辻村七子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「宝石商リチャード」のシリーズで知られる辻村七子氏のSF 短編集。著者紹介を見るまで知らなかったのだけれど、もともとSF畑の人らしく、「マグナ・キヴィタス」の設定を使うのもこれが初めてではないようだ。その設定や、登場人物が緩く共通する連作短編の形。冒頭の「ジナイーダ」とラストの「reprise」がつながって、きれいにまとまる感じなので、長編小説と思って読んでも良いかもしれない。
肝心の内容は意外なくらいストレートなSF。SF的ガジェットの扱いも、単なるハイテク便利道具の類はもちろん、結婚や家族の形といった社会学的要素まで、最小限の說明でポンポン投げ出していくモダンSFのスタイル。SFを読みつけない読者にとってはけっこうきついんじゃないかな、これ。
ストーリーの方も、天才のクローンたちが、人ではない物として、使い捨てにされていくさまを、監視者の業務報告の形を取った、即物的な文体で描いた「エピタフ」を筆頭にかなりハード。哲学・倫理的な問を読者の喉元に突きつけるような作が並ぶ。
どちらかと言えば、SFの読者に読んでほしいかな。 -
Posted by ブクログ
これは絶対続きがあるでしょ??
そうなんでしょ?
てか続きを書いてくれーー!!
と、思わずにはいられない程面白い設定と話だった。
人の負の感情から出る「黒いモヤモヤ」を食べて生きるヴァンピールと言う半吸血鬼の存在と、それを監視、管理する役をおった二ポーテと言う人達。
彼等がどういう存在でどんな関係性なのか…そもそもヴァンピールとはなんなのか。
この1冊で序章という感じ。
え、その設定面白いけどめっちゃ切ないじゃん…
と言うのが七子さんの引き込む文章で書かれていてスグ読み終えてしまった。
ここからが面白くなるのでは!?
と言う所で終わったので、是非とも続編を期待したい! -
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宝石で明らかになる人々の気持ち
宝石商が宝石の鑑別を依頼されることがきっかけになり、事件の謎や登場人物の考え・気持ちが明らかになっていく話。宝石の知識がたくさん盛り込まれていて、宝石好きな人は面白く読めると思う。