二間瀬敏史のレビュー一覧
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物理学者による、
ちょっと難しいけれど比較的分かりやすい、
「時間とはなにか」という問いに答える本。
その性質上、特殊相対性理論と一般相対性理論を扱っていて、
本書の半分以上は宇宙論にもなっています。
重要なキーワードは「エントロピー」でした
このイメージを掴んでおかないと、
時間の流れについてもイメージが湧きません。
エントロピーについては、
僕はたとえば比喩的に、
遊び場でも、仕事場でもネットの掲示板でもいいですが、
「場」というものが壊されてしまうことを、
エントロピー増大にかけて、
「世の中はエントロピー増大に向かうものであるから、
エントロピーを増やすことは難しいことではなくて、
エントロピーを低くしていくことのほうが
つまり情報量を増やすことでもあってそれこそがかけがえのないことで、
場を壊すなどというエントロピーを増やす行為よりも、
場を作るというエントロピーを低くする行為を大事にしていかないか」
とどこかで書いたか考えたかしたことがあります。
生命の誕生っていうものも、家を作ったっていうことも、
エントロピーを低くする行為なんですよね。
宇宙のエントロピー増大っていう流れに逆らう行為にこそ、
面白みと生きがいはあるんじゃないのかって思いました。
そこでこの本ですが、エントロピーを重要視しています。
人間の進化にしたって、原子力廃棄物だの二酸化炭素だのゴミだのが
エントロピー増大にあたるとしていて、
人間の進化だけをみてエントロピー低下とはみなさない、
となっていました。すごくマクロな見方です。
宇宙の始まりから、最新の物理学のトピックまで、
面白く読めました。
超ひも理論はこの世界を10次元と考え、
M理論というのが11次元と考えるという区別ができたし、
僕らが認識する空間3次元と時間1次元のほかの余剰次元は、
ミクロの域にまで折り畳まれていて観測することも出ないと考える
科学者が多いこともはじめて知りました。
そういうわけで、
すべてはっきりとは理解できませんでしたが、
物理学の面白い読み物でした。 -
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【常識か!】
ブラックホールは別の宇宙とつながる部分で、ブラックホールに近づいていき、ブラックホールを通り抜けるとそこには別の宇宙があると、自分自身で考え、きっとそうだそうにちがいないと思っていましたが・・・・
この本で、ブラックホールを抜けると別の宇宙に出で、ブラックホールは別の宇宙とつながっていると「あっさり」書いてあるではないですか!なに!!!
わたしは自分で考え出した、すばらしい仮説と思っていましたが、常識なのですね。。。(涙)
宇宙もミクロ(死語?)の世界も考え出すと実におもしろい!
占いや夢の世界ではなく、現実の世界で未知な部分を解明する。
これほどワクワクすることはないです。 -
Posted by ブクログ
生物の体内時計からエントロピー、相対性理論、ブラックホール、ビッグバン、そしてタイムマシンや時空論までも平易に紹介。特にエントロピーや相対性理論は時間に関係する事項に絞ってよく整理されて分かった気にさせてくれる。
光速を超えるタキオン粒子によるタイムマシン実現の説明が面白い。高速に近い速度で航行する宇宙船に地球から送ったタキオン粒子通信に対し宇宙船から返信すると、過去の地球に返信が届く。 狐につままれた感じだが、タイムマシンとはそもそもそういうものか。
最後の時空論では、超重力理論、超ひも理論、M理論を10ページ足らずの中に凝縮。
読み物としては十分。 -
Posted by ブクログ
「時間の矢」について。2001年の『図解雑学 時間論』を改稿したものらしい。物理学者による興味深い話がいろいろ。
古典物理,量子論含め,物理の法則はそのほとんどが時間反転に対して不変。なので,時間の流れに向きがある必然性って実は明らかでない。時の流れの起源を探る。
もちろん,絶対時間・絶対空間を否定した相対性理論の解説もあり。アインシュタインはマッハの影響を強く受けてるのだが,マッハの思想は重要。絶対時間,絶対空間が信じられてた19世紀末に,物質がなければ時間も空間もありえないと喝破した。速度の単位マッハもこの人。
時間の矢は熱力学で現れる。摩擦や拡散といった不可逆過程は,過去へ向かっては起こせない。これは孤立系のエントロピーが時間とともに増大するという第二法則。微視的な場合の数が多く割り付けられた巨視的状態が実現すると説明される。部屋の片隅に空気が集まっている状態は確率的にありえない。
時間の流れとは,エントロピーが増大する流れ。でも大事なのは,宇宙が低いエントロピーの初期条件を用意してくれたこと。最初の状態が熱平衡とはほど遠かったために,時間の流れが生じたのである。そしてどこへ向かうか。19世紀には宇宙は熱的に一様な「熱死」に向かうとされていた。
