広告で気になっていた本、LINEマンガとコミックシーモアを駆使して2巻まで読んだ。
まず絵が繊細で綺麗。細い線で描かれている髪や瞳・まつ毛が主人公レミリアの美麗さを上手く表現している。表情の表現も非常に豊かなため星の乙女の醜悪さが如実に分かる。レミリアは完全な善の人間では無いが、倒すべき悪/敵として星の乙女が無駄なく表現されていて読み手もすんなりレミリアを応援できるし、コツコツとスムーズに手を回し続ける手腕を見て快感が得られる。
ずっと手回しばっかりだと読み手が飽きてしまうが、所々で星の乙女への悪影響が描写されるためスッキリできるし、かつ最終的にどうなるかワクワクできる。
〇「は?そんなんだから振られるのよ気持ち悪い」
ハッキリぶった斬るレミリアかっこいい。完全な善人ではなく、目的のために打算的に動くから読者も引け目を感じずに楽しく読める。
絵も通常の細い線による繊細な絵ではなく、太い線・トーン無しで描写することで闘いの中でのかっこよさを引き立てている。瞳が真っ黒!原作では悪役令嬢だった強く美しく残忍冷酷なレミリアを非常に魅力的に表現しているシーン。
〇邪神の描写
劇団イヌカレーみがある。通常の女性向け漫画のような繊細タッチとギャップのあるグロテスクな絵柄。絵柄の違いによる表現好きだなあ。強調できる。漫画にしかできない漫画の良さのひとつ。
早く星の女神をギャフンと言わせるところが見たい!こういうスッキリを求めるの恥ずかしいと思ってたけどそんなことないと思わせてくれた漫画。面白い!
そういう快感を狙って描かれたマンガはどうしても「弱者なんです〜強いひとずるい!」みたいな怠惰で強欲な人に擦り寄ってる感じがしてあんまり好きじゃなかったけど、この漫画はそれでもいいと思える。
まっすぐ努力しても報われなかったエミという存在がいることが大きい。適わなかった現実の理不尽を、その真っ直ぐな姿勢を愛した他者が排除する構図。なんだか元気が出てくる。レミリアが「正義のため」みたいな善人でないのがよい。