岡田武史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ非常にタメになる一冊だと思います。
王さんと岡ちゃんとは意外な組み合わせな気もしますが、わかりやすくてあっという間に読み終わりました。
いろいろな点で感銘を受けたり参考になったことがありますが、個人的には以下の3点が特に印象に残りました。
(1)やる前にあれこれ調べたり考えたりするのは、うまくいかなかったとき、馬鹿にされたり否定されたりするのが嫌だという気持ちがあるかもしれません。
じっとして行動を起こさなければ成功も失敗もなく、誰からも何も言われずに済みます。
→確かにそうやって逃げる傾向は多々あります。そのように消極的になってはいけないと自戒を込めて。
(2)仕事に限らず何をするにしても、僕は「やった!」という達成感とか胸の中にこみあげてくる熱い感動こそが、本当の報酬だと思うんです。お金や名誉はその後に必ずついてきます。
→「熱い感動=報酬」とは考えもしませんでした。「熱い感動」を求めて行動しないといけませんね。
(3)何か自分が得意なこと、やって楽しいことが見つかったとき、より高いレベルへ行きたいというのは人間の本能でしょう。そうやってチャレンジしているうちに「運」も向こうからやってくるんですよ。
→「ツイてない」というのはやるべきことをやってから考えないといけませんね... -
Posted by ブクログ
この本、232ページあるんですが、ものすごく字が大きいので、通常の新書に換算すると、112ページぐらいしかないと思います。
子供に読んでほしいので字を大きくしたのだとは思いますが、無駄に紙数が増えているので、環境には優しくないのでは、と思ってしまいました。
内容的には、もっともなことが書かれていますし、この手の本としては、とくに目新しいことはありません。
が、モチベーションをアップさせるには良い本だと思います。
とくに、スポーツをしている子供たちに読んでほしい本です。
本を読みなれていない子でも読めるように配慮された本だけに、そういう子たちに、2人のメッセージが届くといいな、と思っています。 -
Posted by ブクログ
岡田さんご本人が仰っているように、これが完成形の正解だと捉えられるものではないが、過去に日本代表を監督し、地域クラブを運営されている実践者としてのメソッドが共有されていて、これを切り口にアレンジしていくのもアリだと思う。
個人的には、プレーヤーとしては、高校全国レベルくらいまでしか経験していないが、正直なところ、情報としては、物足りなかったり、聞き慣れない独自の言い回し(例えば、揺さぶりをウェービングという)などもあり、現時点で共通言語になってないものにわざわざ言い換えたくないなと思ったりした。概念的な整理には賛同できる。
その中でも、この本から、特に、重要なメッセージとして受け入れるべきだよなと思ったのは、
⚫︎技術、原則は16歳以前で教え、自由はその後
⚫︎勝負の神様は、細部に宿る
(私くらい、少しくらい… で負ける)
⚫︎明確な目的共有と自分の具体目標の接続
このあたり。「勝負の神様は、細部に宿る」は本当に重みのあるコトバ。何度言い聞かせても損はない。
以下、個人的な読み返し用メモ↓
◎スペインには、プレーモデルという、サッカーの型のようなものがある。16歳までに身につけ、その後、自由にさせる。日本はその逆をやってきている。
・Jリーグができたとき、外国人指導者たちが言っていた「自分で考えさせる」という自由は「プレーモデル」という型を身につけた上での自由ではないか。にも関わらず、私たちは表面だけを真似てしまったのではないだろうか?
