辻村七子のレビュー一覧

  • 僕たちの幕が上がる

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    読んで1番感じたのが、カイトは強い人なんだな、ということ

    自分がカイトの立場だったら、人気者な勝への妬みと周囲への拒絶から、いじめてくる人達と一緒くたにして勝も嫌ってしまう気がするな…と思った
    そうではなくて、自分を助けようとしてくれている存在なのだと把握して、陰ながら尊敬し続けてきたカイトはかっこよすぎる

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    2025年01月20日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定

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    ネタバレ

    宝石についてちょっと詳しくなれる小説でした。
    主人公の正義が公務員を目指すぐらい真面目なキャラだと思っていたら、元気系天然キャラでした。
    リチャードがなんでこんなに日本語が達者なのかとか、どうして日本にいるのかとか、結構謎が多いですが正義はあまり気にならないのかな、と思いました。

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    2024年12月15日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 天使のアクアマリン

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    不穏なところで終わってしまって早く続きを読まないと! ただどうしてもどうしても、正義の鈍感というか無神経というか天然たらしというか心の綺麗すぎるところに、ちょっとイラッとしてしまう……(笑)自分がひねくれてるからかな。

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    2024年10月05日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 天使のアクアマリン

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    初っぱなから正義の谷本さんにい対する「天使みたい」だとか「たおやか」といった表現がなんとも痛々しく思えた。久しぶりにこのシリーズを手に取ったせいで過去の二人の様子を忘れてしまったからだろうか?
    あとは、「~べきじゃないだろうか」という独白。これで解決に向かうのも何とも単調。世の中そんな単純な問題ばかりじゃないはずなのに簡単に解決してしまうのも、相変わらず肩すかし。正しいと言うより独りよがりじゃないの? と意地の悪いことを考えてしまった。
    4巻目ともなると、そろそろ中編、長編と一話のボリュームが欲しいところ。

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    2024年09月01日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 転生のタンザナイト

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    第一部、完・結!
    大丈夫、第二部はすでに始まっている。

    正義の苦しい過去と彼の毒親が登場する。
    正義はどれだけ苦しんできたんだろう。
    彼は法律上は大人であっても、まだ学生、また「子供」なのだ。
    正義の父親はDV親父でギャンブラー、父親であることだけを傘に、金を実の息子からせびる。
    正義は大好きな大切な人たちを苦しめたくなくて、心配をかけさせたくなくて、何もいわなかった。
    だけど隠すのが下手だから、バレてしまうのだ。
    それで良いんだよ、頼ってよ。

    次の言葉は、虐待サバイバーたちに当てた著者からのメッセージと思う。

    「人間は、日々、思い悩み、苦しむものですが、あなたは明るい道を選び続けた。

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    2024年08月07日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 ガラスの仮面舞踏会

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    5つの物語とエピローグからなる。
    第3シリーズ2冊目、通算13冊目。

    今回の主な舞台も横浜。
    28歳になった中田正義に加え、中1の男の子二人、女の子一人が加わって、物語は思春期の心をも描いていく。
    モデルをしている真鈴はクラスの中では浮いている。
    それは仕事が忙しいからで、決して同級生を見下しているわけではないのだが、はっきり物を言う性格が彼女を苦しめているようだ。
    一方、みのるはみのるで問題を抱えた母親に育てられたのと、生来の性格もあり、自分に自信がない。
    大人からすればもどかしく、また、そんなことで、と思うこともあるが、彼、彼女らは中学1年生。
    子供なのだ。

    羨ましく、そして物語を安心

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    2024年07月03日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 ガラスの仮面舞踏会

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    みのる視点が続いてるので、宝石や振り回される正義が出てこないのが少し寂しい。
    次作は正義視点にもどるかな…。

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    2024年03月08日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定

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    ミステリーと言われると、う~ん…と悩む作品かな。
    話は面白いし、宝石の話が分かりやすいので、石の勉強の取っ掛かりには良い本だと思います。
    パイライト初めて知りました!
    検索して写真見たら面白い形がいろいろ出てきて、『母岩付きがおすすめ』の意味が分かりました。
    シリーズ物なので機会が有れば読みたいです。

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    2024年02月25日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 ガラスの仮面舞踏会

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    終始みのるくん視点での物語
    我慢の多いみのるくん、彼にとっての宝石が増えていくのはとてもうれしい
    シーグラスのお話のふたり、とても素敵だった!
    ヴィンスとオクタヴィアのやりとりも良い
    相変わらずリチャードに対する正義の愛がすごい…真鈴の言葉をリチャードはどんな気持ちで聞いていたのか
    次はまたトラブルからかな?

