【感想】
・心地よい青春モノ。
・とはいえ、紅佳さんだけがなんか気の毒で気になったまま終わった。お話なので、彼女にも救いが欲しかった。
・第一章は説明的なのでいらなかったかも?
【一行目】
その日、十二月の第三土曜日。
【内容】
・実在の高校水族館部がモデルらしい。おそらく全国で唯一の存在。
・水族館部部員たちの盛り上がりや、生き物が対象だけになかなか思い通りにならないゆえの悩み。
▼長浜高校水族館部についての簡単なメモ
【あきら】→井波あきら
【石原智樹/いしはら・ともき】水族館部初代部長。
【井波あきら/いなみ・あきら】主人公(語り手)。二年生。水族館部の部長。
【井上斗真/いのうえ・とうま】一年生部員。繁殖班班長。
【ウーボくん】ウツボ。
【カクレクマノミ】水族館部を象徴する魚。映画で有名。
【高校生ビジネスプラン・グランプリ】クラゲ予防クリームのことはなんとなく記憶にある。
【栄夢利/さかえ・ゆうり】二年生。優しくておとなしい感じ。研究班班長。日本学生科学賞で入賞している。部長のあきら、副部長の友香も研究班のメンバーだがひらめき力では夢利に勝てない。
【相良紅佳/さがら・べにか】黒髪ロングのクールっぽい美少女。カクレクマノミが好きでどんどん増やしたいので繁殖班に入る。井波クンが最初の段階で飼育班に入っていればまた違った運命だったかもね。
【重盛洋二/しげもり・ようじ】教師。
【水族館部】全国で唯一、長浜高校にしかない部活動。全校生徒百二十人で部員二十名。百以上の水槽に百五十種二千匹以上を飼育している。一般公開は毎月第三土曜日午前十時から午後三時、来客数五百人以上。カクレクマノミをもらえる。研究班、イベント班、繁殖班の三つの班があり皆どれかに参加している。部員全員が担当水槽を持っている。
【助浜/すけはま】イッコ上の部長。
【杉沢友香/すぎさわ・ともか】二年生。水族館部副部長。研究班。活発なタイプ。
【友香】→杉沢友香
【直人】→福森直人
【中森】先輩。星野と組んだ「チーム・ニモ」は日本学生科学賞の最優秀賞である内閣総理大臣賞を受賞し、ISEF第四位とそうそうたる成績を残したスター。
【日本学生科学賞】科学系の小中高校生のコンクールでは最上位に位置するかと。読売新聞が後援してる。個人的にちょっとした縁のある賞ではある(受賞したとかではない)。小中の発想力にも感心させられるが、高校レベルになるともう大学の研究と比しても遜色ないように見える。カクレクマノミがなぜイソギンチャクに刺されないのかという研究は当時かなり話題になったので記憶にある。
【ハマチの輪くぐり】水族館部の名物。はまちゃん、まっちゃんの二匹による。直人考案。
【原口麻央/はらぐち・まお】一年生部員。
【福森直人/ふくもり・なおと】二年生。イベント班班長。
【古谷みおり/ふるや】一年生部員。
【紅佳/べにか】→相良紅佳
【星野】先輩。中森と組んだ「チーム・ニモ」は日本学生科学賞の最優秀賞である内閣総理大臣賞を受賞し、ISEF第四位とそうそうたる成績を残したスター。
【夢利/ゆうり】→栄夢利