田口智子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ子どもの頃に読んだ作品を、大人になった今、一気読み。
夢中になって読んでいたこの作品も、大人になって読み返してみると、気になる細かい描写やご都合主義的展開も散見されるのだけれど、それでもこの作品の持つ、「ダーク」で「受け入れざるを得ない宿命」のようなものがこのシリーズの根底にあるように感じられて、ああこの雰囲気に惹きつけられて読んでいたのだなあと思い出される。
スティーブがマダムオクタの毒牙にかかったとき、ダレンは思慮の末に自分の家族を捨ててでもヴァンパイアの道を選んだ。
自分に責任があるとして、友達を救うのか、保身に走るのかは、日本人の感覚として得心できるものだろう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ遂に最終巻。
ダレン・シャンの決めたバンパニーズ大王との戦いの結末は想像通りだったけど、てっきりバンパイア・マウンテンに行く時に死んでしまった片割れが最期かと思っていたので、それとは関係なしにただ消えていく結末が意外だった。
ミスタータイニーは本が好きでは無いということで、特折思い出したように登場した日記帳がここまで重要アイテムになるとは。
それが冒頭に繋がる、そして著者名にも繋がるという仕組みは好きだ。
大王との戦いの時には傍にいたいといっていたハーキャットは、他の戦いに追われて願いは叶わなかった。しかし、同じ状態で復活したダレン・シャンとして、また再会くらいはして欲しかった。様々なキャラクターが登場して掻き乱した割には、最後は静かにダレン・シャン(とミスタートール)で終わった。
世の中はミスタータイニーのままごとに過ぎない。そして、エバンナの訴えでダレン・シャンは復活し、運命とはそんな気まぐれなものなのかとも思う。
本シリーズの後半、ダレン・シャンの妹アニーが大王スティーブの子を産んでいたり、エバンナもダレン・シャンを復活させるための取引としてガネンとバンチャの双子を未籠もり、ダレン・シャンとスティーブにしてもミスタータイニーがこっそり身篭らせて産ませたとし、結構性的に入り乱れている。行為こそ書かれないが、そうゆう点であまり子供向けではない。
最終巻なだけあって、冒頭でも、湖の中でも、回想シーンが同じような内容で長すぎる。 -
Posted by ブクログ
今作では、ダレン・シャンがバンパイアに相応しいかどうかを見極めるべく4つの試練をこなしつつ、合間合間にバンパニーズらの怪しい影や、仲間による試練の特訓などで話が進む。
児童文学だから野暮なことは言うまいとも思うが、バンパイアの祭典のタイミングや、試練の結果など、想像がつくというか、さすがに都合が良すぎて微妙に感じた。そんな中で、次作に続く話として裏切り者と仲間の死が終盤にあったが、それすらも都合が良いように思えてしまった。野暮すぎるが。
試練での、泥で流れる血を抑えなきゃいけないほど血みどろであったり、足の神経を失うなどの表現には少し驚いた。