深森あきのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
認知行動療法の本で、本作は2度目の再読。
認知行動療法は
「自分が自分の治療者になること」
を目的としています。
今回、この考え方をさらに客観的に見られるようになった気がします。
自分が理解しているのはほんの一部分と痛感しました。
同時に、今の自分に必要なところだけエッセンスとして吸収すればいいのだ思えるようになりました。
特に、自分の場合で一番大事なことは、代表的な認知の歪み10個に気をつけること。
今回、マイナス化思考、結論の飛躍(心の読み過ぎ:読心術と先読みの誤り)、感情的理由付けがちゃんと理解できました。
これらは、すべて「落とし穴」
注意して覚えておかなければならないのは、自分のメンタルが不調な時ほど、これらの落とし穴に陥りやすいということ。
そして、どの落とし穴にはまりそうか自分で気付くこと。
他にも色々な学びがありました。
わかることが多くなってきて、すごく楽しく読めました。
また、時間をおいて再読します。 -
Posted by ブクログ
素晴らしい本だった。認知行動療法について大まかを理解するのにとてもわかりやすく、また最後に暴露療法にも触れている。それはACTの内容に近しく、不安なときそれを認め不安の対象にあえて集中するといった内容で、認知行動療法と暴露療法をバランスよく組み合わせることで、より楽に生きやすく自由な選択肢を見つけられるようになるのではと思った。
この本の良いところは、合間に差し込まれる漫画が普通にクオリティが高いことで、主人公にも感情移入できた。
最も役立つと感じたのは、1.完璧主義やべきべき星人といった考え方のクセを認識すること、2.問題解決シートでしっかり準備をして不安なことに取り組んで振り返る、3.事実に対する考え方(認知)で生じる気持ちが変わる、といった部分。これからも大事にしていきたい。 -
購入済み
誰にでもある認知の歪み
誰にでも読んでもらえる本だと思います。
わたし自身、パニック障害を発症してからいろいろと勉強する過程でこちらの本と出会いました。考え方がどんどん悪い方向にむいてしまったり、ネガティヴにとらえたりすることがとても多くなっていましたが、こちらの本を読んでほっと安心感が得られました。
自分の考え方は、生まれ育った環境や世の中の情報、周りに関わる人などから影響も受けるし、そういった情報が潜在意識にすり込まれて認知の歪みが生まれてくるのではないかと思いました。
自分の凝り固まった考え方は、決して自分だけのせいではないということ、歪みに気づくことで行きすぎた考え方を戻すこともできること、自分や他人に優しくなれることを学んだ気がします。 -
購入済み
わかりやすい
やっぱりマンガはわかりやすくていいですね。自分の症状のために勉強したかったのですが、余裕がないときは文字が頭に入っていきませんから助かりました。
-
Posted by ブクログ
心理学の三大巨頭。フロイト、アドラー、ユング。
アドラー心理学のまとめ
1.自分を主人公にする。
人間は、環境や過去の出来事の犠牲者ではなく、自ら運命を創造する力がある。
2.人間の行動には目的がある。
過去の原因ではなく、未来の目標を見据えている人間の行動には、その人特有の意思を伴う目的がある。
3.人は心も体もたった一つ。
人は心の中が矛盾対立する生き物ではなく、一人一人かけがえのない、分割不能な存在である。
4.誰もが自分だけのメガネを通してものを見ている。
人間は自分流の主観的な意味付けを通して物事を把握する。
5.全ての行動には相手役がいる。
人間のあらゆる行動は、相手役が存在する対人関係である。
あなたを作ったのはあなた。あなたを変えうるのもあなた。
人間がピンチに陥った時に支配されやすくなる誤りをbasic mistake と呼ぶ。
1.決めつけ
2.誇張
3.見落とし
4.過度の一般化
5.誤った価値観
ライフスタイルとは、性格よりもっと広い、自分についての信念。自分の周りの世界に対する信念を含めて呼ぶ。
ライフスタイルの構成要素。
1.自己概念。自己についての信念。
私は〇〇である。
2.世界像。世界の現状についての信念。
世界は〇〇である。
3.自己理想。自己、世界の理想についての信念。
私は〇〇であるべきである。
人生は私に対して〇〇であって欲しい。
ライフタスクとは人生で直面しなければならない様々な課題のこと。
1.仕事のタスク
2.交友のタスク
3.愛のタスク
困難を克服する活力を奪う勇気のくじき
1.高すぎるハードル
2.達成出来ていない部分の指摘
3.人格否定
原因を探ることは解説にはなるけれど、解決につながらない。
怒りの感情は、感情の中でも最も対人関係の要素の強い二次感情。その根底に、傷つき、寂しさ、悲しみ、心配、落胆などの一次感情がある。
自己決定性。あなたを作ったのはあなた。あなたを変え得るのもあなた。
困難を克服する力。つまり、勇気を発揮するポイント
1.尊敬、信頼に基づく人間関係をベースとする。
2.パーソナリティの違いを認める。
3.短所は長所に置き換える。
4.時に直面する。つまり、相対する。
人は出来事に対して客観的に、ありのまま受け取るのではなく、自分特有のものの見方、認知の仕方で主観的、個人的な現実として印象付けてしまうもの。つまり、人は事実をそのまま受け入れず、思い込みの世界で生きている。
他者の目で見、他者の耳で聞き、他者の心で感じること。共感とは、相手の関心、考え方、感情や置かれている状況などに関心を持つこと。同情とは異なる。
