行方昭夫のレビュー一覧

  • 英会話不要論

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    英会話偏重の英語教育への警鐘
    話す?聞くのベースには常に書く?読むが必要であり、文法や訳読は英語の基礎力を高める。

    帰国子女が自動的にバイリンガルになるのは幻想で、あくまで上手くいった例にすぎない。
    結局は英語の習得に必要なのは基礎学力と学習への強い意志である。

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    2018年11月23日
  • 身につく英語のためのAtoZ

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    行方先生の本は、わかりやすい例文が豊富で勉強になる。これ、ジュニア新書だけどジュニアには難しいかも。

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    2017年08月27日
  • 身につく英語のためのAtoZ

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    英語の勉強方法や、心構えみたいなのが知れてよかった。
    しかし、ここで前提としているだけのレベルがある人はこの本を読まないような気がする。
    需要と供給で想定している英語のレベルに差があるような気がした。
    Dの英文日記、そこまで書けていれば受験では困らないし、授業でも困っていない。
    Mの擬態語やJのジョーク、Rのなぞなぞなんかはある程度英語に不自由しない人が気にする問題であり、この本を求めている人は多分そこまでレベルはないと思う(少なくとも私にはない)。
    だから、まずは深く考えずに作中の文章の暗記から始めた方が賢明だと思った。
    ただ、ことわざや常套句、クリーシェはとても興味深い。

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    2017年03月18日
  • 身につく英語のためのAtoZ

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    行方昭夫先生の「岩波ジュニア新書」における著書を3冊連続で読みました。
    まあ、この3冊目は前2冊の補講のような感じでしたので前2冊を読んでいれば必要度は低いかもしれませんが、それでもやはり良書と思います。
    3冊とも上の子の本棚行きです。

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    2015年01月03日
  • 英語の発想がよくわかる表現50

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    英語の表現の例文とそれに対する解説。

    英訳を想定して書かれているようだが、英文を読むことにおいても役に立つと感じた。
    内容は難易度的に入門書とは言い難いが、定期的に読み返したくなるような良書だと思う。

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    2012年08月21日
  • 英語の発想がよくわかる表現50

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    [ 内容 ]
    「ぼくは退屈している」と「ぼくは退屈な人間だ」を英語で言うと?
    “water”は水?
    お湯?
    わかっているようで、実は英語学習のつまずきにもなるポイントを、楽しいエピソードをまじえながら解説します。
    英語・日本語のセット例文50をまるごと覚えてしまえば、英語らしい表現の基本がよくわかります。

    [ 目次 ]
    1 英語らしい英語日本語らしい日本語(waterは水じゃないの?;「来る」と「行く」 ほか)
    2 この英語はどう訳す?(Where is my pen?を何種類もの日本語にしてみよう;コンテクストは大切! ほか)
    3 小さな違いに注目(maybe、perhapsとprobab

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    2011年03月26日
  • お許しいただければ 続イギリス・コラム傑作選

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    ネタバレ

    大笑いでも激怒でもない、静かな紳士のエッセイ。

    前回の『たいした問題じゃないが』がとても好きで、今回も楽しんで読んだ。まるで英文長文読解にありそうな、というか実際にあったエッセイも載っている。いかにもイギリスな皮肉とユーモアに満ちた作品。

    ガードナー「自分自身で考える」権威が与えられているからすごいと思う。現代も同じ。自分がおかしなことを言うのが怖いから皆がすごいというものに同調する。自由に物を言えるから皆が同じことを言ってしまい、不自由になったら考え出すだろうと言っているが、案外そうかもしれない。誰でも発信できるSNSで他人の意見が可視化されると自分で考えられなくなった。

    リンド「ささ

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    2025年07月29日
  • 報いられたもの/働き手

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    再びモーム。「月と六ペンス」、「聖火」、「ジゴロとジゴレット」に続き四作品目。円熟期に、“自らの魂の満足のために”書いた四大問題劇のなかの二篇、という位置付けらしい。

    原題はそれぞれ、「報いられたもの」=For the services rendered と、「働き手」=The breadwinner。

    いずれの作品も、自己犠牲は幸せに通じていない、という点で共通している。前者は、戦争で国家に、三姉妹の長女が視力障害者となった兄に、後者では、父親が家族に、献身的に尽くすが、誰も幸せではない。

    かといって、身勝手に生きることが推奨されているわけでもない。

    寺地はるなさんの「架空の犬と嘘を

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    2025年05月20日
  • 聖火

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    半身不随の夫の不可解な死をめぐる推理小説風の戯曲。立場が違えば抱える悩みや思考も変わってくるのだろうが、互いの価値観のぶつけあいが読み手の心をささくれ立たせる作品である。最後のシーンにおいて何が正しいのかなんて議論しだしたら、人間の利己的で卑しい面があらわになりそうである。

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    2024年05月31日
  • 英会話不要論

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    会話偏重型に批判的なのはわかる。英語も読めない人が会話できるわけがないっていうのもわかる。だけどその例がちょっと狭苦しい。ただ、翻訳の難しさや、夏目漱石はじめ本気で英語を身につけるにはどれだけの本気さが必要かなど、そういう点は興味深かった。

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    2016年09月04日
  • 英会話不要論

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    タイトルがやや突っ走っている感があるが、早期英語教育や(過度に?)コミュニケーションを重視した英語などに警鐘を鳴らしている。筆者の立ち位置を理解した上で読んだつもりなのでさほどの驚きはないが、共感できる部分はいくつか。乱暴にまとめると、英語ができないという前にきちんと勉強している?のってことか。周りをみると、日本人の英語力は増していると思う。〝費用対効果〟という観点ではもうちょっと望まれるのかも知れないが、言語としての日本語と英語の距離を考えるとこんなものだろうと思ってしまう。極めようと思ったら、日本語を極めるのも相当難しいはず。

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    2015年03月24日
  • 身につく英語のためのAtoZ

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     「英語に感心のある中学生、高校生のために、学校の教室や、普通の参考書では習わない、英語についての各種の情報を、AからZで始まる項目順に並べ」(p.iii)たもの。内容は英語そのものに関することから英語の学習法に関するものまで、多岐に渡る。英語そのものに関すること、としては文法に関するものと、いわゆる豆知識的な熟語やことわざ擬態語、和製英語に分けられる。文法については、特に比較級、名詞構文、仮定法は章を立てて解説されているとともに、GRAMMARの章で「状況のit」、「分割不定詞」、「倒置構文」、「状態動詞の進行形」、「独立分詞構文」が取り上げられている。学習法については、多読のすすめ、300

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    2014年10月18日
  • 解釈につよくなるための英文50

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    英文和訳の基礎をマスターするのに必要な要素が散りばめられた例文50を先生と生徒の講義形式で説明。

    受験和訳向けという感はあるが、英語独特の言い回し、伝え方を学ぶには良質な英文が揃っている。

    英語には日本人にとって理解しづらいのだがよく省略される省略、挿入の技法であったり、関係詞によるS、Vの修飾がどのようにされているのかであったりといった点を、印象に残りやすい文章で紹介。

    これらの文章の解釈をマスターし、音読を繰り返すことで英文に対する理解を深めたい。


    やること
    ノートに写し、和訳コピー貼付。
    音読した回数を記載し、それぞれ100回読む。(半年、一日10分)

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    2013年09月11日