岡田武史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ビジネス書を読んでいる感覚。
サッカーのプレーが体系化されている。その中で体系化の技法として、ビジネスの文法が用いられているので、仕事とも親和性が高いと思う。
サッカーは非常に複雑性の高いスポーツなので、これまでは言語化が難しかったと思います。そこに対して、だからこそ徹底的に「原理・原則の抽出と、その言語化・用語化」を貫いている。
そのメリットは以下だと思いました。
①プレーの構成要素が分解されているので、エラーやうまくいかなかった時に、何が要因だったかを分析、改善できる(個人としても、組織としても)
②組織として、用語が統一化されているのでイメージを共有できる(試合中のコーチングとしても、練習中の強化ポイントの明確化としてとも)
複雑性が高い時こそ、それを言語化・用語化・点数化することで、組織として結果を出すことにつながる。あとはコーチング・サッカーでは監督、仕事ではマネージャーの力量だと思います(そここそが大変なので、どんな今治では組織マネジメントをしているか気になる)
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Posted by ブクログ
サッカーとは無縁な人間であっても、人の成長や組織のあり方に興味があるならば手に取る価値がある一冊。
私自身、サッカーについては疎い。具体的なフォーメーションの話などは「そういうものがあるのだな」くらいの捉え方だ。
しかし勝利(一般の企業であれば売上や利用数などのゴール)にこだわり抜く事、変化に強くあること、自分たちで動けるようになること、そしてそのためには基本的な鍛錬が必要であることをどう実践に落とし込んできたのか、という話からは学ぶところが多い。
なにより、岡田監督の未だに新しいチャレンジへと向かっていく姿勢には強く勇気づけられる。勇気と覚悟、そこに向かう確かな方法論。ビジネスマンとしても読む価値のある一冊だ。 -
Posted by ブクログ
真剣勝負の場に身を置いている事が共通しているが、サッカーの監督と棋士と言う、
競技の性質が全く違いながら、勝負どころの察知能力やリスク対応などが
共通していると思った。
その反面、勝負のアヤとなる場面で他力か自力で対応するかなどは、
競技が違う事で考え方や対処方法が違う。
一言で勝負と言っても競技が違う事で相違点がある。
しかし共通する事も多く、かみ合った話が展開していてとても面白かった。
岡田監督が羽生さんに「日本代表監督をしてみては?」と言ったら
即座に「名人戦を戦ってください」と切り返した場面は、
両者が真剣勝負の場にいあるからこそ言える冗談なのだと思った。
岡田監督が言っていた「引き出す」コーチングは
スポーツのみならず、仕事家庭でも大変有効だと思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ王貞治元WBC監督と岡田武史元日本代表監督の若者向けのメッセージ対談本
下記が心に響いたフレーズ
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「自分の不安や悩みから目を背けず、しっかり向き合う。不安から逃げないで向き合っていると、慣れてくる。」
「逆に、不安や悩みの全くない人は、人生と真剣に向き合っていないから、あまりたいした成果を上げることができないということもいえます」
「もうこれでいいやと思ったら終わりなんです。成長はそこでストップします。次は大丈夫だろうかという不安があるから、努力できるんです。」
「切り替えはもちろん必要です。でも、勝ち負けにこだわって自分を追い込むことができないと、自分が本来持っているはずの強みとか長所といったところも発揮できません」
「人間はね、そんなに賢くないから、失敗しない限り学べないんです。失敗することで、これをやったらダメ、こうやれば上手くいく、ということが分かってきて、自分なりの答えの引き出しが増えていきます。すると、全く初めての状況にぶち当たっても、それまでの経験値から、それなりに対応できるようになるんです。そういう答えの引き出しが少ないとしたら、それは失敗や挫折が足りないんです。」
「不安や悩み、怒りといったものは、生きている間は途切れることがないし、むしろ人生を前向きに進んでいくためのエネルギー源なんだと考えたら良いんでしょうね」
