【感想・ネタバレ】小旋風の夢絃のレビュー

あらすじ

春秋末期の衛国。小柄な十五歳の少年・小旋風(しょうせんぷう)は、盗掘を生業とする養父に育てられた。あるとき彼は、墳墓の棺の中から華麗な琴を発見するが、養父は落盤事故で死んでしまう。小旋風は琴を売ることで貧困から脱し、のし上がろうと考える。彼の野心はやがて、衛国全体を巻き込んでいく。小旋風は自分の唯一の武器である言葉だけを使って、大金を手に入れることができるのか――。第9回小説現代長編新人賞受賞作。

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Posted by ブクログ

表紙の装丁から、主人公は女の子だと勝手に思ってた(どうでもいい)

ある意味少年の成長物語。
おもしろかったけど、ところどころ、ん?と思う展開もあり。そこん所もう少し詳しく!と思うところもあり。
でも一気に読めた。

ただ小旋風とケンケンのその後が気になるところ。知音て・・・

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2015年06月18日

Posted by ブクログ

春秋戦国時代の中国を舞台にした歴史ファンタジー小説。

デビュー作とは思えないほど丹念にキャラクターが描かれていて
読んでいて心地よさを感じる出来。

とはいえ、丹念に描くのに専心するあまり
ストーリーがやや小粒なのが玉に瑕。

墓泥棒で手に入れた琴を売ろうとして、
ウロウロしてたというのが大筋だというのは
やはり小さい感じがした。

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2015年04月21日

Posted by ブクログ

おもしろい
古代中国が舞台なので
とっつき難い感があるが
盗掘した琴を小旋風がかき鳴らし
その音を聞きつけて
生きているのか、死んでいるのか
わからない人物が
追いかけてくるあたりから
グッと引き込まれる
始めの旋風が
いつのまにか
嵐のように突き進み
吹き荒れ
やがて
しだいに少しずつおさまり
かに終わる

平行して
「黒猫の薔薇あるいは時間旅行」を
読んでいたので
身体がバラバラになるような感覚を
味わった
どちらも
時間と音楽を扱っていたので

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2015年03月22日

Posted by ブクログ

久しぶりにこういった作品を読みたかったと思えた作品。
春秋時代にファンタジックを纏い、小気味良いリズムに躍動感、心に感じる音は滑らかに。
デビュー作とのこと、次作がとても楽しみ。

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2015年02月21日

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