【感想・ネタバレ】なぜ人は穴があると覗いてしまうのか 人を“その気”にさせる仕掛学入門のレビュー

あらすじ

「ゴミはゴミ箱に!」の貼り紙より、バスケットゴール付きゴミ箱を置くほうが、街の美化には効果的。
「見えないからこそ、穴の中を覗きたい」という好奇心に働きかけて、覗き穴を使った仕掛けを作ると、自然と人は集まってくる。
ユーモアがあって、つい“その気”になってしまう仕掛けは、人を動かす万能な方法。
「仕掛学」という世界初の学問分野を築き上げた著者が、街中で見つけた「これぞ」という仕掛け47種を楽しく解説。
誰でも仕掛けのアイデアが見つかる6つのコツを伝授する。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

<目次>
プロローグ 「仕掛学」って知ってますか?
第1章   AIの限界から生まれた「仕掛学」
第2章   ユーモアがなければ「仕掛け」じゃない
第3章   日常は仕掛けであふれている
第4章   6つのコツで仕掛けのアイデアを形にする

<内容>
ヒトに自然に行動を促すことを企む。ただし、公平性・誘引性・目的の二重性がなければダメ。これが「仕掛学」である。実例が豊富に載っているが、典型的なのが、ゴミ箱にバスケットゴールが付いている。男子の小便器に「的」が貼ってある、など。著者は上記の定義の他に、ユーモアを絡めようという。ティッシュ配りをマジックハンドでおこなう、とか。本の後半は著者が見つけた「仕掛け」を載せていく。人間の行動を心理学的に分析しつつ、嫌な気持ちにせずに、行動を促すことができれば、世の中ハッピーなんだろうね。学校の授業でも仕掛けられればいいな。

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2025年11月21日

Posted by ブクログ

「仕掛け」によって、「ついやってしまう」と「社会課題の解決」の相乗効果を生み出そうという考え方。その通り、正論は正しいが解決しないけれど、仕掛けの力で誰もが楽しく社会課題の解決に向かうことができる。そのエレメントをひも解いていく、いまの時代だからこそ必要な学問(視点)だろう。
前著『仕掛け学』が非常に面白かったのだが、焼き増しに見えてしまって残念。

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2025年11月23日

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