あらすじ
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「もう叱らなくても大丈夫!」。子どもが思わず自分から動きたくなる仕掛けを取り入れれば、子育てはぐんとラクになる!
「おもちゃで遊んだら出しっぱなし」「ごみ箱にごみをちゃんと捨てない」
「玄関でくつをそろえない」など、子どもの生活習慣、整理整頓面での親の悩みは尽きません。
「やらないとおやつ抜きだよ!」などと、
ついつい罰を与えるようなやり方で子どもを動かそうとしがちです。
そこで、“親がガミガミ言わなくても、子どもが自分から動きたくなる楽しい仕掛けを提案します!
・悩み:トイレでの飛び散りに悩み中
→仕掛け:トイレの中央に的のシールを貼る→結果:自然と的を狙うから飛び散りが減る
・悩み:玄関で靴をそろえない
→仕掛け:靴の形のシールを玄関床にはる→結果:自然とシールに合わせて靴を置く。
著者は仕掛学の第一人者である大阪大学教授の松村真宏先生。
『所JAPAN』などテレビ番組への出演、花王など企業とのタイアップ多数。
松村 真宏(マツムラナオヒロ):1975年大阪府生まれ。大阪大学基礎工学部卒業。東京大学大学院工学系研究 科博士課程修了。2004年より大阪大学大学院経済学研究科講師、2007年より同大学准教授、2017年より同大学教授。 2004年イリノイ大学アーバナ ・ シャンペーン校客員研究員、2012~2013年スタンフォード大学客員研究員。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
残念ながらうちの子たちは大きいので、さぁ!お片付け競走だ!と言っても乗ってきてくれそうにないですが、楽しく読めました。仕掛ける側の目的と仕掛けられる側の目的が異なるというところが面白いなと思いました。
Posted by ブクログ
・ゲーム要素を入れる
・自分で決めさせる
・子どもに教えてもらう
・時間、タイマーの活用
・適切な制限
・何より楽しむ
今回は「仕掛け学」という入り口でしたが、
子育て本・教育本に通底する考えは
同じなのだなと感じました。
反射的に浮かんだ言葉で
叱ったり指示したりする前に、
届く言葉に「言い換える」意識と知識が
大切だと思います。
Posted by ブクログ
とある朝の番組で
「仕掛学」という私の心に刺さるネーミングの学問があったので、検索してみると、教育に関する書籍が出ていたので読んでみました。
楽天でまさかのバーゲンをしていて半額で手に入りました。
やってほしい、こうなってほしい
という親の想いを言葉ではなく
仕掛けによってこどもたちが本来持っている
内なる好奇心に働きかけて、
Win-Winの関係を築きましょうという本書。
教育を志すものとしては、
まあこれくらいは日頃からやってるけど。。。
ということがほとんどでしたが、
マインドとして、
言うことを聞かせる
ではなく
やりたい気持ちになってもらう
というこども側の目線が入っているので、
読んでいてとても心地がいい作品でした。
今回の書は、かなり噛み砕いて、イラストなども多用して
読みやすくしていたのを感じたので、
学問としてのアカデミックな「仕掛学」に関する本を
読んでみたいと思いました。
Posted by ブクログ
著者の松村さんの本は、以前読んだことがあり、なかなか面白かったので、この本も手に取ってみました。
この本は、仕掛学を専門とする著者が、子育てに仕掛学を利用した経験を踏まえて著したものです。
仕掛けのためには物理的トリガー・心理的トリガーが大切、とのことですが、心理的トリガーを発動するような物理的トリガーがキモだと思いました。
そして、その仕掛けの向こうにある目的の達成が、最終的な成果なので、まずは目的を明確にすること、次に、目的を達成するための心理的トリガーを用意すること、最後に、心理的トリガーが発動するための物理的トリガーを用意すること、が、よい仕掛けをつくるために重要だと思いました。
ちなみに、この本を読んでいて、「これは机上の空論かも」と思った仕掛けもいくつかありました。
その真偽が、ちょっぴり気になっています。
Posted by ブクログ
本家の「仕掛学」この本も以前読んだが、こちらは特に子育てにおける「ついついやってしまう」を生かした法則や実践例が紹介されていた。
読んでみると自分もけっこうやってるなって感想です。