田辺剛のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
全巻通しての感想になってしまった。ラブクラフトがそもそもクトゥルフ神話ないしコズミックホラーの創造主的なポジションに居る事を知った上で読んだのは正解だった!一巻は主人公一団が南極ロス海岸へ入っていくあたりからボンボン出てくる南極の地名をGoogleで検索して、人工物の一切無い氷の世界、白い山脈、(あ、南極の火山エレバス山の画像はびっくりした)から読むと、主人公達が見てる風景の解像度が上がり、臨場感が増すのでよし。
劇画チックな絵も良かった!レイクが吊り目というキャラ分しか出来なかったが。
五芒星の塚が出て来た時はゾッとした。というか、3巻あたりから読み進めるのが怖い…
壁画の解説シーンなんても -
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ホラーとSFの傑作
H.P.ラヴクラフトのSFホラーの完結編。
ピースリー教授の精神交換と太古の知的生物の陰謀が、田辺剛の緻密な画力で鮮烈に描かれています。時間と空間を超えた恐怖と、クトゥルフ神話の深遠な世界観が融合しています。『狂気の山脈にて』との繋がりも見どころです。ホラーとSFの傑作ですね。
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ファン必携の完結編
H.P.ラヴクラフトの壮大な物語の最終巻。
南極の未知の領域で直面する古代の恐怖と人間の限界が、田辺剛の緻密な画力で圧倒的に描かれています。
クトゥルフ神話の深遠な世界観と、絶望的な緊張感が融合している。ホラー漫画の金字塔として、ファン必携の完結編ですね。
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ホラー漫画の最高峰
H.P.ラヴクラフトの壮大な物語の第3巻。
南極の深奥で明らかになる古代種族の秘密と、探検隊の絶望的な運命が、田辺剛の緻密な画力で迫真に描かれています。冷たく不気味な世界観と、クトゥルフ神話の深遠な恐怖が見事に融合しており、ホラー漫画の最高峰としてファンは必読です。
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ホラー漫画の傑作
H.P.ラヴクラフトの恐怖と冒険の物語の完結編。
南極の極地で発見された古代文明の秘密と、探検隊を襲う狂気が、緻密な画力で圧倒的に描かれています。
凍てつく風景と異形の存在が織りなす不気味な世界観は、クトゥルフ神話の真髄ですね。
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ホラー漫画の金字塔
H.P.ラヴクラフトの「闇に這う者」「アウトサイダー」「ピックマンのモデル」を漫画化した作品。
田辺剛の緻密な画風が、クトゥルフ神話の不気味な世界を鮮烈に表現している。暗闇と狂気が織りなす恐怖が我々を圧倒する。特に「ピックマンのモデル」の猟奇的な描写は秀逸です。ホラー漫画の金字塔ですね。
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Posted by ブクログ
ネタバレ目、目、目、目
とにかく目玉が多いなと思うくらいに印象に残るコマが多かったです。
インスマスの街から抜け出す主人公の瞳孔が開き、必死な姿もそうですし、住民の目や表情も怖かったです。最後まで緊張感のある作品でした。
また逃げている時の感情の描写は詩的で良かったです。小説で描かれているであろう描写が絵になることでイメージしやすく、読みやすかったです。
そしてラストはクトゥルフ神話に繋がる内容で「これのことか!」と感動しました。
きっとこの話からいろんな作品へ派生していったということでしょうね。
ジャケ買いでこの作品を知りましたが、買ってよかったな〜と思いました。他のラヴクラウド傑作集シ -
Posted by ブクログ
ネタバレたまたま電子書籍の関連に出てきてジャケ買い。少し調べてみるとクトゥルフ神話にも影響があるとかされてるとか?(無知ですみません)
読み進めてすぐのカラー見開きから既に不気味な感じで楽しみでした。絵も丁寧で描写も細かく、見やすい。好きな絵柄です。
主人公がインスマスの街へ向かうバス〜街の探索までずっと不気味でした。雰囲気で言うとBloodborneと言うフロム・ソフトウェアから発売されているゲームのような感覚に近かったです。
特に113,114ページの街を表現するシーンでは言葉選びが素敵でした。原作から引用したのでしょうか?
「いかなる哲学でも太刀打ちできないほどの強固な恐怖と嫌悪感を抱いた -
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遂にこの作品が
クトゥルフ神話を知ったのはたまたま興味をそそられて買ってみた『異世界からの色彩』でした。
それからyoutube等で漁るように色々な作品を観ましたが、やっぱり長編として読んでみたかったのはこの作品でした。
南極という閉ざされた環境、未知の生物、次第に訪れる人間の持つ狂気。
物語の導入としては最高ですよね。結末はある程度知ってはいるものの、難解な記述のある文章よりも非常に読みやすくて、物語的にも整理されているコミカライズ版は最高だと思います。
ラヴクラフトの残した作品のなかでもトップクラスに面白い作品なので、クトゥルフ神話に興味のある方は是非とも手にとって読んでみて欲しい一冊です。