あらすじ
英文和訳ではどこでつまずく? 知らない単語やイディオム? それとも省略や割り込みを見抜けない? この本では、入試問題でよく見かける作家や作品を中心に50の文章を選び、先生と生徒の対話形式で、こなれた日本語に翻訳していきます。英文和訳が苦手な人から、さらに翻訳力を磨きたい人まで、必読・必携の1冊。
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Posted by ブクログ
これも名著。さすが行方昭夫先生。
「英文和訳なんて意味がない」とか「英語なんて読んでおおよそ意味が分かればいいんだ」という主張はバランスに欠けているなぁ…と、行方先生の著書を読むと思わざるを得ません。
要は語学に魔法の杖など無く、読む・聞く・書く・話すのそれぞれについて、その人がその外国語を学ぶ理由に応じてバランスをとって学ぶことと、それ相応の時間継続して勉強しなければ何れにしても相応の外国語力は身につかない、ということなのだろうと思います。
そういった意味で「英文精読」、大いに意味があると思いますし、何よりも行方先生の解説には唸らされます。「岩波ジュニア新書」ということで学生向けの内容かと侮るなかれ。
Posted by ブクログ
解釈の正誤よりも、なぜこの訳をするときにこの部分に注目するか。
50の例文に対し、教師と生徒の対話形式で英文解釈のコツとなる部分を示している。
平易な言葉なので、自然に説明が馴染む。
巻末の暗記用短文30も、普通の会話調でそのまま日常会話に使えそうなほど。
外国語の勉強を頑張りすぎてわからなくなってしまった大人には、むしろ調度良い。
Posted by ブクログ
☆☆☆ 2025年11月 ☆☆☆
様々な英文を題材に、先生と生徒が議論するという形式で書かれた本。一つ一つの英文がすごく難しい。今の自分にはここまでのレベルのものは必要ないかな、と思う。
Posted by ブクログ
英文和訳の基礎をマスターするのに必要な要素が散りばめられた例文50を先生と生徒の講義形式で説明。
受験和訳向けという感はあるが、英語独特の言い回し、伝え方を学ぶには良質な英文が揃っている。
英語には日本人にとって理解しづらいのだがよく省略される省略、挿入の技法であったり、関係詞によるS、Vの修飾がどのようにされているのかであったりといった点を、印象に残りやすい文章で紹介。
これらの文章の解釈をマスターし、音読を繰り返すことで英文に対する理解を深めたい。
やること
ノートに写し、和訳コピー貼付。
音読した回数を記載し、それぞれ100回読む。(半年、一日10分)