであり、その原因を分析して考えることは多くの示唆を与えてくれる。
特に本著で紹介されている「ナッジ」「アフォーダンス」は初見の概念であり、これらを知れたことは学びになった。
ジャンルは間違いなくニッチなものだが、非常に良書。内容は汎用性が高い。 -
Posted by ブクログ
1.コンテンツを企画することが多くなったので、プロから学んでみようと思いました。
2.仕掛けとは、いつもの日常に選択肢を増やすものです。単なるゴミ箱にバスケットゴールを追加する、便器にハエのシールを貼るといった一手間を加えることで、人の「したい」という気持ちを誘導します。
著者は仕掛けをする場合は物理的トリガーを設置し、心理的トリガーにヒットさせるという順番で人は動くと述べています。人間の本能を知ることで良い仕掛けが生まれやすくなります。
本書では、人の観察をしたうえで、どのように仕掛けをしていくか、著者の経験を述べています。
3.人間の本能を知るためにはやはり人間観察しかないと思いました。人は合理的な行動ばかりをする生き物ではありません。誰もが考えつかないことをやったりします。その時に考え抜き、みんなが「している」、あるいは「したがる」ようなことであれば、それに誘導するための物理的な要素を加えていけば良いのだと思います。
-
Posted by ブクログ
著者の松村さんの本は、以前読んだことがあり、なかなか面白かったので、この本も手に取ってみました。
この本は、仕掛学を専門とする著者が、子育てに仕掛学を利用した経験を踏まえて著したものです。
仕掛けのためには物理的トリガー・心理的トリガーが大切、とのことですが、心理的トリガーを発動するような物理的トリガーがキモだと思いました。
そして、その仕掛けの向こうにある目的の達成が、最終的な成果なので、まずは目的を明確にすること、次に、目的を達成するための心理的トリガーを用意すること、最後に、心理的トリガーが発動するための物理的トリガーを用意すること、が、よい仕掛けをつくるために重要だと思いました。
ちなみに、この本を読んでいて、「これは机上の空論かも」と思った仕掛けもいくつかありました。
その真偽が、ちょっぴり気になっています。 -
Posted by ブクログ
●強制や損得ではなく「ついやりたくなる」人間の心理に着目し、日常の課題をユーモアで解決する行動デザインの神髄を提示した一冊。
●仕掛学とは何かを学ぶ。→仕掛学の仕組みは、日常生活をユーモラスに、豊かにする可能性をも秘めているような気がする。
●本書の言う「仕掛学」の真骨頂は、強制や損得勘定に頼るのではなく、相手の「やりたい」という自発的な欲求に働きかけて自然に行動を促す点にある。「面白がりたい」心を肯定し活かすアプローチは、ギスギスしがちな現代社会をしなやかに変えるヒントに満ちていて素敵。個人的には育児に、この仕掛学の考え方を活用できないかなと思う。片づけや明日の用意、手伝いをしないとき、躾として怒るんじゃなくて、子どもが進んでやりたくなるような仕掛けができたらなと思うのだ。親子でアイデアを出して、一緒にいろいろ工夫もできれば、それだけでも立派な育児になりそう。ちょっと残念に思ったのは、第3章の様々な事例集。仕掛学として紹介される仕掛けとしては微妙では? もちろん仕掛けを見つける目を養うという目的は承知しているけれど、それなら「仕掛け」として成立しているものをもっと他に見たかった。