小島環のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初めての四国旅行で買った本!
高松駅のくまざわ書店にて購入
かつて日本にも存在していた風習、泣き女!?
葬儀の際に死者を弔う為に、泣く女性の職業!?
儒教の教えの中で死者を弔う事に悲しむ事が最大の敬意であった事が根幹にあるようです。
現在の日本にはその風習は殆ど残っていないようですが中国や一部の東南アジアには未だ、泣き女としての職業が存在しているようです!
本作は中国唯一の女帝、則天武后が統治する唐の時代の神都の話!
神都随一の哭女性、泪飛!
葬式に泪飛を呼ぶ事、呼べる事が一種のステータスとなっていた、泪飛は呼ばれた葬儀で死者を弔う歌を歌い涙を流す・・・
そんな、多忙なる毎日を送って -
購入済み
北宋が舞台
医者の娘である主人公が姉の代わりにした死体の検死を通して、髑髏を抱えた謎の少年や年上の官吏と協力して事件を解決していく過程は互いの性格が入り乱れて予想外の展開になって面白かったです。
その一方で、検死のシーンは一回だけだったのでもっと増やしてほしいと思いました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ主役は医師の娘で検屍も武術も堪能な少女、紅花。
ただ謎解きは天才かつ変人の九曜の方。
彼が感情の機微を読み解くのは苦手だが、大体一目で真相を見抜き、何なら女装も難なくこなす。
天才と変人の紙一重な探偵と武術派の医者(の娘)
というわけで、中華風なシャーロック・ホームズだなとと思いながら読んだ。
ワトソン、確か拳銃使えたはず。
紅花の場合は弓だ。
但し、怪我とトラウマでその腕が発揮されるのは随分後のことになる。
最初は九曜の勢いに巻き込まれた感じだったが、やがて事件が連鎖してくると紅花が容疑者扱いに。
しかも彼女に何故か言い寄ってくる天佑も登場でややこしいことに。
後半は別の意味でハラハラし