行方昭夫のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
英語の勉強方法や、心構えみたいなのが知れてよかった。
しかし、ここで前提としているだけのレベルがある人はこの本を読まないような気がする。
需要と供給で想定している英語のレベルに差があるような気がした。
Dの英文日記、そこまで書けていれば受験では困らないし、授業でも困っていない。
Mの擬態語やJのジョーク、Rのなぞなぞなんかはある程度英語に不自由しない人が気にする問題であり、この本を求めている人は多分そこまでレベルはないと思う(少なくとも私にはない)。
だから、まずは深く考えずに作中の文章の暗記から始めた方が賢明だと思った。
ただ、ことわざや常套句、クリーシェはとても興味深い。 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
「ぼくは退屈している」と「ぼくは退屈な人間だ」を英語で言うと?
“water”は水?
お湯?
わかっているようで、実は英語学習のつまずきにもなるポイントを、楽しいエピソードをまじえながら解説します。
英語・日本語のセット例文50をまるごと覚えてしまえば、英語らしい表現の基本がよくわかります。
[ 目次 ]
1 英語らしい英語日本語らしい日本語(waterは水じゃないの?;「来る」と「行く」 ほか)
2 この英語はどう訳す?(Where is my pen?を何種類もの日本語にしてみよう;コンテクストは大切! ほか)
3 小さな違いに注目(maybe、perhapsとprobab -
Posted by ブクログ
ネタバレ大笑いでも激怒でもない、静かな紳士のエッセイ。
前回の『たいした問題じゃないが』がとても好きで、今回も楽しんで読んだ。まるで英文長文読解にありそうな、というか実際にあったエッセイも載っている。いかにもイギリスな皮肉とユーモアに満ちた作品。
ガードナー「自分自身で考える」権威が与えられているからすごいと思う。現代も同じ。自分がおかしなことを言うのが怖いから皆がすごいというものに同調する。自由に物を言えるから皆が同じことを言ってしまい、不自由になったら考え出すだろうと言っているが、案外そうかもしれない。誰でも発信できるSNSで他人の意見が可視化されると自分で考えられなくなった。
リンド「ささ -
Posted by ブクログ
再びモーム。「月と六ペンス」、「聖火」、「ジゴロとジゴレット」に続き四作品目。円熟期に、“自らの魂の満足のために”書いた四大問題劇のなかの二篇、という位置付けらしい。
原題はそれぞれ、「報いられたもの」=For the services rendered と、「働き手」=The breadwinner。
いずれの作品も、自己犠牲は幸せに通じていない、という点で共通している。前者は、戦争で国家に、三姉妹の長女が視力障害者となった兄に、後者では、父親が家族に、献身的に尽くすが、誰も幸せではない。
かといって、身勝手に生きることが推奨されているわけでもない。
寺地はるなさんの「架空の犬と嘘を -
Posted by ブクログ
「英語に感心のある中学生、高校生のために、学校の教室や、普通の参考書では習わない、英語についての各種の情報を、AからZで始まる項目順に並べ」(p.iii)たもの。内容は英語そのものに関することから英語の学習法に関するものまで、多岐に渡る。英語そのものに関すること、としては文法に関するものと、いわゆる豆知識的な熟語やことわざ擬態語、和製英語に分けられる。文法については、特に比較級、名詞構文、仮定法は章を立てて解説されているとともに、GRAMMARの章で「状況のit」、「分割不定詞」、「倒置構文」、「状態動詞の進行形」、「独立分詞構文」が取り上げられている。学習法については、多読のすすめ、300
-
Posted by ブクログ
英文和訳の基礎をマスターするのに必要な要素が散りばめられた例文50を先生と生徒の講義形式で説明。
受験和訳向けという感はあるが、英語独特の言い回し、伝え方を学ぶには良質な英文が揃っている。
英語には日本人にとって理解しづらいのだがよく省略される省略、挿入の技法であったり、関係詞によるS、Vの修飾がどのようにされているのかであったりといった点を、印象に残りやすい文章で紹介。
これらの文章の解釈をマスターし、音読を繰り返すことで英文に対する理解を深めたい。
やること
ノートに写し、和訳コピー貼付。
音読した回数を記載し、それぞれ100回読む。(半年、一日10分)