小島環のレビュー一覧

  • 星の落ちる島

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    アナスタシアと義英、魅力ある二人の物語でした。やや国づくりとしてはこじんまりした空気で領主が立ちまわりすぎる感もあるけど、小作として楽しい。

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    2021年11月03日
  • 星の落ちる島

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    ネタバレ

    中華ファンタジー。王子様お姫様登場するような……ラノベなのかもしれないけれど私はこういうの好きですよ。

    アナスタシア!ということで、あの!アナスタシアなのかと思いましたがまるっきり架空の地域、人物なのでもうこれはファンタジーおとぎ話のくくりでOKでしょうね。
    楽しめました。

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    2021年10月15日
  • 災祥

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    中国明朝最後の皇帝、崇禎帝(朱由検)の幼少期から最期まで
    そして他の人には全く見えない謎の美女 懐允とのファンタジー物語。
    なんだか人の上に立つ人間とは如何に孤独で、誰にも何も言えず
    最後の最後まで、信頼できる人が幻である懐允しかいないって残酷
    戦争や疫病や、信頼していいのか分からない家臣に疑心暗鬼になっていく様が
    救いがないというか、なんというか。
    懐允って一体何者だったんだろうか

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    2024年03月26日
  • 唐国の検屍乙女 水都の紅き花嫁

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    紅花と九曜の最高コンビでの事件解決が爽快。祖父が傲慢すぎてイライラする。紅花には幸せになって欲しい。今の時代なら良かったのにね!

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    2023年11月15日
  • 泣き娘

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    死者を偲んでなく者が多いほど、家の名誉となる。涙をもって個人の功績を称える女性、”哭女”。
    中国唐代、神都随一と噂される”哭女”の泪飛は葬式に引っ張りだこ。だが、泪飛には人には決して話せない秘密があった……。

    女帝・武則天が治める中国唐代の神都(洛陽)を舞台に、葬式で泣かせるために雇われる”哭女”を主人公とした歴史青春ミステリーです。
    知識として、かつて哭女という職業があったことは知ってはいましたが、それを主人公として取り扱った作品は新鮮でした。
    扱っているテーマがテーマだけに、全編を通して死と涙、悲しみに塗れた話ではあるのですが、涙の後には心身の癒しがあり、癒しは一歩踏み出す力になる、とい

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    2022年12月06日
  • 泣き娘

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    ネタバレ

    再読
    単行本版感想から転載

    武周時代、両親が亡くなり路頭に迷う所を、哭女として弟妹を養う事となった少年の成長と、挑む葬儀の死の真相を追うミステリー

    過酷な環境と未熟な子どものできる事、考えられる事は限られていると痛感します

    忌まれる職業であり女性しかなれないけれど、10才の少年という事で女装をして、13才で都一の哭女となった泪飛と、そんな彼に訪れる運命の出会いの物語

    最終章で、成長した彼が鏡の中の自分に語りかける一言に号泣しました

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    2022年11月04日
  • 泣き娘

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    ネタバレ

     まだ年端もいかない子供の頃、ちょっとしたことでピーピーと泣く私は親戚の叔母や叔父に大きくなったら、泣き女になればいいとからかわれていました(今思えば、そんな大したことでもなかったんですが、幼稚園にも行っていない幼児をからかいおって)
     そんな経緯もあり、こういう仕事があったということだけは知っていました。

     この物語の主人公、泪飛こと燕飛は少女ではなく、少年。早くに両親を失い、幼い妹と弟を養うためにいやいやながらも哭女をしているのですね。

     男子だと知られるわけにもいかず、父親が役人だったために科挙を受ける準備をしていた彼は無理をしていた母の死に目にもあえず……。

     そんな時に葬儀の帰

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    2022年10月21日
  • 唐国の検屍乙女

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    ネタバレ

    軍医の父と戦場で治療を行っていたが怪我により医師の道が絶たれた紅花
    後遺症を抱え引きこもっていたら検屍に駆り出され、事件解決したつもりが真犯人にされ、捕まれば処刑が待つ中、さらなる真犯人を見つけるために奔走する

    中華版SHERLOCK

    作中では朝から晩までの一日しか時間経過がないので、是非もっと詳しくキャラの背景が知りたい
    これから黒幕が絡んでくるなら、中華舞台ゆえに複雑になりそうでとても楽しみ

