C・J・ボックスのレビュー一覧

  • 越境者

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    邦訳が出るたびに読んでいるミステリのシリーズももう14作目とか。アメリカのど田舎ワイオミング州で猟区管理官を勤める主人公。本来は密猟を取り締まりにあたっているのだがトラブルに巻き込まれやすいというか自分から首を突っ込んでしまうというか…なので上司と地元警察との仲はすこぶる悪い。しかしながら型破りな知事に気に入られており確か何度目かになると思うのだけど前作で辞めた職にまた復帰している。密猟を取り締まるのが主な仕事のくせに銃の扱いが下手で突出した能力があるわけでもないのだが「田舎を踏み台に都会で出世しようと思っていない」FBIの支局長、やり手の妻とかなり凄腕の戦闘能力を持つ謎の鷹匠、達の力を借りつ

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    2021年09月18日
  • 越境者

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    1日で読んじゃった、、。テンボよく、こなれた翻訳でほんとに読みやすいです。これ、ネイト大丈夫なの?と思わざるを得ません。取引きできるのだろうか。そして、エイプリルの振る舞いが元になる事件が次作なんでしょうかね。ここまで読んできて、ジョーやネイト、メアリーベスは家族のように思えてます。次作も楽しみです。彼女、あの人じゃないかと思ったらやっぱりそうでしたね。彼女になってみたい!と以前の感想で書きましたが、ますますその思いを強くしました。タフすぎです。

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    2021年08月31日
  • 越境者

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    猟区管理官の職を辞したジョーは、知事の意向で現場に復帰していた。新たな任務として、大製薬会社の跡取りであるスコギンズ失踪事件の調査を始める。彼は暗殺業を営んでいると思しきテンプルトンの標的にされた可能性があった。さらにスコギンズ失踪当時、ジョーの友人のネイトらしき男が現場近くで目撃されていた。ジョーはFBIと協力し、現地へ赴くが……。

    シリーズ第14作。安定のアクション。飽きさせません。

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    2021年08月20日
  • 発火点

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    猟区管理官ジョー・ピケットの知人、ブッチの所有地から2人の男の射殺体が発見された。殺されたのは合衆国環境保護局の特別捜査官で、ブッチは同局から不可解で冷酷な仕打ちを受けていた。逃亡した容疑者ブッチと最後に会っていたジョーは、彼の捜索作戦に巻きこまれる。大自然を舞台に展開される、予測不可能な追跡劇の行方は。手に汗握る一気読み間違いなしの冒険サスペンス!

    シリーズ第13作。5作目から前作までは未読のまま。この密度、たまりません。

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    2021年08月09日
  • 越境者

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    「ジョー・ピケット」シリーズ。ジョーは情報を集めるためにその場所に向かったはずなのに自分から巻き込まれていく。その感じがいつもながら読み応えがある。不正や間違ったことを正そうとすることや、大切なものを守るためになんとかしようとすること。ジョーのその変わらない信念が今作も貫かれている。ネイトとの友人としての感情と疑ってしまう気持ちで揺れたり、家族、娘のことに思い悩むジョー。何でもできるような人間じゃないからこそ伝わってくるものがある。そして次作が気になる終わり方。早く読みたくなる。

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    2021年07月14日
  • 発火点

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    誠実そうなジョー・ピケット。過去のシリーズを探してみよ。
    それにしてもちょっと無茶苦茶な気もするが。

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    2021年06月16日
  • 発火点

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    今回も安定のストーリー展開と惚れ惚れする自然描写。まるで原始の時代みたいなワイオミング州の山の中で生き、遊ぶ知恵を蓄えた大人たちがうらやましい。今回はネイトの出番が少なかったけど、魅力的な悪役との対決が読みどころ。あー面白かった。4.3

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    2021年02月16日
  • 発火点

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    このミスでランクインしていたので読んでみました。猟区管理官ジョー・ピケット・シリーズは初めて。全編を流れる緊張感と切れ味のいい翻訳。主人公の正義感への共感、理不尽な事件背景への憤り、それらをものともしない自然への無力さ、と感情を揺さぶる要素もなかなか盛りだくさんで飽きさせません。久しぶりに骨太ないいシリーズに出会えました。これは第一作から読まねば。

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    2021年02月10日
  • 発火点

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    アメリカのど田舎、ウィスコンシンの猟区管理官を主人公にしたシリーズ。ハヤカワ文庫から創元推理文庫に版元移してのこれはもう何作目だろう...かなり長寿のシリーズとなっている。アメリカの地方都市は州の独立性もあってか元気な街がまだ多い印象で今日的には環境問題や資源の問題など地方の方が新しい問題を物語に取り込みやすいのでは、と思うとそこにいち早く目をつけて活かしている作者はものすごく上手い作家だと改めて思った。本作品では環境保護局が悪役。日頃は密猟者を取り締まるのが主な仕事の主人公は管轄外のあらゆる事件に好むと好まざるとにかかわらず関わってしまう才能を持っているのだが、本作では環境保護局の捜査官を射

