内田和俊のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ皆と同じ意見だが、10代のみならず大人にもささる本。
「正しさ」「目標」「性格」「他人との比較」…。
人生でこれらのことを改めて考えることって中々ない。けれど、いざ自分に問題が降りかかり直面した時、考えざるを得ないかもしれない。
本書でも触れているが、10代は多感な世代だ。そして親も仕事や家庭内で苦労の連続である。お互いに心が不安定だから、より衝突してしまう。
そこからうまれる「めんどい」という気持ちをどう考えていくかを本書は説いている。
個人的には性格は「思考」「気分や感情」「行動」の3つの要素から出来ている、という部分や、自分の存在そのものに価値がある、といった考え方が非常にしっくりきた。
いいところや悪いところひっくるめて私は私。ありのままの私でOKという究極の自己肯定感に救われる思いを持った。
今後の自分の考えの指標として本書を参考にするのはとても有意義である、と思う。 -
Posted by ブクログ
新年度中学生向けの本を探して。
題名では「10代」となり、内容も思春期の年齢の読者に語る感じではありますが、大人でもわかりやすい本だと思います。
いつの時代もその年齡の「いきづらさ」があります。価値観や行動規範が窮屈だった昭和のころより現在のほうが選択肢は増えています。しかし選択肢が増えたことによって新たな悩みも出てきます。
生きていると思い通りにならないことが多く、とくに10代では思春期を迎えての心のざわつきも増えてきます。
そんなときによく言われる「気持ちを切り替えよう」「計画的に行動しよう」など。
分かってはいてもでは実際にどうすればよいのか分かりづらいんですよね。
この本では、「めんどい」世の中を穏やかに生きていくために、実践できる考え方や対処方法が出ています。
気分や感情は自分で変えられませんが、思考や行動は変えられます。そして大切なのは自分で自分を認めること。
漫画や、自分が自分や他人にどんな気持ちを持っているかの診断表もあり、思春期から大人まで読みやすい本です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレレジリエンス=心の自然治癒力、という奥付けに惹かれて購入。
書いてある内容が私に当てはまっていたので、繰り返し読んでレジリエンスを高めていきたい。
特に第3章のレジリエンスを弱めてしまう考え方は重要。
しかし…第4章レジリエンスを高める処方箋のなかの記述に今ひとつ理解が及ばなかった。『自分にとって不本意な結果があって〜中略〜もし自分に原因があるとしたら、それは何なのかを考えてください』p158より引用。
…自分に原因がないこともあると思うが、その場合はそのまま自分に原因はないと思ってもよいのだろうか?全く原因がない、ということも考えにくいので…そうなると他責思考になってしまわないだろうか…? -
Posted by ブクログ
タイトル通り思春期真っ只中の中高生に向けて書かれた本ですが、大人になってからでも、というかこの社会で生きていく中で知っておいた方がいいことがたくさんありました。
特に印象に残ったことは
・「思考」「行動」「気分・感情」は連動していて、この中で気分・感情を変えることはできないけど、残り2つは考え方しだいで変化可能
・「目的」はしっかりとあった方がいいけど、「目標」は変わってもいいし、変わっていくもの
・比較してしまうのはしかたないけど、仲の良い友達との比較や明確な基準値のないもの(数値化できないもの)の比較(幸せ度や充実度のようなもの)には注意
・未完了を完了させていくことでスッキリ
・サードプレイス(様々なプレッシャーから解放され、創造的な交流が発生する場)があるとよい
最後に、「伝えなかった思いはなかったことになってしまう。」という言葉もグッときました。大人に近づいていくと、思っていることを伝えるのを我慢してしまったり、空気を読んで違うことを言ってしまったりすることも増えていくと思います。そんなとき、誰か一人でもとか、どこか一つの場所でもいいから、伝えられるところをもてるようにするのが大事だなあと感じました。 -
Posted by ブクログ
10代のみならず、50代の心にも優しく語りかけてくれて、楽にしてくれた、生き方を楽にする考え方のヒントの本。
メンタルオーガナイズ、選択理論心理学、認知行動療法などを学んだ人には、わかりやすくそれらのポイントをこんな風に説明するんだ、と思えるかと。
よしよし、にとどまらず、現実を変えるための行動についても詳しくわかりやすく紹介してあるのもよいところ。
一番心に響いたのは次。
「いずれにしろ、言葉にしない限り、あなたの大切な『思い』は残念ながら、なかなか他人には伝わりません。つまり、なかったことになってしまうのです。」p179
いい本との出会いも、誰かに届けたい思いも、言葉にしないとなかったことになる。
だからこそ、こういう感想を残すことは大事。伝われー! -
Posted by ブクログ
最近よくレジリエンスという言葉を聞く。
しなやかさ、強靭さ、ともいう。
傷つきやすい人は、レジリエンスの力が弱いのだという。
性格だとか、昔っからそうだとか、思ってしまいがちだけど。
考え方を変えてみることや、力なのだから鍛えることが出来るんだよと言われると、なるほどそうかと思ったりする。
具体的にエリスのABC(DE)理論に当てはめながら、傷つく前の解釈を捉え直してみるというところで、自分を外側から見直せたように思う。
きっと、それぞれにつまずいている部分があるはずで、そこで少し立ち止まってみることで、自分の気持ちがストンと落ち着くのかもしれない。
レジリエンスを弱める考え方の項目も面白い。
否定的側面の拡大とか、結論の飛躍、めっちゃしてるなあと思って笑ってしまった。
それで見えなくしてしまうと、楽なんだよね。
ついつい。
分かりやすくて、読み終えて自分の糧になったなあと感じた一冊だった。