ロレイン・ヒースのレビュー一覧
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購入済み
トゥルーラブ家の庶子達のシリーズ 「公爵家の籠の鳥」に続く作品です。
逃げた花嫁を追い、貧民街で暴漢に襲われ重傷を負ったソーンリー公爵とそんな彼を手厚く看病し、あろうことか逃げた花嫁を探す手伝いも頼まれるジリーとの物語です。
公爵や公爵夫人など貴族達の役割や生活様式等分かりやすくきめ細かい描写は、作品に深みも増していると思います。
通常相容れない二人が、どのようにラストを迎えるのか、最後まで目が離せませんでした。 -
購入済み
トゥルーラブ家の庶子達のシリーズは、どれも冒頭でドキッとさせられ、これから何が始まるのだろうと興味を掻き立てられます。
ミックの復讐は、まさにそこから始まるのですが・・・小さな欠片を見落とさず集めながら真相を明らかにできるのは、何人いるでしょうか?
私は予想ハズレで、また最初から読み返し全てが腑に落ちロレイン・ヒースの手腕に脱帽しました。
このシリーズのヒロイン達は、レディー・アスリンもそうですが、男性に媚びず自分に驕らず前向きに強く生きる姿に感銘を受けます。ロレイン・ヒース女史もきっとそういう誇り高い女性なのでしょう。 -
購入済み
前作の「公爵と裏通りの姫君」でのラビィニアが謎めいていてずっと気になっていました。
出だしから意表をつき、現在と過去を行ったり来たりしながら、まるでパズルのピースをはめるように物語が進行していきます。
何度読み返しても、終盤のヴィヴィの悲しみに一緒に涙し、運命に翻弄されながらも前向きに生きる姿に感動します。
ロレイン・ヒースは、大好きな作家で、他の作品もですが伏線をいろいろ用意し、登場人物も丁寧に描きながら読者を飽きさせずに一気に読ませます。
次回の作品も楽しみにしています。
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Posted by ブクログ
シリーズ物で未訳前作ヒロインの娘
愛のある結婚を求める
グレースが主人公。
妻と娘を病気で亡くし、
世を自分を捨て
酒女ギャンブルに溺れるラヴィングドンが
ヒーローですが...
酒飲んでも迷惑かけてないし
ギャンブルめっちゃ強いし
レディには優しくホット。
そんな彼を幼い頃から慕い続ける
グレースの感情の揺れと
亡き妻を想いながらもグレースに
どんどん惹かれて
悟っていく様子が
良かったです。
真夜中の庭で、
ガラスの展示会で、
図書室で、
のシーンが好きでした。
いきなりラムかい、と
思いましたがいいのステキw
順番は前後しましたが
前作も読みたいし
登場人物が皆スピンオフできそうな -
購入済み
トゥルーラブ家の庶子達のシリーズ
「公爵家の籠の鳥」
「公爵と裏通りの姫君」
「路地裏の伯爵令嬢」に続く作品で、
今回の主人公は エイデンです。
ラシング公爵夫人のセレーナは、夫が急逝し子供がいないため領地や爵位を返上しなければならず、限嗣相続制度のために財産などほとんどを失ってしまう。
兄妹達の財政のためにも今すぐ“跡継ぎ”を作る必要があり、エイデンに近づいてきた。
セレーナの回想中で、結婚初夜に公爵がセレーナの耳もとで「すまない」と言ったのが、ずっと心に残っていて最後の方で、あぁーと腑に落ちて、公爵も可哀想な人だったんだなーと切なさが残りました。
エイデンやセ -
Posted by ブクログ
伯爵アルバートとエドワード、双子の兄弟で出かけた旅行で命を落としたアルバート。妊娠中の妻のため自分になれ、と言い残した。兄になり、ジュリアの元に帰るエドワード。2人は周りの目には犬猿の仲と映っていた。それまで飲む・打つ・買うに明け暮れていたエドワード、その裏にはある思いが隠されていた。兄の命を奪い、ジュリアまでも奪おうとしている罪悪感もありつつ、ジュリアへの想いを募らせるエドワード。その心理描写が突き刺さる。エドワード、五本の指に入るくらい素敵なヒーローだった。
個人的事情により、ジュリアはあまり好きになれなかった。エドワードと見抜けなかったこと、後に、自分は本当はエドワードと気づいていたかも -
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面白かった
ヒーロー、ヒロイン共なかなか奥が深くて魅力的。
ストーリーの最初は嫌な女全開で、ヒーローも負けずにやな奴なだけにどうなるのかと思ったけど、途中から実はM?なヒーローが、ヒロイン無邪気にS系でヒーローを服従させる様は面白い。
登場人物の名前がすんなり入らくて、前作読んでいないからか、覚えるのが大変でした。 -
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Posted by ブクログ
「セント・ジェームズのスキャンダラスな紳士たち」シリーズの第一弾。
この作家さんは好きなんですが、今回はいまいち(´・_・`)
ヒロインがヒーローに助けを求める冒頭の動機が弱い感じがして、入りこめなかったのと、日本未邦訳の前シリーズが存在するからか、原文もしくは翻訳が悪いのか分からないけど、何度かその場の状況が読み取れず同じところを何度も読み直す羽目に陥りました。
それがマイナスでしょうか。
ストーリーとしては、亡くした妻子のことが忘れられず、また誰かを愛することを恐れるヒーローとそんな彼を幼い頃から慕ってきたヒロインが、お互いの持つ闇の部分を分かち合い想いあっていく展開。
特に印象に残