岡田武史のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
真剣勝負の場に身を置いている事が共通しているが、サッカーの監督と棋士と言う、
競技の性質が全く違いながら、勝負どころの察知能力やリスク対応などが
共通していると思った。
その反面、勝負のアヤとなる場面で他力か自力で対応するかなどは、
競技が違う事で考え方や対処方法が違う。
一言で勝負と言っても競技が違う事で相違点がある。
しかし共通する事も多く、かみ合った話が展開していてとても面白かった。
岡田監督が羽生さんに「日本代表監督をしてみては?」と言ったら
即座に「名人戦を戦ってください」と切り返した場面は、
両者が真剣勝負の場にいあるからこそ言える冗談なのだと思った。
岡田監督が言っていた「 -
Posted by ブクログ
ネタバレ王貞治元WBC監督と岡田武史元日本代表監督の若者向けのメッセージ対談本
下記が心に響いたフレーズ
↓
「自分の不安や悩みから目を背けず、しっかり向き合う。不安から逃げないで向き合っていると、慣れてくる。」
「逆に、不安や悩みの全くない人は、人生と真剣に向き合っていないから、あまりたいした成果を上げることができないということもいえます」
「もうこれでいいやと思ったら終わりなんです。成長はそこでストップします。次は大丈夫だろうかという不安があるから、努力できるんです。」
「切り替えはもちろん必要です。でも、勝ち負けにこだわって自分を追い込むことができないと、自分が本来持っているはずの強みとか長 -
Posted by ブクログ
ネタバレ目標を本気で信じるというのは、信念とか哲学といい換えてもいいと思います。それらを持っているかどうかで、結果は全然違いますね。チームの目標であれば、それを全員が本気で信じられないとだめです。大事なことは、その目標を自分自身が、チームであればメンバー全員が本気で信じて、それに向かって行けるかどうかということなんです。
リーダーにとっていちばん大事なのは、自分が成し遂げたい目標をはっきりと掲げ、まわりがなんといおうが、命を懸けてその実現に突き進むことだと考えています。その目標は他の誰よりも次元が高く、私利私欲とも関係ないものでなければなりません。そういう目標に向かって必死に努力している姿を見て、 -
Posted by ブクログ
「玲瓏」(周囲がよく見渡せる、透き通った静かな心境)≒「ゾーン」
「道」という日本特有の精神のありよう、身体の使い方をする事で、外国人と互角以上で戦える。
正しい手を指せば必ず勝てるものでもなし、ミスが「いい結果」の呼び水になることもある(将棋は後にミスした方が負荷が大きくなる)。
「長所から試合に入る」無理に短所を消すと長所を損ねる。
「着手をする前に4つの香車を確認しなさい。」
「中立の目」自分でも相手でもない第三者の目で複眼的に把握する。
ライフルは照準や標的の周囲の景色視野に入れて打つ(広い集中)。
リスクを取ることこそ、リスクから逃げる最高のすべ(リスクを取らないことがリスク)。結果