【感想・ネタバレ】星を手繰る【イラスト入り】のレビュー

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攻めも受けも良い奴〜!

表紙の茶髪の子×黒髪の子 高校の同級生です。
攻めの高校時代のストーカー行為はもちろん変人要素なんですが、離れてから10年が経ってもなお一途に受けのことを想い続ける気持ちの強さはもはや執着とか崇拝の域だな、と(笑)
でも、自分の気持ちを優先して受けを害そうとするような素振りが一切ないことや、再会できる可能性なんかほぼゼロの場所で受けとの想い出だけで生きていこうとしていた姿からは純粋さしか感じられませんでした。
受けは自分が攻めの最上に据えられていることに優越感を抱いたり、気持ちに応えるつもりがないのに攻めに独占欲を覚えたり、そこだけ切り取るとちょっと嫌な奴っぽいです。が、自分のそういう醜い感情を自覚して戸惑ったり自己嫌悪したりしている姿からはそんな嫌な奴感は全然なかったです。むしろ人を外見で判断せず分け隔てなく接する受けに好印象を抱きました。
丁寧な性格設定のおかげで、攻めが受けのことを好きになった理由付けも受けが攻めに絆されて好きになっていく過程も自然で良かったです。
個人的には攻めが受けの元カノに言い放った言葉がお気に入りかな。
作者さんの癖のない文章も読みやすく、買ってよかったと思いました。
(※他電子書籍サービスに同様のレビューを投稿)

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2019年12月02日

Posted by ブクログ

紀伊カンナさんの表紙に釣られて購入
普通のBL小説って印象でした
普通のBL小説書くってだけでも凄いんでしょうね
攻めの好意に傲慢になる前に答えを出そう、という受けの誠実さ好印象でした
よく見るBL小説だなと思いましたが、丁寧に作られていることも伝わってきました
書いた人が新人さんだとか
がんばってください

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2022年10月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

平易な文章で読みやすいです。
それほど大きな事件もない話なのに、あっという間に半分以上読み進んでいて驚きました。特に変わった表現があるようには思わなかったのですが、自然に「読ませる」ことのできる文筆力です。
昴という人物が初めはよくわかりませんでしたが、終盤になるにつれて、誰にでも平等に接するはずの昴が鴇沢に対してだけ、少しいじわるになることを自覚する。萌えですね!

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2017年03月23日

Posted by ブクログ

これがデビューの新人さん。攻の執着が愛おしいお話。
受の言動に一喜一憂している一途さも、ストーカー手前の行動もひたむきで可愛い。
ただ、その反面受は特に可も不可もなくいたって普通。その良さは作中で攻が語っていたものの、読み手に訴える良さは弱かった。男の子っぽさがあったのは良い。
受がずっと自分の気持ちに気付かず…というのはあまり感じなかったかも。同人誌を経ての書籍化だそうですが、本編はもう少し短めでも良かったような。この辺は好みなのかな。

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2016年04月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

表紙買い。
デビュー作だそうですが、そういったのを感じさせないスマートな文章です。
癖もなく非常に読みやすいので、するするとページが繰れてしまうのも好印象でした。疲れてる時はあまり考えずに素直に読める文章がいいので、そういった気分の時には最適な1冊だと思います。

内容は再会もの。
高校時代の友人同士だった2人が、10年後、偶然北海道で再会し、なりゆきで受が攻の家に居候する……と、まあ割とありがちな展開ではあるんですが、この攻が非常に私好みでよかったです。
弱気ストーカーなんですが、粘着質な感じがしないので、ホラー執着があまり得手ではない私でも楽しく読めました。
当人からしたら、それこそ気持ち悪いというような行動の数々なんですが、それでも攻が妙に爽やか君なので気になりません。寧ろ可愛い。
受も受で絆され系かなと思いきや、蓋開いてみたら意外と積極的で強引!
襲い受も大好物な私には、それだけでご飯が美味しく頂けちゃうという展開でした。

ただ少し残念だったのは、北海道や山口といった地方を舞台にしているのに方言が一切出てこない点。
方言BL大好物なので、結構期待してた分、残念な気持ちになりました。

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2016年04月21日

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