しかし重力を考慮に入れた重力熱力学では,もっともエントロピーの高い状態は,宇宙のあちこちにブラックホールがぼこぼこあるような状態らしい。宇宙論的時間の矢。宇宙は膨脹しているが,その宇宙膨脹が低エントロピーを供給してくれている。最初の星が核融合反応をしつくしてしまうことなく核融合が途中で終わったために宇宙に大量の水素が残った。この宇宙膨脹による低エントロピーが,宇宙の進化,生物の進化をもたらした。進化はエントロピーが減少していく過程。「宇宙が…適切な速さで膨張を始めたこと…があらゆる種類の時間の流れの原因と考えられるのです。」p.196
タイムマシンについても紹介。ワームホールやタキオンは実在が確認されていないが,普通の物質でできた高速回転円筒によってもタイムマシンが構成できるんだという。原子核の密度くらいの巨大円筒を,軸周りに高速回転すると時空が引きずられて,円筒付近では何物も円筒の回転方向に逆らって運動することができなくなる。通常時間は未来にしか行けない一方通行,空間はどちらでも自由に行けるのだが,高速回転円筒の近傍ではこの時間と空間の性質が逆転。すなわち,空間を一方向にしか行けなくなるかわり,時間をどちらにでも進めるようになる。
勉強になる。でもいつもちょっと疑問に感じるのは,エントロピー増大の話で,ある巨視的状態がいくつの微視的状態で実現されてるか勘定するとこ。どういう微視的状態を特定の巨視的状態として観察するかは,すごく恣意的な話ではなかろうか。微視的状態としてはすべて区別がつくはずなのに。 -
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ネタバレ相対性理論の難しい部分はかなり放り投げて、簡単な部分、核となる部分だけを説明することに徹しているようだったので確かにわかりやすいです。
ただ、相対性理論自体が元々理解しずらい理論なので、1ページ1ページかなり考えて読み進めないとわからなくなってしまう。最後のほう(9章あたり)はもう考えるのがしんどくて断念。
でも、この本を読んで、映画「猿の惑星」だとか、アニメ「トップをねらえ」なんかにでてくる時空間の話はけっこう理解できたと思います。
余談ですが、
おんなじタイトルの本が横に並んでいたので、今度はそっちも読んで読み比べてみようと思います。 -
Posted by ブクログ
【感想】
最低限身につけておくべき、時間管理に関する教科書。
真新しい情報はなかったど、イラストが多いので直感的に理解しやすい。
基本的な内容に思えるが、この基本を基本通りに行うのが難し位ということを実感。
【学び】
・タスク管理とTODO管理を混同させないこと。その日やることはTODO。
・3−3−4の割合で仕事をすることが理想的
3:集中仕事(ソロ) 3:人と関わりながらする仕事(社交) 4:未来への投資(本当に重要なこと)
・時間が読めない仕事の時間見積もりは、想像×1.5倍の時間で見積もりする
【自分に置き換えると】
スケジュール表をみると、タスクとTODOがごっちゃになっていたので、本書の情報はとても参考になった。
現職はとにかく社交が重要。人に手伝ってもらわないといけないことが多いので、一人仕事にはこだわらない方がいい。未来への投資はどんな仕事であっても重要。
【これから大事にしたいこと】
人との関係・コミュニケーションまで含めて仕事を組み立てる。
【実践すること】
・人との関係、コミュニケーションをTODOに入れる
・未来への投資の時間も少なくてもいいから入れる -
Posted by ブクログ
ネタバレ気象庁マグニチュードとモーメントマグニチュードがある。最初は、気象庁マグニチュードが発表され、後にモーメントマグニチュードで修正する。
生命は、外界と膜で区切られている、代謝する、自己の複製をつくる、の3つ。
細菌は生物。ウイルスは自分では代謝できないので生物ではない。
ペスト、コレラは細菌、天然痘、スペイン風邪はウイルス。
地球は、原始惑星同士が10回ほどジャイアントインパクトでできた。その衝撃で表面はマグマオーシャンだった。
遺伝は分離の法則、優性の法則、劣性の法則がある。
優性の法則は、優性の性質が顕在化する法則。
RNAは不安定でmRNAは細胞の核外で中には入れないので、DNAに影響を与えることはない。
GPSは3個の衛星で位置を図り、時計の精度を取るためもうひとつの衛星が必要。相対性理論がなければ、GPSは成り立たない。
相対性理論は、走っている時計の進みは遅くなる、重力が強いと時計の進みは遅くなる。
GPS衛星の時間の遅れを計算する必要がある。
ブラックホールの中に入った先を特異点とよんでいるがそれがなにかはわかっていない。時空が消える。宇宙ステーションが無重力なのは、地球に向かって落下しながら水平方向に運動しているから。落下は、物体は空間に静止しているが空間自体が落下しているとも考えられる。
量子力学はミクロの世界の物理学。
二重スリットの実験。確率的な世界。波動関数=シュレーディンガーの方程式。
シュレーディンガーの猫は、猫はマクロの生き物だが毒ガス放射装置はミクロの世界のもの、と考える。
リーマン予想。素数に関する予測。
オイラー積を発展させてガウスの素数定理ができた。
ガウスの素数定理は、ある数Nまでの素数の数を表す。
超ひも理論はすべての力を統一する物理学の最終理論。