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    2024年02月11日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定

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    カラーストーンとミステリーに興味があって買った本。
    読む前は宝石に纏わる殺伐したことが起こるのかとおもったけど、人間関係に関して宝石を通して見つめ直すような話が並んでいて、考えさせられた。
    また、石についての知識も挟み込まれるのでカラーストーン好きには楽しい本だった。
    即座にシリーズを揃えたい!て思うほどの本ではないけど、ふと思いついた時に買い足していってもいいかなと思う本だった。

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    2024年02月09日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 ガラスの仮面舞踏会

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    面白いんだけど、中学生目線で描かれているので、何となく児童書を読んでいる気分になった。
    宝石の雑学(?)好きだったんだけどなぁ… そのあたりがなくなって残念。

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    2024年02月06日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定

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    宝石に関する蘊蓄が面白い。

    主人公のお節介っぷりと、リチャードの白々しい態度は、私にとっては濃すぎるかも…

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    2024年01月28日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 ガラスの仮面舞踏会

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    ネタバレ

    宝石を身に着ける側のキャラクターがしっかりと描かれたのは好感触でした。
    ただ、全体的に令和にアップデートしきれていない解像度の低い中学生を見せられているのか、虐待され続けて育った子はこうなります地方公立中学校なんてこんな感じですよというのを見せられているのか、未だに判別がつかない……。

    学校で問題が起きたときには担当、副担、学年主任、副校長、校長と騒ぎを大きくしていくと大体のことは解決します。ですが「教頭」という呼び方はちょっと古くさくてモヤモヤしました。

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    2023年11月01日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 ガラスの仮面舞踏会

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    みのるくんの宝石が増えていく、にこにこしてしまうわね。
    まりんちゃん可愛いなー。
    ヒロシにはわらってしまった。お嬢も元気そうでなによりです。

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    2023年10月25日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 久遠の琥珀

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    シリーズ第2部完結!
    結末に、「わあああ」と心の中でうめいた。
    大切な人に心が伝わる瞬間は、奇跡というしかなくて、共に歩もうとするその瞬間は、かけがえのない、まさに宝石の輝き。

    さて、本作では絶えず二人に試練を与えてきたオクタヴィア嬢と対峙する。
    大切な人は欲しくない、そう考える少女の心を溶かすのは難しい。
    大切な人が先に逝ってしまったから。
    ちっぽけな自分を守るために死んでしまったから。
    この意固地な人間…どこかでみたことがある…そうだ、『鬼滅の刃』霞柱、時透無一郎だ…

    「あなたがいた『せい』ではなく、あなたがいて『くれた』から」(218頁)
    これは誰かのために、自分のために、生きようと

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    2023年09月17日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 少年と螺鈿箪笥

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    シリーズ第3部!
    第3部では、正義が日本に戻ってくる!
    今回のメインとなる人物は、中学1年の霧江みのるという男の子。
    横浜市の公立中学校に通うみのるの元へ、正義がやってくる。
    みのるは正義のことを知らない。
    正義は自身のことをみのるの親戚、という。…どういうこと??

    本作ではいわゆる「宝石」ではなく、螺鈿細工が登場する。表紙のイラストは、まさに螺鈿細工!
    精神疾患を持つ母、生死不明の父。曲がりなりにも裕福とは言えない暮らし。
    そこに登場する正義は、さながらあしながおじさん。
    言葉にできない怒りなのか、悲しみなのか、胸に広がるもやもや。
    それを受け止め、心の奥底にあった「愛してほしい」「大切に

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    2023年09月17日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 少年と螺鈿箪笥

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    あんまり宝石商と関係ないエピソードが多いのと、時間がどれくらい経過したのかよく分からないので、モヤモヤしながら読みました。何か読み飛ばした巻があるのかと思うくらい。

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    2023年08月03日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定: 1【イラスト特典付】

    匿名

    無料版購入済み

    リチャードと正義、いい組み合わせですね。宝石の薀蓄も楽しいです。あと谷本さんもいい味出してる、ゴルゴ谷本笑

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    2023年07月23日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 輝きのかけら

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    第二部が終了し、登場人物たち一人一人にスポットライトを当てたスピンオフ短編集。

    理科教師、谷本先生。
    たまたま今読んでいる『め組の大吾』のヒロインも理科の先生だったな…。
    好きなものに邁進できる谷本先生はかっこいい。
    自分のやりたいことがあるのに周りを気にして自分の気持ちを押しつぶすな、は、心に刺さる。
    大人になっても、それは同じ。

    「悪魔を憐れむ歌」は、ジェフとヨアキムの物語。
    二人が互いを大切に思うまで。
    幸せの形は人それぞれ、とはいうけれど、みんなどこか歪で、だからその歪な箇所が互いを傷つけてしまうことがある。
    それを少しずつ整えていくのが、人と人とのつながり、愛というものなのだろう

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    2023年07月17日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 転生のタンザナイト

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    第一部最終巻。今回は正義の過去が明らかになり、自分の中に渦巻いていた葛藤をさらけ出す。
    正義の進路についての決着がサラッと終わってしまい、少し残念だった。

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    2023年07月07日