あらすじ
「ゴミはゴミ箱に!」の貼り紙より、バスケットゴール付きゴミ箱を置くほうが、街の美化には効果的。
「見えないからこそ、穴の中を覗きたい」という好奇心に働きかけて、覗き穴を使った仕掛けを作ると、自然と人は集まってくる。
ユーモアがあって、つい“その気”になってしまう仕掛けは、人を動かす万能な方法。
「仕掛学」という世界初の学問分野を築き上げた著者が、街中で見つけた「これぞ」という仕掛け47種を楽しく解説。
誰でも仕掛けのアイデアが見つかる6つのコツを伝授する。
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Posted by ブクログ
<目次>
プロローグ 「仕掛学」って知ってますか?
第1章 AIの限界から生まれた「仕掛学」
第2章 ユーモアがなければ「仕掛け」じゃない
第3章 日常は仕掛けであふれている
第4章 6つのコツで仕掛けのアイデアを形にする
<内容>
ヒトに自然に行動を促すことを企む。ただし、公平性・誘引性・目的の二重性がなければダメ。これが「仕掛学」である。実例が豊富に載っているが、典型的なのが、ゴミ箱にバスケットゴールが付いている。男子の小便器に「的」が貼ってある、など。著者は上記の定義の他に、ユーモアを絡めようという。ティッシュ配りをマジックハンドでおこなう、とか。本の後半は著者が見つけた「仕掛け」を載せていく。人間の行動を心理学的に分析しつつ、嫌な気持ちにせずに、行動を促すことができれば、世の中ハッピーなんだろうね。学校の授業でも仕掛けられればいいな。