辻村七子のレビュー一覧

  • マグナ・キヴィタス 人形博士と機械少年

    Posted by ブクログ

    宝石商リチャード氏の謎鑑定の著者の最新作。
    未来の人口都市・・・
    読み始めのあたりでは、長野まゆみさんのテレビジョン・シティを
    連想してしまいました。
    読後数日間、切なさを引きずった作品だったので、
    裏表紙に書かれた「せめて血の色くらいは赤がよかったな」
    というセリフで嫌な予感バリバリ。
    ハイスペック幼児で天才馬鹿なエルとアンドロイドなのに
    人間以上に人間らしい二人の噛み合わない会話がいい。
    後半で、いきなり走り出す物語に、久しぶりの心臓バクバク!
    ベタで王道と言えば、その通りなんだけど
    その持って行き方が好き。
    これはうまく誘導されてしまったなぁ~
    楽しく読めました。
    ただ、表紙絵は、どうに

    0
    2022年01月03日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定: 1【イラスト特典付】

    ネタバレ 無料版購入済み

    バイト帰り、酔っ払いに絡まれている男性を助けた正義。
    その男性は、この世のものとは思えない程とても美しい外国人の男性で、名はリチャード、職業は宝石商。
    石にまつわる色々な謎を解決していく話。

    #ほのぼの

    0
    2021年12月30日
  • 忘れじのK はじまりの生誕節

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1冊完結かなーと思っていたKの2冊目!
    1冊目ではまだまだ、お互いに居心地が悪そうでぎこちなさもあったけれど、宝石商とのコラボ作品1作目では、すっかり打ち解けていて、今作ではすっかりバディになっていた。

    みほとせを生きるKの「寂しがりやなんだ」というセリフが胸に迫る。
    そして、このラスト、、、
    ちょっと待ってー!!これ続くの!?どうなんでしょうか!?

    0
    2021年12月29日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定: 1【イラスト特典付】

    無料版購入済み

    絵が綺麗です。気にいると漫画、小説両方読みますが、小説版より読みやすく、はじめての人は入りやすいかもしれません。
    自分の視点や物の見方を考えさせられるところもあるのに軽く読める作品だと思います

    #ほのぼの #深い

    0
    2022年09月30日
  • 螺旋時空のラビリンス

    Posted by ブクログ

    繰り返しのタイムリープものでよくありそうではあるが、「泥棒」という設定は新しかった。後半になるにつれて面白くなっていった感じ。最後はいい話だなーという終わり方でスッキリした。

    0
    2021年11月18日
  • 僕たちの幕が上がる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    新刊読み終わった!正直、「子供向け番組」についていろいろ思うところはあるんですが、そこはフィクションにしないと本筋が進まないからかな、と納得した。
    そもそも新人を使うことが多いから、1年間もあるあの番組、あてがきすることが多いのよ…?
    まあ高校時代を知ってる、さらに追っかけし尽くした脚本家の前には、たかが知れてる程度かもしれませんが(笑)
    少なくとも昨今の桃李くんや流星くんや志尊くんとかを知ってれば、あの番組の出演者を「おもちゃの商材」と揶揄する業界の人ってあまり居ないのでは…とかも思ったり。
    番組終わって一年くらいなら、その間仕事がなくったってファンは落ちないから、だからこそ主演が彼でも通っ

    0
    2021年11月05日
  • あいのかたち マグナ・キヴィタス

    Posted by ブクログ

    良かったです。
    アシモフが提唱した『ロボット三原則』に則ったと思われる内容。AI達が、とても人間くさい(笑)。

    0
    2021年10月16日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 転生のタンザナイト

    Posted by ブクログ

    苦労して育った正義、自分のことが信じられなくなる気持ちも理解できる…
    でもそれは自分もまわりも苦しいというのがこの件で身に沁みたかな
    第一部完結、過去の出会いが繋がってきている!と面白かった~

    0
    2021年09月03日
  • マグナ・キヴィタス 人形博士と機械少年

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人間らしさとは、を究極までに問い質している物語。

    この中で一番人間らしいのは実はアンドロイドのワンで、一番人間の倫理から外れているのが唯一の人間、というのがなんとも皮肉。
    ただ機械が一律同じものを作り続けられるか、と言われるとある一定の確率で必ず「不良品」は見つかるし、それは実は人間も一緒で、それを「不良品」として排除するか、「進化」として受け入れるかもまた、社会の在り方によるんだな、と考えさせられる。

    最初はエルはワンの言うようにエリートだけに人間性の壊れた人物だと思ってたのが、大量生産で生まれ不良品を排除し続けた結果残った人造人間、という背景が凄まじいと思った。同じ遺伝子、同じ環境で育

    0
    2021年08月13日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 輝きのかけら

    Posted by ブクログ

    岡山の中学校でのできごとや、意外にもヴィンスの過去、正義と下村くんの関係、ジェフリーとあのヨアキムの出会いの話など、ファンには楽しい1冊。ファンでなくても楽しめる、と書きたいところだが、このシリーズを知らない人が読むと、まずは登場人物の確認から入らないといけないから大変かも。

