あらすじ
「ぼくは退屈してる」と「ぼくは退屈な人間だ」を英語で言うと? ”water”は水? お湯? 簡単なようで実は英語学習のつまずきにもなるポイントを,楽しいエピソードをまじえながら解説します.英語・日本語のセット例文50をまるごと覚えてしまえば,英語らしい表現のエッセンスがよくわかります.
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Posted by ブクログ
ジュニアでなくても、楽しめるのが岩波ジュニア新書(自分がジュニアの時は難しくて読破できないものばかりだった。)。本書も、すでに大人の私にも参考になる解説が詰まっていた。英作文の心構えは、英語と日本語はいろいろと異なるから、おおよその意味内容が訳せればよく、まずは和文和訳からという本書のアドバイスは、英文ライティングの際の精神安定剤になりそう。本書を通して筆者の教養がにじみ出るとともに、ユーモア溢れる語り口なので飽きずに読み通すことができた。中高生向けの英語の本が実利に傾いていない頃の旧き良き本哉。
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もともと上の子(中2)に読ませようと思って買ったのですが、自分が先に読みました。
高校生くらいを対象としたものと思われますが、(英語上級者を除く)大人が読んでもとてもためになる内容多数。
すっかり行方昭夫先生のファンです。
もちろん、中学生(1〜2年生には少し難しいかも)〜高校生には大変オススメ。さすがの良書です。
Posted by ブクログ
難しすぎず易しすぎず、教科学習から離れすぎずしかしくだけすぎず、絶妙なバランスで、英語に関する個々のエピソードから英語の発想について紹介している。英語の発想と聞いて広く全般的、俯瞰的な内容を想像されると違っていて、当然のことながらあくまでも個々の例示からの演繹的な説明がされている。
岩波ジュニア新書シリーズは大人が読んで楽しめる良いシリーズであると思っており、今後も手に取ってみたいと思っている。
この本も著者近著の「解釈につよくなるための英文50」とともに、再度机に座って鉛筆を手に取り組んでみたい。
Posted by ブクログ
☆☆☆ 2025年10月 ☆☆☆
25年前にこの本に出会っていたら、と思うがきっと25年前の自分には何も響かなかっただろう。他動詞と自動詞の使い分けや無生物主語といった英語の発想に関する説明が分かりやすい…と思ったら著者はモームの翻訳を手掛けている行方さんだ!!
『モーム短編集』には素晴らしい作品があるが、それを日本語に置き換えた人。
この本で学んだのは覚えるしかないモノも色々あるってこと。
few=ほとんどない、a few=少しある、quite a few=非常にたくさん、とか。
英語をちゃんと勉強してきた人にとっては基本的な事かもしれないけど、今まで適当にしかやってこなかった僕には大変役に立つ。
英語は日本語以上に”繰り返し”を嫌うというのも、「なるほどな~」と思った。
ちなみにこのレビューでは”繰り返し”を避けることを少し意識している。
Posted by ブクログ
英語の表現の例文とそれに対する解説。
英訳を想定して書かれているようだが、英文を読むことにおいても役に立つと感じた。
内容は難易度的に入門書とは言い難いが、定期的に読み返したくなるような良書だと思う。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
「ぼくは退屈している」と「ぼくは退屈な人間だ」を英語で言うと?
“water”は水?
お湯?
わかっているようで、実は英語学習のつまずきにもなるポイントを、楽しいエピソードをまじえながら解説します。
英語・日本語のセット例文50をまるごと覚えてしまえば、英語らしい表現の基本がよくわかります。
[ 目次 ]
1 英語らしい英語日本語らしい日本語(waterは水じゃないの?;「来る」と「行く」 ほか)
2 この英語はどう訳す?(Where is my pen?を何種類もの日本語にしてみよう;コンテクストは大切! ほか)
3 小さな違いに注目(maybe、perhapsとprobably;quiteとvery ほか)
4 文全体の姿に気をつけよう(句読点で意味が変わる!;文と文の因果関係 ほか)
5 さらに意欲のある人のために(名文の徹底理解;さまざまな英語 ほか)
[ POP ]
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