青木朋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これにて終幕。
3巻目はこれまで気になっていた、謎解きの肝の部分が現代の知識なのでは?というような部分は特になく。
しゃろくの過去の話が綺麗に終わっていたので、これで終わりというのをすんなりと受け入れていたのですが、最後の最後の原作者の訃報にびっくり。
この巻から出てきたしゃろくの後輩でもありライバルでもあるもう一人の幇間との対決も、もしかしたら見られていたかも知れないと思うと残念です。
この時代って漫画ではあまり見ないので、いろんなものが絵で見られるというのも貴重だったし。もちろん描くのは漫画家さんですが、ちゃんと監修もしてらしたんだろうなぁ。
ご冥福をお祈りします。 -
Posted by ブクログ
おっ、青木 朋、とうとう「三国志」をかいてきたか……という感じですが、ストレートではないです(笑)
主人公は、しばりくん……ではなくて、司馬懿仲達(笑)。カバーとったところにあるマンガに、大笑いしました。
なんか、孔明が、未来人か、宇宙人みたいな感じです。未来人なら、間抜けすぎではあるなぁ。彼が干渉したから、今の歴史になった感じ?
三国志とスーツとメガネとミステリーが好きな人にはオススメかな?なんじゃその組み合わせは。
ストーリーは、今までの青木作品と同じ感じの緩やかに続いている1話完結のミステリーっぽいお話です。
これで、話を作っていけるというのも、実は、けっこう凄いことだと思います。 -
Posted by ブクログ
『八卦の空』も面白い漫画でしたが、新シリーズの『龍陽君始末記』もまたまた面白いです。前作よりも登場人物が個性的なところが特に私ごのみ。主人公の知県様の有能だけど変人っぷりがいいですねー。あれだけ堂々と男好き!(いわゆるホモ)と主張されると、BLっぽくなくて逆にリアルな感じ?恋多く、しかし男運が悪い彼を応援したいような、ずっと恋では空振りでいて欲しいような…。しかし推理は冴えているので、お仕事面での今後の活躍は期待大です。また、脇を固める3人の幕友(私設秘書)がそれぞれ個性的でヨシ。
「お白州とは…劇場だ」 彼のその言葉であがる次の幕が楽しみです。