「一直線に上手くなったヤツなんていないぞ。みんな何度も調子が落ちて、そこからまた上がっていくんだ。何でスランプがあるかというと、一段高いところへ飛び上がるためなんだ。ジャンプするとき、誰だって一度かがむだろう。それと同じで、スランプの時こそ前と同じ所を見るんじゃなくて、飛び上がる先の方を見ないとダメなんだ。
選手個人にしてもチームにしても、調子が悪くなったとき、過去の良かったときや黄金時代に単純に戻ろうという発想だと、絶対上手くいかない。元に戻るんじゃなくて、もっと先にへ行くんだ、もっと高いところを目指すんだという気持ちで行かないと、後戻りしたままになってしまう。
大事なのは、上手くいかないときにもうダメだ、限界だ、なんて簡単にくじけたり、諦めたりしないことです。明けない夜はない、やまない雨はない、といいますが、諦めさえしなければ、たいていのことは乗り越えられるものです。
誰でもジグザグを描きながら上がっていきますが、その途中では何事もポジティブに考え、物おじせず積極的に出て行くタイプの方が大きく伸びるように思う。」
「特に大きな壁って誰にでもやってくるわけではないし、ある意味チャンスなんですよ。壁を乗り越えたら新しい景色が広がっているんですから、むしろ歓迎しないといけないのかもしれませんね。」
「自分で意識して、とてつもない挑戦や厳しい試練の機会をつくる。何を選んでいいか分からないなら、一番難しそうなものを敢えて選ぶ。そういう風にしないと、本物の夢や目標というのは見えてこないのです。」
「人生は思い通りにいかないことがたくさんありますが、そういうときこそいろんな人との出会いがあって、新しい道が開けたりします。そう考えると、なんでも順調に進むのは良くないような気がします」
「運を掴む秘訣なんかなくて、そのときそのとき、一生懸命やるだけ。
運は誰にでも平等に来るんです。だから、常に運を掴むように準備している人が運のいい人なんです。あるいは、運を掴もうと必死になっていると、誰かがちゃんと見ていて、最後にご褒美がもらえる気がします。」
「当たり前のことを諦めないで、粘り強くやることがどれだけ大事か。それで勝てるかどうかは分からないけど、やらなければ勝てる可能性がゼロになるんですね。」
「目標を本気で信じられるかがカギ。必ず達成すると心の底から信じ切ることが重要。」
「細かいことで自分は弱いなんで思う必要もないし、逆にそこで満足するならそこまでなんだろうし、人生において何が幸せか、何が成功なんて、自分で決めるしかない。」
もし、同世代のヤツと同じように夜遊びしたいんだったら、プロなんて辞めたらいい。
そのまま弱い自分を受け入れたら良いんじゃない?
たまに飲みに行っても、遊びにいたりしても良いと思うよ。
君は別にトップアスリートになるつもりじゃないだろう。」
『もし、同世代のヤツと同じように夜遊びしたいんだったら、プロなんて辞めたらいい。
そのまま弱い自分を受け入れたら良いんじゃない?
たまに飲みに行っても、遊びにいたりしても良いと思うよ。
君は別にトップアスリートになるつもりじゃないだろう。』
この言葉がなぜか響いた。このままじゃいけないなと。
やっぱり目の前のことに集中して努力する。辛くても、くじけない、諦めない。じゃないと運は味方につかないと思いました。
超一流のスポーツ選手がいうのだから間違いない。
確かに、自分の幸せ、成功なんて定義が違うし、人それぞれ。何が正しいなんて無い。
でも、少なくとも自分は、仕事での成功、自己成長(昨日の自分より上回る)ことが全て。それによって何かを失うのはある程度やむを得ないのかなとも再認識した。
自分の方向性はいい方向に向かっている、でもまだまだ修行が必要と認識させられた本でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ目標を本気で信じるというのは、信念とか哲学といい換えてもいいと思います。それらを持っているかどうかで、結果は全然違いますね。チームの目標であれば、それを全員が本気で信じられないとだめです。大事なことは、その目標を自分自身が、チームであればメンバー全員が本気で信じて、それに向かって行けるかどうかということなんです。
リーダーにとっていちばん大事なのは、自分が成し遂げたい目標をはっきりと掲げ、まわりがなんといおうが、命を懸けてその実現に突き進むことだと考えています。その目標は他の誰よりも次元が高く、私利私欲とも関係ないものでなければなりません。そういう目標に向かって必死に努力している姿を見て、まわりの人はついてくるんです。