きりしま志帆のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
この小説の舞台は、地方銀行であるななほし銀行の監査部個人取引担当、通称「コトリ班」。個人客を対象にした調査が任務で、実態としては、クレーム処理的な仕事をこなしている。主人公は、入行一年目にトラブルを起こし、営業部からコトリ班に異動となった小林髙。様々な「要・調査事項」を悪戦苦闘しながら解決していくというストーリーであるが、全体を通して1つのミステリー小説ともなっている。
銀行の個人取引担当監査という仕事があることも全然知らなかったので、なかなか新鮮で面白かった。様々な伏線が最後にはうまく一本につながり、ミステリー小説としてもよくできていると感じた。ただ、主人公の小林髙は、いかにも最近の若者とい -
Posted by ブクログ
ヒロインが抱える愉快な体質に惹かれて手を出しました。
世界観がなかなか凝っていて楽しかったです。
読んでみたら、悩殺体質のヒロインよりもヒーローの方がさらに厄介で面白い状況でした。鉄面皮で感情が出ない人なので、最初は何を考えてるのかわからず戸惑うばかりだったのですが、話が進むにつれてじわじわ感情が滲み出るようになってました。良い感じです。
しかし、ヒロインの目的が途中から自分のことそっちのけでシャムスの祝福を解くことになってしまっていたのが、不可解でした…。
ラージャは実はあまり自分の体質のことを気にしていないのか、シャムスに出会って本来の目的を忘れたのか。
ちょっと消化不良です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレすべては神様の遊戯って感じで、玉玲が生まれたばかりで死にそうだったところを生き返ったのも、天翼が王様になったのも、神様の遊戯が元っていう、ちょっと変わった世界観のお話でした。
天翼が玉玲をからかっているところは面白いんですけど、ちょっと多かったかなぁ。
もうちょっと違うエピソードを入れて、からかいシーンは少し減ってもよかったかも。
棗の娘が玉玲なんだろうなってのは予想通りでしたし、棗の花がなくなっちゃう状態も予想通りでしたが、最後があんな感じとは思いませんでした。
白虎のおねえさまもイラストで見ると、結構キツイ?
まあ、他の神様も書いてる内容通りなら結構キツそうですけどね。
最後、結局勝