樋口清之のレビュー一覧

  • 完本・梅干と日本刀――日本人の知恵と独創の歴史

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    文書資料より考古学に重きを置いているように感じます。日本歴史学者では珍しいのでは?多少こじつけっぽいところもありますが考え方が参考になりました。

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    2009年10月04日
  • 完本・梅干と日本刀――日本人の知恵と独創の歴史

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    切り口斬新な日本文化論。これまでになかった新たな角度で日本文化史をおっていきます。

    かなり感銘受けましたねーー。うん。日本文化史の金字塔です。

    日本の文化ってややもすればひどく遅れていて、非合理的でナンセンスだなんて言われたりもするけれど、そうじゃないんですよね。

    すっごく合理的で、日本人に馴染んだ素晴らしいものばかり。日本人ということに改めて誇りを持てるようになります、これ読むと。

    日本人っていまだに欧米コンプレックスが強いっていうか、「アメリカではこうなのに日本は・・・」、「ヨーロッパではこんな素晴らしい制度が・・・」とかしばしば耳にするけど、そんなに日本のやり方ってひどいものなん

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    2009年10月04日
  • 完本・梅干と日本刀――日本人の知恵と独創の歴史

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    日本の伝統的な文化を見なおし、そこに隠された知恵を解き明かそうとしている本です。

    日本食が健康に良いことや、日本の工芸・技術の優れていた点などを指摘し、また、前近代的で封建的だと批判されがちな日本社会が、たがいの信頼によって結ばれた優れた社会であったと論じています。

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    2019年12月12日
  • 大久保利通 明治政府の指導者

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    大久保利通と西郷の関係性に最後泣いてしまいました。正義と正義がぶつかっているから辛い。
    青年期の借金苦やとにかく苦労人なんだなということが伝わってきました。
    それにしても多くの名士を排出した薩摩藩の御中教育というものに興味が出てきました。年長者が年少者を教育するという制度がうまく機能したのかと思います。それにしても島津斉彬は本当に凄い人だったんだろうな。

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    2019年08月18日
  • 伊藤博文 維新と文明開化

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    日本の初代内閣総理大臣。
    どんだけ海外行くんだってくらい海外に行きまくりの人生。
    奥さんが「畳の上では死ねないと思っていた」と言っていたが、本当に畳の上で死ねなかった。
    島国という比較的閉鎖空間を作りやすい日本にとって、外の世界を見るというのは本当に大事かつ勇気の必要なことなのではないかと思った。

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    2019年08月18日
  • 関東人と関西人 二つの歴史、二つの文化

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    誰かに勧められていたのを思い出して、空港で暇つぶしに買った。が、読み出してみたら読んだ事があった。文庫的新刊なので内容も新刊だと思えばどっこい、昔に読んでます、ガックリ。断定論文型蘊蓄エッセイ本。

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    2016年08月16日
  • 学研まんが日本の歴史 8 天下の統一

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    応仁の乱から秀吉の死まで。
    戦国時代を、ササっと紹介。

    ざっくりと、でもあれやこれや盛り込んで、
    かえって分かりにくい。

    マンガ歴史に興味もつためなら、
    これくらい大雑把でいいのかな。

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    2016年08月01日
  • 学研まんが日本の歴史 14 民主主義のめばえ

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    教科書っぽいまんが。情報量が多いので読みこなすにはじっくり読む必要がありそう。でも市民の生活も詳しく描かれている。日本で米騒動があったように、ロシアではパンを求めてロシア革命が。国民の2%しか選挙権を持たなかった時代から普通選挙の実現まで。選挙権が拡大されつつある今にはない民主化運動がその時代にはあった。着実に近代化していった時代。

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    2015年09月27日
  • 関東人と関西人 二つの歴史、二つの文化

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    いかんせん、古い
    私が気づくのが遅すぎた
    大阪は野球が好き「阪神」「阪急」「近鉄」「南海」とある
    と言った内容をみて、過去形じゃないので
    いつでたものか見て見たら1976年の物でした
    江戸時代のことはなかなか知らないこともあり
    興味深く読めました

    参考文献として宮本又次さんの本が入っていました
    一冊、持ってた・・・
    色んな本や、雑誌からも引っ張っているので
    読んだことある人も多いと思います

    まったく、関西、関東の違いを知る上では入門本として
    まずまずです

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    2015年07月08日
  • 学研まんが日本の歴史 1 日本のあけぼの 原始時代

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    まんがなら歴史を楽しく学べると思ったけど、どうも面白くない。原始時代自体に興味がないのかもしれない。

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    2015年06月24日
  • 遊びと日本人 日本人の歴史第5巻

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    日本史の中の遊戯の歴史について、分かりやすく解説した本です。