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    2022年09月22日
  • 泣き娘

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    ネタバレ

    武周時代、両親が亡くなり路頭に迷う所を、哭女として弟妹を養う事となった少年の成長と、挑む葬儀の死の真相を追うミステリー

    過酷な環境と未熟な子どものできる事、考えられる事は限られていると痛感します

    忌まれる職業であり女性しかなれないけれど、10才の少年という事で女装をして、13才で都一の哭女となった泪飛と、そんな彼に訪れる運命の出会いの物語

    最終章で、成長した彼が鏡の中の自分に語りかける一言に号泣しました

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    2022年09月22日
  • 唐国の検屍乙女

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    ネタバレ

     医師として戦場で父の手伝いをしていた紅花。

     その戦いの中で父をかばい利き腕を怪我してしまう。それが原因で腕が震えるようになってしまったため、医師としての道が閉ざされてしまう。

     そんな時に姉が請け負った検死の仕事を変わることに。

     ここから始まる紅花の新しい検死官としての道。

     シリーズですね。

     紅花の相棒となる九曜がちと(-"-;A ...アセアセ

     今後の展開は気になるんですが、続きを読むかはその時の気持ちですね。

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    2022年04月17日
  • 星の落ちる島

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    ネタバレ

    義賊と異国の血を引いた領主の物語。
    テンプレと言われれば、そうなんですが、楽しかったですね。

    続きがあればうれしいですね。

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    2021年10月11日
  • 泣き娘

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    ネタバレ

    哭女という職業についている少年、燕飛。
    身辺の謎や人間関係や世の中の不条理にその身を晒しながらも強く生きてゆく。

    友情も恩も妙に美しく時代(則天武后の頃)の華やかさや妖しさやあやうさと相まってボーイズラブの雰囲気を醸し出している。

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    2020年11月29日
  • 囚われの盤

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    古代中国を舞台に、心を許していた元許嫁の奸計で一家皆殺しになり仇を討とうと十年の間彼女を追い続ける青年と、その技術力と見せない本心で彼を翻弄する元許嫁で有り元義理の母でもある女工匠。
    二人の愛憎劇だけれど国の在り方、古い固定概念からの解放も匂わせて色んな意味でタイトル通りの内容。

    あのラストはある意味潔いけれど、しかしあそこで物語終わるって…!!色んな件のその後が気になって読後の飢餓感が凄い!!

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    2017年10月18日
  • 小旋風の夢絃

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    表紙の装丁から、主人公は女の子だと勝手に思ってた(どうでもいい)

    ある意味少年の成長物語。
    おもしろかったけど、ところどころ、ん?と思う展開もあり。そこん所もう少し詳しく!と思うところもあり。
    でも一気に読めた。

    ただ小旋風とケンケンのその後が気になるところ。知音て・・・

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    2015年06月18日
  • 小旋風の夢絃

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    春秋戦国時代の中国を舞台にした歴史ファンタジー小説。

    デビュー作とは思えないほど丹念にキャラクターが描かれていて
    読んでいて心地よさを感じる出来。

    とはいえ、丹念に描くのに専心するあまり
    ストーリーがやや小粒なのが玉に瑕。

    墓泥棒で手に入れた琴を売ろうとして、
    ウロウロしてたというのが大筋だというのは
    やはり小さい感じがした。

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    2015年04月21日
  • 小旋風の夢絃

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    おもしろい
    古代中国が舞台なので
    とっつき難い感があるが
    盗掘した琴を小旋風がかき鳴らし
    その音を聞きつけて
    生きているのか、死んでいるのか
    わからない人物が
    追いかけてくるあたりから
    グッと引き込まれる
    始めの旋風が
    いつのまにか
    嵐のように突き進み
    吹き荒れ
    やがて
    しだいに少しずつおさまり
    静かに終わる

    平行して
    「黒猫の薔薇あるいは時間旅行」を
    読んでいたので
    身体がバラバラになるような感覚を
    味わった
    どちらも
    時間と音楽を扱っていたので

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    2015年03月22日
  • 小旋風の夢絃

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    久しぶりにこういった作品を読みたかったと思えた作品。
    春秋時代にファンタジックを纏い、小気味良いリズムに躍動感、心に感じる音は滑らかに。
    デビュー作とのこと、次作がとても楽しみ。

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    2015年02月21日
  • 唐国の検屍乙女 水都の紅き花嫁

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    祖父が結婚を押し進める。

    娘は道具、な現実を進めようとする祖父。
    背景を考えると、確かに普通の事で
    主人公の方が変、という事にはなります。
    周囲二名の男性が良い家、という事もあり
    どちらにする、というよりも、こっちに、で。
    と思ったら、祖父は骸骨持った方にも持ち掛けてます。
    うなずかれたら、先に進めていた話
    どうするつもりだったのでしょう??

    浮かんでいる、花で飾られた死体との関連性。
    そんな事で?! な真相でしたが
    見栄とプライドを重んじる、と考えれば
    それもあり、なのかも。
    ただ、罪を…と思った相手が相手ですが
    これもまた、この世界での普通から
    かけ離れている、思いもよらない真相、にな

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    2025年11月23日
  • 唐国の検屍乙女

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    父と一緒に駆け回った戦場で負傷し
    引きこもりとなった主人公は、姉に代わって
    検死を行う事に。

    行った先で出会った、髑髏を持ってうろつく変人。
    これがまた女装してでも…という、別方向で
    根性を持った人、でした。
    おかげで主人公が欲しているもの? が分かり
    引きこもり脱出、ではありましたが。
    髑髏を持ち歩いている時点で、同一人物だと
    なぜばれないのでしょう??w

    雪玉が転がるように事件がすごい勢いで
    あれもこれも、と出てきます。
    毎日これだと大変ですが、1日くらいなら?
    違う方向で変な男も出てきましたが
    どちらにしろ、変な人ばかり…w

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    2025年11月17日
  • 泣き娘

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    ネタバレ

    葬式で泣くことを生業とする女性“哭女”。弟妹を養うため、少年の燕飛は人気者の哭女『泪飛』として働いていました。
    ある葬式の場で青蘭と出会い、亡くなった青蘭の親友の葬儀の場で見たことを教えて欲しいと言われます。青蘭の為に調べることを約束した燕飛は ――。

    葬式は人間の生き様、本性が表れる場所だと思います。
    ファンタジーのようなミステリーのような、燕飛と青蘭の青春物語のような、ラストが前向きで良かったです。

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    2024年08月13日