佐藤等のレビュー一覧
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実践するドラッカー【思考編】の続編。
ドラッカー氏の著作からセルフマネジメントのエッセンスを抽出し2部構成でまとめたもの。 “思考編”ではセルフマネジメントの総論と成長する為の考え方をまとめたもの。 本書では成長につながる行動を4点挙げ、ドラッカー氏のコメントを引用しつつ行動指針を示している。 成果を出すための行動方法は以下の通り。
① 時間管理
② 意思決定
③ 自己目標管理
④ 計画
時間を記録することにより、自分が効率的な時間の使い方をしているかを確認する。 非生産的なものに使っている時間を排除したり、人に任せたりして自分の時間を創造する。 その上で時間を一番重要なことに使 -
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はじめに。
実践の裏付けのない理論は、屁理屈である。
*知識は本の中にはない。本の中にあるものは情報である。
知識とは体系的なものであり、体験を通した実務といえる。
*知識は成果の原動力。
知識は使われる時になり、その存在が分かる。
*本の中の情報は、調理して初めて知識に変わる。
調理の経験を何度も積んで、腕が上がるとやがて成果を上げられる。
本やセミナーで素材を仕入れ、実践や行動の質を向上させなければ、成果には至らない。
*習慣化
まず思考を変え、納得した上で行動を変える。
そのサイクルを繰り返すうちに考えずに無意識に行動できる。
これが習慣化された状態である。
*知識労働者に -
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ドラッカーの著作から言葉を集め、それに解説を加え、自らに置き換えて考えるワークブックとしたシリーズの第3弾。今回はチーム編。
多くの言葉が名著「マネジメント」から引用されており、副読本としても役立つ。
ドラッカーの言葉はシンプルだが、本質をついており、いつも刺激を受ける。
マネジメントの仕事は次の5つに大別される。
・目標を設定する
・組織する
・動機付けとコミュニケーションを図る
・評価測定する
・人材を開発する
この中で最もうまくできていないのは、評価測定するとのこと。確かに評価指標を作るのは難しく、目標は掲げてもその達成度をうまく計れない場合は多い。
しかし、何らかの指 -
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ネタバレドラッカーの思想の解説書。小野さんの本。非常に具体的でわかりやすい。
ドラッカーはとっつきにくくてもこちらは平気、という方多いと思います。
以下抜粋
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・事業の目的は顧客の創造。「世のため人のため」になっているか。
・全ての組織は私的な存在であり、公的な存在でもある。その組織の公的な存在を示すものが「ミッション」である。
・組織を構成する人々が、同一の価値観に染まることは無いが共有できる価値観の下に集合しなければならない。
・ミッションの価値は文章の美しさではない。正しい行動をもたらすことにある。
・事業とは市場において、知識という資源を経済価値 -
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先日紹介した「思考編」の続編である「行動編」
上記2冊はドラッカー教授が示したセルフマネジメントの極意を二部作にまとめたものであり、基本的な考え方を記したのが「思考編」であり、それを実現するための行動原理を記したものが本書「行動編」である。
すべての資源となる時間をどう確保し、目指すべきゴールをどう決め、どのような道筋で向かい、長い人生の中でいかに自分自信を成長させ続けるかということをワークシート形式で以下の5章から構成されている。
①時間管理
②意思決定
③自己目標管理
④計画
⑤生涯を通して学ぶ
2冊を読み終えてあらためてドラッカーの偉大さを痛感した。
多くのビジネス書の多くは海外で -
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監修者である上田惇生氏はピーター・F・ドラッカー教授の主要著作の全てを翻訳。もっとも親しい友人、日本での分身とされてきた。著書に「ドラッカー入門」「ドラッカー時代を超える言葉」等。
編著者である佐藤等し氏はドラッカー学会の幹事を務め、公認会計士として活躍している。主催する有)ナレッジプラザの研究会として「読書会」を北海道と東京で開催している。
「役に立つ」「実務に使える」という二つのポイントからドラッカーの探求を始めた編著者。
本書は企業のマネジメントに視点を当てているドラッカーの著書を企業のマネジメントではなく個人とセルフマネジメントに焦点を合わせて書いたガイドブック。
成長し続ける