あらゆる行動には相手役がいる。
良い人間関係を築くガイドライン。
1.尊敬。礼節を持って接する態度。
2.信頼。相手の背後にある善意を見つけようとし、信じること。
3.協力
4.共感
重要なことは、人が何を持っているか。ではなく、与えられたものをどう使うか。である。こらは感情や劣等感も含まれ、どう使うかが重要である。
ほめることと勇気づけは異なる。
勇気づけの鍵は、所属感、信頼感、貢献感。主観で感じることが大切。
自分自身を勇気づけるには、ポジティブな言葉をはっきり使うこと。
セルフモチベーションを持ち、自分自身を勇気づける言葉。
・私はユニークで有能な人間だ。生活上の行動について自分で決断できる。
・私には個性的な特性やポジティブな側面があり、あらゆる生活環境の中でそれらを使うことができる。
・私はポジティブな特性を認識でき、そららに焦点を当てることが出来る。
・私は人生の困難を直視し、それらを乗り越えられる課題だとみなす。
・私は過ち、間違い、失敗を学びと成長を得る可能性だと受け止める。
・私は達成と完璧よりも努力と前進に焦点を当てる。
・この世界の中で、私の人生には目的と意味がある。
・私は自分や他人が見たり、思ったりする以上の人間だ。
・私は、自分が本当になりたい人のように振る舞っている。
他者を勇気づける方法
1.良い所を見つける。
2.加点主義で関わる。
3.プロセスを重視する。
4.失敗を受け入れる。
5.感謝を伝える。
アドラー心理学の一端を知り共感できた。これからの自分の人生の礎となる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読んだ理由(得たいこと):
・自分の思考のクセをしり、行動につなげる
・自分の行動で他人がどう思うのかというのを想像できるようになる
所要時間:
45分
各章ごとのまとめ
目次
◆認知行動療法とは
「事実は一つなのに人によって捉え方は様々」
事実の受け止め方のABCモデル
ActivatingEvent 事実
Belief/AutomaticThought 認知
Consequence 行動・感情
⇒認知の仕方によって行動・感情が変わってくる
認知の3つのレベル
・自動思考
瞬間的に考えてしまうこと
・背景としての前提・ルール
日常を通して形成された考え方(偏見もはいる)
・中核概念(スキーマ)
価値観
◆自分の気持ちや考えを整理する
自分の感情を記録し、セルフチェックする
→日記に書くとよい。何がつらい・うれしいくらい
◆考え方のクセをつかんで、新しい考えを手に入れる
自分の考え方を疑ってみる。物事に対しての違う見方を探す
自分の常識を疑う「〜するべき」とか
自分の感情に対して、質問してみる
「わたしは○○と考えている」に対して「なんで?」「もっとポジティブなのない?]
10の考え方のくせ
・白黒思考
・過度の一般化(一回の失敗で常にミスってる気になる)
・心のフィルター(意図的にネガティブなことを心が選択したり)
・マイナス化思考(あえてマイナスに考える)
・結論の飛躍
・心の読みすぎ
・先読みの誤り(今後の展開をネガティブに考えすぎる)
・拡大視・縮小視(失敗は過大、成功は過小評価。相手には逆)
・感情的理由付け(非ロジカル・感情こそすべて)
・べき思考(バイアス)
・レッテル張り(自分にレッテルをはる)
・自己関連付け(被害妄想してしまう)
◆「いつもと違う行動」で世界を広げてみる
行動は「きっかけ」「行動」「結果」で成り立っている。
→「きっかけ」の見方を変えて、行動を変えることにより、結果も変わってくる
感情と行動の関係
解決志向
メリット:問題が解決に向かう
デメリット:
精神的負担が大きい
自分のこのントロールできる範囲で行動するようになる
回避志向
メリット:一時的にでも楽になる
デメリット:
問題状況を整理できる
問題は解決してはいない
ガマン志向
メリット:過激な反応をしない
デメリット:
忍耐力がつく
強いられるガマンは負担が大きい
まとめ
人の思考はある意味で、個人個人の経験を経てパーソナライズされてきたシステムである。
そのため、同じ現象に対しても感じることは人それぞれである。人を理解するときに、表面的な側面だけでなく、その人の行動を支えているシステムを理解することにより、より相手のことを理解することができうまく働きかけることができる。
また、自分もまた同様のシステムをもとに動いているということを理解し、ある意味で俯瞰した視点で自分のシステムを見つめてみことにより、心の負担を減らすことができる。
感想
「人」という対象に対してずっと理解するのを苦手としていた。なんかそもそもその個人に対して興味持てないし、、。というのでずっと避けてきたが、
ActivatingEvent→Belief/AutomaticThought→Consequence という流れが、
インプット→処理→アウトプットという風に置き換えられる気がしてシステマチックだなと思った。
ここまでシンプルに考えられると、人と関わるときに感情なども想像しやすいのかなとおもった。「どうせ人の感情なんてシステムなんだ。継承してるクラスが違うくらいで」みたいな。
システムを分析するくらいの気持ちで対応するのが自分には向いてそう。
どう活かすか
・行動の裏にある思考はなんなのだろうか?と想像をする
(背景&思考パターンの両側面で)
・アドバイスをする際は、論理的正解ではなく、相手のシステムを考慮したアドバイスをするように「このひとはどう思うだろうか?」と自分に問うようにする