内田和俊のレビュー一覧
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ネタバレ「私達の感情を作りだしているのは出来事そのものではなく、出来事に対する私達の解釈である」出来事を冷静に解釈できるようになりたいです。
物理用語の「外圧による歪み」という意味の「ストレス」に対して「レジリエンス」は、その歪みを跳ね返す力です。嫌なこと、辛いこと、悲しいことを経験すると私たちはへこんだり、途中で挫けそうになったり、落ち込んだりします、そんな嫌な気分をもとの正常な状態に戻す力です。レジリエンスは、視点を増やすことによって鍛えられ、強化する過程で一生の財産となる「グリット(遠いゴールに向かって興味や情熱を失わず、とてつもない長期にわたって、継続的に努力し続けることによって、物事を -
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レジリエンスというトレンドにのって、認知療法+アルファを説いた本。特にアルファの部分がよい。全般的に害はないし、自己啓発度も高いが、レジリエンスという概念を深めるのには役に立たない。
追記:この方向のレジリアンス研究もあるようだ(『レジリエンス--こころの回復とはなにか』P39~P43)。
・死亡者数で重要な因子は、ストレスを健康に悪いと思い込むこと。ストレスの多少ではない。
・プロスペクト理論から、楽観と悲観の割合を3:1ぐらいにできるよう努力する。
・二者択一は、「選択」ではなく、「脅迫」です。
・「感謝」の反対語は、「当たり前」、つまり「当然」思考。
・自分軸=人生の目的+心のニーズ -
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ネタバレ課長のマネジメントに重点を当てた内容。
コンサルトンとらしく具体的と課長のフレームワークが語られている。
以下に使えそうな部分を書き出してみます。
「最前線の従業員の最初の15秒間の接客態度が企業の成功を左右する。その15秒を『真実の瞬間』という」(スカンジナビア航空社長 ヤンカールソン)
「管理職は『言うこと』が仕事ではありません。できるようになるまで(言動が改善されるまで)、『言い続けること』が仕事です」
「多くの言葉で少しを語るのではなく、少しの言葉で多くを語りなさい」(ピタゴラス)
部下面談でのおすすめテーマ
①部下の能力開発
②不公平の解消
③職場環境の改善
人生における「 -
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レジリエンスとは、ストレスを跳ね返す力のことです。
学習塾を経営していた著者が平易な言葉で学生にもわかりやすく説明している本です。
性格を構成する3要素は、思考・感情・行動ですが、連動性があるため、思考と行動を変えれば、感情もポジティブに変えられるという事です。
レジリエンスを弱めてしまう7つの要素は、
1.否定的側面の拡大
2.二分化思考
3.当然、べき、ねばならない、の思考
4.過剰な一般化
5.結論の飛躍
6.劣等比較
7.他者評価の全面的受け入れ
一日を振り返り5つの嬉しかったこと、楽しかったこと、感謝できることなどを思い出す。
自分軸を持つ。人生の目的と心のニーズを探す。他人 -
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レジリエンス(=心の「自然治癒力」)を弱めてしまう七つの考え方が紹介されているが、筆者に指を指されているかのような感覚があった。それくらい思い当たる節がありすぎたのだが、七つの根底に共通する考え方が完璧主義である、と述べたときには笑い出してしまった。自分が高校生の頃から10年以上抱えているコンプレックスだからだ。長く向き合っている分、対処の仕方もそれなりに心得ていたつもりだったが、近頃上司に「君は完璧主義が課題だね」と言われた矢先にこの本と出会えたのは偶然ではないのかもしれない。感謝。
対処はこころに一定の負荷がかかるもののため、ゆっくりやっていきたい。 -
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レジリエンスとは、嫌なことや辛いことから正常に立ち直るための心の自然治癒力である。それは心の筋肉ともいわれ、鍛えることができると書いてある。そのレジリエンスを弱めてしまう私たちの考え方を7つ紹介した後、そのすべての根底に共通する考え方は完璧主義だと述べられている。私自身完璧主義者であり、この本に述べられていた完璧主義者であるからこそのデメリットが全て当てはまり心がギュッとするような感じがした。しかし、最善主義者に思考を変えていくことで人生はより良い方向に向かうと書かれており、まずはこの本で述べられていた方法論を実践していきたいと思った。