    0
    2021年08月02日
  • あいのかたち マグナ・キヴィタス

    Posted by ブクログ

    シリーズの前話として読める、ヒトとアンドロイドのお話。お話の時系列が昔→今へと流れることもあり、「そうだったのか!」とはっとするし、もちろん泣きそうにもなる良作なんだけれども(「あー おー」のくだりは最高)、気持ちが乗ってくるまでが説明調というか、走り始めるまでが長いというか、物語の序盤で少し興ざめすることもあった。(ジナイーダの口調とか……レーベル的にはこれでいいのかなあ?)(レーベル的にといえば、表紙も衝撃でした。こんな硬派?なのでいいの……!?)
    シリーズ、作者のファンには強くお勧め。

    0
    2021年07月23日
  • あいのかたち マグナ・キヴィタス

    Posted by ブクログ

    「宝石商リチャード」のシリーズで知られる辻村七子氏のSF 短編集。著者紹介を見るまで知らなかったのだけれど、もともとSF畑の人らしく、「マグナ・キヴィタス」の設定を使うのもこれが初めてではないようだ。その設定や、登場人物が緩く共通する連作短編の形。冒頭の「ジナイーダ」とラストの「reprise」がつながって、きれいにまとまる感じなので、長編小説と思って読んでも良いかもしれない。
    肝心の内容は意外なくらいストレートなSF。SF的ガジェットの扱いも、単なるハイテク便利道具の類はもちろん、結婚や家族の形といった社会学的要素まで、最小限の說明でポンポン投げ出していくモダンSFのスタイル。SFを読みつけ

    0
    2021年05月29日
  • 忘れじのK 半吸血鬼は闇を食む

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    フィレンツェを舞台にしたダンピールの物語。
    読み始め地の文がとても読みづらく何度もページ戻って読み直しました。主語が誰なのか分からなくなる⁇
    物語後半になるにつれて面白さが加速。長めのエピローグはほっこりして楽しめました。
    長く生きて記憶を摂取していくと昔の記憶が消えて行く寂しさが書かれていましたが、記憶を失わずに何百年も保生きていくのも辛いよねとも思いました。
    作中出てきた「デカメロン」読んでみようかなと思いました。

    0
    2021年05月13日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定: 3【イラスト特典付】

    購入済み

    宝石が面白い

    出てくる人物がとても魅力的です!宝石の魅力わかって読みがいがありました

    0
    2021年04月13日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 邂逅の珊瑚

    Posted by ブクログ

    正義が何か国か廻っている間にお話が終わってしまった印象。最後にリチャードに会えたのはよかったけど、自分まで国をめぐっているような感覚になった。
    ヴィンスさんにとっての宝石とは。悲しい記憶なのだろうか。

    0
    2021年03月16日
  • 忘れじのK 半吸血鬼は闇を食む

    Posted by ブクログ

    これは絶対続きがあるでしょ??
    そうなんでしょ?
    てか続きを書いてくれーー!!
    と、思わずにはいられない程面白い設定と話だった。
    人の負の感情から出る「黒いモヤモヤ」を食べて生きるヴァンピールと言う半吸血鬼の存在と、それを監視、管理する役をおった二ポーテと言う人達。
    彼等がどういう存在でどんな関係性なのか…そもそもヴァンピールとはなんなのか。
    この1冊で序章という感じ。
    え、その設定面白いけどめっちゃ切ないじゃん…
    と言うのが七子さんの引き込む文章で書かれていてスグ読み終えてしまった。
    ここからが面白くなるのでは!?
    と言う所で終わったので、是非とも続編を期待したい!

    0
    2021年03月15日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定: 1【イラスト特典付】

    無料版購入済み

    絵がきれいです。正義くんはまだまだ未熟なところもあるけれども、真っすぐだし、リチャード氏は素敵な大人です。

    0
    2021年03月10日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定: 1【イラスト特典付】

    無料版購入済み

    宝石で明らかになる人々の気持ち

    宝石商が宝石の鑑別を依頼されることがきっかけになり、事件の謎や登場人物の考え・気持ちが明らかになっていく話。宝石の知識がたくさん盛り込まれていて、宝石好きな人は面白く読めると思う。

    0
    2021年02月26日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定: 2【イラスト特典付】

    Posted by ブクログ

    原作の1冊目の後半のお話。原作を知っていることもあり、サクサク読めた。小説もいいけど、漫画もいいな。宝石のキラキラがより伝わる気がする。何度読んでも小野寺さんの思い出は悲しくも前を向きたい気持ちになる。

    0
    2021年02月08日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 エメラルドは踊る

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前巻とは異なった展開の話もあり特に「巡りあうオパール」のラストは苦々しかったが、自分が間違っていたのかと悔やむ正義に対してリチャードが言う言葉が印象的だった。

    0
    2021年01月26日