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    2020年12月13日
  • 発火点

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    コロラド州デンヴァ―にある環境保護局第八地区本部から、二人の特別捜査官が、ある件に関わる裁定文書をワイオミングまで届けに行くところから話は始まる。途中シャイアンの町で、陸軍工兵隊員の男と待ち合わせるが、男は二人が銃を携行していることに驚き、途中で姿をくらます。二人の特別捜査官は待ち合わせ場所に出向き、誰かに撃たれて死ぬ。この二人が主人公かと思っていたので、冒頭でさっさと死んでしまうことに驚いた。実は主人公は別にいた。

    猟区管理官のジョー・ピケットを主人公とする、シリーズ物の最新作である。二人を殺して埋めた容疑者はブッチ・ロバートソンという男で、死体の埋まっていた分譲地の持ち主だ。ブッチは、ジ

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    2020年08月26日
  • 発火点

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    ネタバレ

    猟区管理官ジョー・ピケット・シリーズを読み始めて何年になるだろう?
    子供たちも成長してシェリダンなんか大学生だよ。

    ワイオミングの大自然の中で過ごす猟区管理官という職業をこよなく愛し、家族を大事にし、正義と誠実を貫く馬鹿正直な男。

    いつもいつも貧乏籤と言うか災厄が身に降りかかってくる(小説だからね)

    官僚組織を利用した陰湿な陰謀に翻弄され絶望の淵に立たされた家族、ブッチがブチ切れて連邦特別捜査官2名を殺害して逃走。

    彼の所有地からは2人の男の射殺体が発見されていた。
    そして単身山中に逃走、それを追う連邦捜査官と協力させられるジョー。

    主人公や妻のメアリーベスが善良な一方、ヤな奴も結構

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    2020年08月07日
  • 発火点

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    ジョー・ピケットシリーズ。射殺された二人の捜査官。容疑者として浮かぶブッチは姿を消した。そしてジョーの捜索が始まる。ジョーの真っ直ぐな目線とブッチやその家族を思う気持ち。自分の家族や自然を守ろうとする想いが今作も伝わってくる。行政に翻弄され理不尽な扱いを受けてきたブッチの目的は。犯人は。そして森林火災に巻き込まれたジョーたち。そこの描写や自然の大きさの描写がとてもいい。今回の事件を受けてジョーのこれからも変わっていきそうだし次作も楽しみ。これまで講談社文庫から発売されていたのが今作から創元推理文庫に変わった。途中で途切れてしまうシリーズも多いなか版元が変わっても継続になって嬉しい。

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    2020年07月25日
  • 発火点

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    ネタバレ

    アメリカ人の環境や人種に対する思い(時には利用)が随所に出て面白し、自然に対する畏怖の念も湧いて、サスペンスドラマを見ているような気分でした。
    ただ、登場人物が多すぎるのと日本語で聞き慣れない表現が多く、ドラマで見たかったという気持ちと、最後のオチが少し陳腐でガッカリしました、、、

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    2025年12月04日
  • 暴風雪

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    終盤、あとこれだけのページで決着つくのかと思いながら読み進むも、馬鹿女とか知事とかとの結末がスッキリとオチなくて不満。
    この邦題は??

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    2025年06月16日
  • 熱砂の果て

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    これまでにないシンプルなストーリー。そして、ネイトが主役と言ってもいいくらい。アメリカ中西部のローカルでディープな政治や宗教や民族のことなど、いつも知らない世界を見せてくれるシリーズだけど、今回は少しそのあたりが浅かったかな。3.2

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    2024年09月07日
  • 熱砂の果て

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    ネタバレ

    「猟区管理官ジョー・ピケット」シリーズの新刊、16作目になるそうだ。著作累計1000万部という人気シリーズ。

    電磁パルス発生装置って、「24」でおなじみなので懐かしい。というか、新鮮味がない。

    小さい報復にこの発生装置を使おうとするサウジアラビアの大使がいるのだが、その部下は彼を殺して国を混乱に導くテロに使おうとする。それを阻止する話。

    ワイオミングの大西部を舞台にして、クマや鷹が出てくるのだが、想定外の面白さにつながっていかない。

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    2023年10月14日
  • 越境者

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    ボッシュシリーズに匹敵するまではいかないものの、いつもどおりに安心して読めるピケットシリーズ。前作の山火事の物語とか熱量がすごい名作だったな。
    今回は、それと比較するとストーリーが偶然に頼ってたり、敵役が力不足だったり、少し不満が残ったな。3.6

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    2022年04月17日
  • 発火点

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    自然界の描写があまりに壮大すぎていたし、主人公の真っ当さと自然をないがしろにする自分本位の役人たちの葛藤に息苦しくなる展開だった。ヘリコプターからの映像が見えてくるような作品だった。

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    2020年09月20日
  • 発火点

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    やはり銃社会なんだな、と思わせる初ボックス。
    第1作のときから気にはなっていたので、過去作にも遡ってみたいレベルではある。

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    2020年09月02日