C・J・ボックスのレビュー一覧

  • 越境者
    猟区管理官の職を辞したジョーは、知事の意向で現場に復帰していた。新たな任務として、大製薬会社の跡取りであるスコギンズ失踪事件の調査を始める。彼は暗殺業を営んでいると思しきテンプルトンの標的にされた可能性があった。さらにスコギンズ失踪当時、ジョーの友人のネイトらしき男が現場近くで目撃されていた。ジョー...続きを読む
  • 発火点
    猟区管理官ジョー・ピケットの知人、ブッチの所有地から2人の男の射殺体が発見された。殺されたのは合衆国環境保護局の特別捜査官で、ブッチは同局から不可解で冷酷な仕打ちを受けていた。逃亡した容疑者ブッチと最後に会っていたジョーは、彼の捜索作戦に巻きこまれる。大自然を舞台に展開される、予測不可能な追跡劇の行...続きを読む
  • 越境者
    「ジョー・ピケット」シリーズ。ジョーは情報を集めるためにその場所に向かったはずなのに自分から巻き込まれていく。その感じがいつもながら読み応えがある。不正や間違ったことを正そうとすることや、大切なものを守るためになんとかしようとすること。ジョーのその変わらない信念が今作も貫かれている。ネイトとの友人と...続きを読む
  • 発火点
    誠実そうなジョー・ピケット。過去のシリーズを探してみよ。
    それにしてもちょっと無茶苦茶な気もするが。
  • 発火点
    今回も安定のストーリー展開と惚れ惚れする自然描写。まるで原始の時代みたいなワイオミング州の山の中で生き、遊ぶ知恵を蓄えた大人たちがうらやましい。今回はネイトの出番が少なかったけど、魅力的な悪役との対決が読みどころ。あー面白かった。4.3
  • 発火点
    このミスでランクインしていたので読んでみました。猟区管理官ジョー・ピケット・シリーズは初めて。全編を流れる緊張感と切れ味のいい翻訳。主人公の正義感への共感、理不尽な事件背景への憤り、それらをものともしない自然への無力さ、と感情を揺さぶる要素もなかなか盛りだくさんで飽きさせません。久しぶりに骨太ないい...続きを読む
  • 発火点
    アメリカのど田舎、ウィスコンシンの猟区管理官を主人公にしたシリーズ。ハヤカワ文庫から創元推理文庫に版元移してのこれはもう何作目だろう...かなり長寿のシリーズとなっている。アメリカの地方都市は州の独立性もあってか元気な街がまだ多い印象で今日的には環境問題や資源の問題など地方の方が新しい問題を物語に取...続きを読む
  • 発火点
    コロラド州デンヴァ―にある環境保護局第八地区本部から、二人の特別捜査官が、ある件に関わる裁定文書をワイオミングまで届けに行くところから話は始まる。途中シャイアンの町で、陸軍工兵隊員の男と待ち合わせるが、男は二人が銃を携行していることに驚き、途中で姿をくらます。二人の特別捜査官は待ち合わせ場所に出向き...続きを読む
  • 発火点
    猟区管理官ジョー・ピケット・シリーズを読み始めて何年になるだろう?
    子供たちも成長してシェリダンなんか大学生だよ。

    ワイオミングの大自然の中で過ごす猟区管理官という職業をこよなく愛し、家族を大事にし、正義と誠実を貫く馬鹿正直な男。

    いつもいつも貧乏籤と言うか災厄が身に降りかかってくる(小説だから...続きを読む
  • 発火点
    ジョー・ピケットシリーズ。射殺された二人の捜査官。容疑者として浮かぶブッチは姿を消した。そしてジョーの捜索が始まる。ジョーの真っ直ぐな目線とブッチやその家族を思う気持ち。自分の家族や自然を守ろうとする想いが今作も伝わってくる。行政に翻弄され理不尽な扱いを受けてきたブッチの目的は。犯人は。そして森林火...続きを読む
  • 熱砂の果て
    「猟区管理官ジョー・ピケット」シリーズの新刊、16作目になるそうだ。著作累計1000万部という人気シリーズ。

    電磁パルス発生装置って、「24」でおなじみなので懐かしい。というか、新鮮味がない。

    小さい報復にこの発生装置を使おうとするサウジアラビアの大使がいるのだが、その部下は彼を殺して国を混乱に...続きを読む
  • 越境者
    ボッシュシリーズに匹敵するまではいかないものの、いつもどおりに安心して読めるピケットシリーズ。前作の山火事の物語とか熱量がすごい名作だったな。
    今回は、それと比較するとストーリーが偶然に頼ってたり、敵役が力不足だったり、少し不満が残ったな。3.6
  • 発火点
    自然界の描写があまりに壮大すぎていたし、主人公の真っ当さと自然をないがしろにする自分本位の役人たちの葛藤に息苦しくなる展開だった。ヘリコプターからの映像が見えてくるような作品だった。
  • 発火点
    やはり銃社会なんだな、と思わせる初ボックス。
    第1作のときから気にはなっていたので、過去作にも遡ってみたいレベルではある。