    著者は、過去の日本人にとって、「遊び」の多くが信仰と深い結びつきを持っていたことを強調します。その一方で、「極道者」という言葉に象徴されるように、遊びをそれ自体として評価する基準が育たなかったことに批判的な意見が述べられます。

    最終章は、西行や松尾芭蕉、鴨長明や兼好法師といった、漂白・隠遁としての遊興についても触れられており、日本人が遊びの精神を芸術へと結晶化してきたことが論じられてい
    ます。

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    2014年05月18日
  • 自然と日本人 日本人の歴史第4巻

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    日本人が、豊かな自然とどのように関わりあってきたのかということを、分かりやすく解説した本です。

    技術史的な側面からのアプローチと、日本人の自然観ないしコスモロジーに迫る精神史的なアプローチの両面から、解説がなされており、興味深く読みました。

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    2014年05月18日
  • お金と日本人 日本人の歴史第3巻

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    江戸時代までの日本の経済史について、分かりやすく解説した本です。

    貨幣の鋳造や流通、商業の発展などについて詳しい説明がなされていますが、日本人が富についてどのような考えを持っていたのかという、思想史的な観点からの説明もほしいと感じました。本書の締めくくりに、日本人の金銭感覚の遅れについての批判がおこなわれていますが、思想史的な背景を踏まえていないので、単なる著者の個人的な考えの吐露にすぎないのではないかという疑問を抱いてしまいます。

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    2014年05月17日
  • 食物と日本人 日本人の歴史第2巻

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    先だって、日本食がユネスコの世界遺産に登録されましたが、その日本人の食生活の歴史を、分かりやすく解説した本です。

    なお、著者には同様のテーマを扱った本として『食べる日本史』(朝日文庫)があります。

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    2014年05月17日
  • 性と日本人 日本人の歴史第1巻

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    日本人が性についてどのように考えてきたのかを、さまざまな史実を交えつつ紹介しています。

    『古事記』などの日本神話の中では、性は大地の豊饒性を象徴するものとして語られています。このことから、日本人の伝統的な性意識が信仰に裏づけられており、性は神聖なものと考えられていたと著者は語ります。しかし、中世から江戸時代までの封建制のもとで、伝統的な性意識が歪曲されてきたとされています。

    古代の性意識の大らかさを賞賛する一方、爛熟した江戸時代の性意識を批判する著者の立場には、必ずしも納得はできませんでしたが、さまざまな史実が紹介されていて、おもしろく読むことができました。

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    2014年05月17日
  • 学研まんが日本の歴史 16 新しい日本

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    82年刊。当時からすれば沖縄返還もベトナム戦争も中国国交回復も、ほんの10年前のこと。隔世の感あり。

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    2013年10月27日
  • 学研まんが日本の歴史 5 源氏と平氏

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    平氏から源氏、そして北条氏へ。

    分かっているようで分かっていない史実。
    学生だった時分には気がつかなかった事件の重大さ。
    承久の乱(1221年)なんて結構コトだな。オオゴト。

    一般論に帰着する … …
    現代の仕組み、そのアリガタミ。いわば当然であるコトを当然ではないコトとして再定義できるような、そういう効能を歴史から感じます。だから歴史は面白い。
    また、相関し難い他の地域でも似たような歴史的変遷が見られるところに人間の本質を見たりもします。

    次巻は、鎌倉後期。元寇のあたり。

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    2013年05月28日
  • 学研まんが日本の歴史 11 ゆれる江戸幕府

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    人生をかけて語学を勉強し、その勉強した内容を伝える為に弟子をとる、など今では考えられない。
    飢饉や地震などの災害で幕府が安定せず、海外からの来航も頻繁に行われ、海外の本を翻訳するなど、
    幕府のゆらぎの中鎖国が終わる。
    日本人は200年近く鎖国で海外との取引が少なかったので海外との交渉が下手だったのだろうと思う。
    初めて見る外国人に当時の人はどんな気持ちだっただろうか。
    しかもアメリカ人だし短期で大声でどなったり、パフォーマンスが大きかったり、厳格な日本人には
    手に負えなかっただろうと思う。侑香

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    2009年10月04日
  • 学研まんが日本の歴史 10 元禄の世

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    元禄時代になって世の中が安定すると次々と産業や文化が発達していった。
    生きる事から一歩先にいくと文化などが重視されるのだろう。
    庶民に焦点をあてた本や浮世絵などが盛んになったのも納得。
    侑香

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    2009年10月04日
  • 紫式部 はなやかな源氏絵巻

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    小学生の時に買ったものです。久しぶりに読んでみました。紫式部はワーキングシングルマザーってことですね。貴族なので、生活には困らなかったでしょうが。源氏物語大好きです。

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    2009年10月04日