あらすじ
菜乃香は奇妙なボタン専門店を見つけた。接客してくれたのは、ライと名乗る長身の男性だった。服飾の勉強をしたいと思っていた菜乃香は、数々のボタンに興奮し連日店に通っていたが、ある日、亡くなったはずの友人が店を訪れた。そして菜乃香は、自分が親とケンカをした後、交通事故にあっていたことを思い出した。ボタン屋は、さまよう魂の「探しもの」を置く店で?
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Posted by ブクログ
普段は青春青春した感じのものは苦手だったりしてあまり読まないのだけれども、このお話はメインが恋愛ではないからか微笑ましく思いつつもあっさり読めました。
個人的には最初と最終章の始まりの文章「皆月菜乃香はイライラしていた。ムカムカして、むしゃくしゃして、虫歯がうずいているような顔で(裏通りをずんずん進んでいた/人もまばらな商店街を進んでいた)。」の対比が好きです。
続編があってもなくても、すっきりとした終わり方でかなり満足でした。