テクノサマタのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
植物の精と季節、人間が織り成すファンタジーの二巻目。
■不断梅花
小説家の先生が仮住まいにした家には、一本の梅がある。
幽霊の振りをして人を脅かしては追い出していたその梅が、先生にはひどく純粋に見えて―――
■飼猫柳
ご主人に拾ってもらって、撫でてもらって、名前で呼んでもらって―――
最後に一回だけご主人の手に触ってこよう。
そう決心して忍び込んだ「にゃーにゃ」は、なぜかご主人に見つかってしまい、あげく「まりん」と勘違いされて……
好き嫌いは別れそうですが、私は好き。
どちらのお話も、すごくすごくいいです。
絵がかわいくて内容に合ってるし、なにより言葉がいい。
一つ一つの言葉がものすごく純粋で単純で、かなり突き刺さってきます(これも嫌いな人は嫌いそうな雰囲気だけど)
梅の精の幼稚なところや、警戒心はあるくせに単純で、すぐ人を信じてしまうところ。
にゃーにゃの、ひたすら主人を慕う健気さ。
どちらも言葉の言い回しがかわいくて、それが逆に泣けてくる。
これ、天然なのかなあ。
計算だったらすごいな、と思います。
個人的には、桃太郎を見た梅の精が
「桃か竹ならよかった 桃や竹は人間の子供が出ることがあるんだ」
と真剣に言うところがすごく好き。
にゃーにゃの「くびわ!!」と喜んでいる顔も好きー。
いろは、はいいろ
なつは、みどり。
まえあしも、うしろあしも
ゆれるしっぽもないけど
きっとずっと
カイをいちばんすきなねこだよ。
このラスト、すっごい好き。 -
Posted by ブクログ
テクノサマタさんの漫画、初めて読みました。
絵はものすごく好みなんだけど、それだけに裏切られたら嫌だなと思ってた漫画。
でも、すっごくよかったです(好き嫌いは分かれるかもしれないけど)
あー、泣いたー。
弱いんだよなあ、こういう話。
ほのぼのしてるけど切なくてかわいくて。
■獅子座、蟹座
流れ星が落ちた夜、ルウとカーズは出会った。
廃棄物だったのにどういうわけか動き出してしまい、機能停止を待つばかりだったアンドロイドのルウ。
ひとりはいやです、とお星様に願ったカーズ。
けれどカーズが大きくなって、笑顔を見せてくれなくなって、自分は足手まといになってばかりで……
ルウの純粋さとカーズの優しさに泣けました。
よくある話かもしれないけど、絵のかわいさと台詞の切なさが痛かった。
さんかい カーズが ねがいを となえる あいだ
とんでいられますように
に胸が締め付けられました。
あー、この話いいよう。
■私立黎明中学第二演劇部
小学校のときに見た、演劇部の人魚姫。
彼女に憧れて入学したのに、人魚姫はオトコ(?)で……
すさまじいまでの戦闘シーン(笑)
ちょっと説教臭かったけど、紺野君の叫びはかわいくてよかった。
■りんごちゃん
ただもうひたすらかわいらしい。
ほのぼのさせてくれました。
■三日月、朔月、十三夜
顔が怖いせいで子供に泣かれる小児科の「わるものせんせい」
でも深夜、先生を怖がらない子供が現れて?
ちょっと話がわかりにくかった……かも。
金魚とかなんだったんだろう。
でも台詞と表情がものすごく語るんだよー。
どきどきとかわいらしかったです。