・「主体的にプレーする、自立した選手を育てられないだろうか?」と思い、FC今治のオーナーになり、チャレンジしているところ。
・ボールフィーリングなどは、神経系が発達するゴールデンエイジ(5〜12歳)のころが最も獲得しやすい
・「原則」で指導すべきところを「状況」で指導していたのではないかという疑問を持っている
・選手が自立できていないのは、体系的に理解していないからであり、指導者も同様であり、日本ではプレーの原則が体系化されていないから
◎「今は攻撃(or守備)のどの段階で、何を目的に、何をするべきか?」これをすべての選手が理解し、チームで共有すれば、つながりのあるサッカーができる。
【攻撃の一般原則】↓
・攻撃の優先順位の原則。得点を狙う。前進する。保持する。リセットする。
・ポジショニングの原則。守備の場合はコンパクトをキープするのが大切だが、攻撃は深さを保つのが必要。幅もとり、レーンには気をつけ、ウイングなら、ボールサイドなら中にズレたり、逆サイドなら、留まって相手を引きつけるなど。基点と動点で捉え、アウターゾーンの基点は必ず誰かがポジションをとり、定石となってバランスを保ち、動点はボールサイドへ動き、数的優位をつくり、インナーゾーンへのパスコースをつくる。ボールロストは誰でもいいから、守備の優先順位の高いポジションを埋めていく。
・モビリティ(スペース&数的優位を作り出す)の原則。相手の守備ラインを動かす。ユニットを組んで動く。1stアタッカーが裏を狙い、2ndアタッカーが足元で受ける動き。
◎ボール循環の原則。ボール保持を短くし、パススピードを上げ、守備のスライドが追いつかないようにする。インナーゾーンへの縦パスと横パスを組み合わせる。
・個の優位性の原則。意図的に使う。または、そう思わせて、薄くなったところを使う。
【守備の一般原則】↓
・守備の優先順位の原則。主導権あれば、ボールを奪う。自由にさせない。遅らせる。ゴールを守る。主導権なければ、ゴールを守る。遅らせる。自由にさせない。ボールを奪う。
・ポジショニングの原則。スペースを消し、距離を保ち、位置的優位をつくる。
・バランスの原則。オフサイドを利用してコンパクトフィールドをつくる。FWがどこまで下がるかはチーム戦術によって異なる。
・プレッシングの原則。全体でリンクして、規制をかけ、数的優位をつくり、ボールを奪う。
・個の優位性の原則。相手のストロングを抑えれる選手で。
【攻撃の個人とグループの原則】
(一部のみ。意外とできてないこと↓)
・自分の視野を確保しながら、自分のマークが同一視できなくなるポジションをとり続ける。
・パスを受ける前に、自分の受けたいスペースの逆に動き、マークを引きつけておく
・プレーの意図を持ち、プレーの意図を隠す工夫をする
(相手に予測させない。or 予測させて逆をつく)
二つ以上のパスコースに出せる持ち方、蹴り方をする。
【守備の個人とグループの原則】は省略
(当たり前のことばかり)
【専門原則】(チーム独自の考え方)
・アタッキングサードの場所を名称化する
チーム全体が狙うべき場所を共有し、素早く見つけられる
・アタックの方法を4つに分類する
ブレイク、サイドアタック、ニアゾーンアタック、Kゾーンアタック
【ゲーム分析】(フレームワーク活用)
・最初の手順は、「成果」と「問題」を特定すること。いつ、どこで、の視点で観察。4局面の目的を達成できているか?
・次に、成果の要因、問題の原因を明確にする。
・上手くいってない原因は、1人の選手の問題なのか?システムや戦術のアンマッチなのか?
◎良かったこと、悪かったこと、次にどうするか、を練習や試合で選手同士で話し合わせる。
【トレーニング計画】
・エクササイズを作成するには、ゲームを想定して、ゲームで起こる場面やプレーを抜き出す必要がある
【コーチング】
◎勝負の神様は、細部に宿る。
「まあこれくらい」「俺1人ぐらい」「1回ぐらい」という些細な甘さや隙が勝負を分ける。小さなことをキッチリできるチームを目指す。
・11人しかピッチに送り出せない。嫌われることを恐れてはできない。
弱さを知っているから、選手の仲人をやらないし、お酒も一緒に飲まない。
【チームマネジメント】
・超回復を考慮した強度のトレーニングを計画する。
・モラルなら、みんなが自然とコーンの外側を走るように持っていかなければならない。
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Posted by ブクログ
野球界とサッカー界を牽引してきた2人の対談を中高生向けにわかりやすくまとめた1冊。
大人が読んでもなるほどと思う部分が多かったです。選手として、監督として、クラブや代表を率いた経験なども踏まえて感じたであろう人生の本質的な部分について語る言葉に説得力を感じた。野球とサッカー、スポーツは違えど共通する想いなども多く語られていてやはり最前線にいた方同士の対話というのは見ていてとてもおもしろい。
お二人とも未来を担う若者たちへの愛情みたいなものが根底から感じられるのも良かった。
印象に残った言葉を一つメモ。
岡田監督
森信三という哲学者であり教育学者だった人が、「人というのは、出会うべき人に必ず出会う。一瞬たりとも遅からず、一瞬たりとも早からず」ということを著書に書いています。
結果論かもしれないけど、人生の選択において必ず出会いはあって、その選択を後悔しない結果になれば出会いは肯定されるんだろうなぁと感じたので、失敗したとしても選択は悔いなく生きたい。