タナカミホのレビュー一覧

  • 苺飴には毒がある
    学生時代特有の誰と一緒にいるかや、噂話や、友人のちょっとした言動で心が動いてしまうこととか。
    思い返して胸が痛くなった。

    大人になって、いい意味でのスルースキルを身につけていけたけれど、学生時代は自分の全てが学校にあるようで苦しかった。

    れいちゃんはどんな大人になったんだろう。
  • 苺飴には毒がある
    胸キュンは封印。
    随所に毒が散りばめられた青春小説。

    子どもの頃に遊んだ「花いちもんめ」を思い出す。
    選ばれた時の高揚感と、最後の一人になりそうな時の不安感。
    中高生時代は学校こそが全てで一人でいる事は悪の様に感じた。

    本作に登場する少女達も狭い世界の中であがいている。

    れいちゃんに悪感情を抱...続きを読む
  • 苺飴には毒がある
    途中何度も読むのを止めようかと思った。
    れいちゃんに苛立ったから…

    栞との絡みが出て来た辺りから、やっと心落ち着かせて読むことが出来た。

    総合して余り好きになれないお話だった。
  • 苺飴には毒がある
    同作者の描く物語の展開が好きで新刊を楽しみに読んだが、もしかすると私の本への好みが変わってしまったのかもしれない。
    女子同士特有の空気感や、学生の時だからこその独特な牽制の仕方が感じられて、繊細さを感じる作品だった。
    「炭酸水と犬」「アパートたまゆら」の方が個人的には面白いと感じる作品だった。なかな...続きを読む
  • 空飛ぶ馬
    短編集が5篇。
    文学部の学生と、噺家・春桜亭円紫との謎解きストーリー。
    それぞれ味のある作品ですね。
  • 空飛ぶ馬
    高野文子みたいかも
     「織部の霊」と「砂糖合戦」は拍子抜けしたが、「胡桃の中の鳥」と「赤頭巾」は比較的おもしろかった。最後の「空飛ぶ馬」だけは、ほかと比べてちょっと漫画のタッチが変った気がする。しかし円紫さんの見た目が若い。
  • 空飛ぶ馬
    織部の霊
    砂糖合戦
    胡桃の中の鳥
    赤頭巾
    空飛ぶ馬

    園紫さんが良い男で良かったです。

    お話しの中にはザラザラした話しもあって、それも含めて世の中なのね。

  • 空飛ぶ馬
    うん、原作準拠で読後感を大事にしてるのかな?バチんと終わる手法は。
    絵柄は寄せてあるのか?もとから、フォロワーなのか高野文子感が有って、いい感じ。しかし、正ちゃんのイメージがあって無かった。原作の描写を確認したくなるよね。

    しかし、本の山から探し出すのは不可能なので、また買おう原作。

  • いないボクは蛍町にいる(1)
    不思議なお話
    穴の向こうは異世界
    いる人達は、向こうとこっちは真逆
    そんな自分がいるはずのない世界へ冒険
    なかなか興味をそそる設定