タナカミホのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
良かったので一日で読み切ってしまった…。なんで女子ってこうなんだろう!タイトルのように苦いと言うより酸っぱい気持ちでいっぱいになる。
この感覚、男子にはないんだろうなー。女子って絶対学校というコミュニティで悪口で繋がる時期ってある。これは断言出来る。言うのも、言われるのも絶対経験あるはず。(主人公はいい子だから言う方はしなかったけど…笑)
花いちもんめで選ばれなかった側だから、花いちもんめに対する主人公の気持ちが分かりすぎて痛かった…。あれ、本当に何が面白いんだろうね?
毒友から『補欠』『2番手』扱いされてる、見下されてるって思う感覚もなんかすごい分かる。一緒にいるのに疎外感感じたあの感覚もめっちゃ分かる。分かるよ…。
もちろん大人になるにつれそういう関係は自然に切れるし、毒友に依存せざるを得ないようなそんな歪な人間関係を築くことは無くなるんだけど、あの時感じた酸っぱい感情はやっぱり消えることない。
キラキラ!な青春小説では無いけど、これは紛れもなく女子の青春小説だと思う。 -
Posted by ブクログ
幾つになっても、どこにでも、れいちゃんはいるよね~。距離を置くしかないんだよね。、、、と、冷静でいられるくらいの感覚になれたはずだけど、いざ私の知ってる直近のれいちゃんが出てきちゃって完全冷却まではまだいってなかった事を思い知る。
いや、いいのよ、陰口は陰で言ってる分には。それを誰々さんが、あなたの事をこんな風に言ってたよと伝えてきた上で味方のふりをするのがいちばん信用ならんわ!!!とちょっと熱が残ってるくらいにまだ近い過去なんだね。離れて良かった。
れいちゃんに、誰かを貶める共犯関係ではない何気なくても楽しい会話ができる友達ができますように。真っ直ぐな友情が築けますように。
-
Posted by ブクログ
毒友、というジャンルが新たに創設されそう…!毒親本はかなり流通してきているけど、毒友は確かに存在するのにそれを描く作品はなかったように思う。とても理解ができた。れいちゃんの裏にも色々あるのはわかるが、それでも人に毒を吐くのは違う。客観視した様子を具に描かれている作品だ。時々差し込まれる打矢さんの短歌がとても素敵だし、寿美子はきっとそれに救われている。
それにしても、砂村かいりさんの作品の、恋に落ちていく様がとても好きだ。
p.239 「私は多分…人よりも矛盾に対して潔癖なところがあるかもしれません。というより、ロジックを返して、しか理解できないことが多いので、わかりやすい整合性を好むような気がします。…それはおそらく、他人の力や言動が自分の意思を飲み込んでいくことに対する反発や嫌悪なのかもしれなくて…。そうしたときに心のゆとりがなくなってしまわないように、思考して踏ん張れる点が長所であり、柔軟性に欠けるのが短所だと思います」
p.270 想いとは新月のようあの空にあるようでない、ないようである
吐き出した息はどこまで美しく、君は心に夜を飼う人
p.279 街はおしゃれで個性的な労力なので溢れていること。電車には自転車もペットも乗せて良く、定期券はバスから地下鉄、船に至るまで共通で使えること。店に入れば店員さんと必ずハローと挨拶し合うこと。日曜日はほとんどの店が営業しておらず、24時間営業のコンビニなんてないから、生活に必要なものを照らしたのは、土曜日を迎えると窮地に陥ってしまうこと。
「学校の給食、単品でパンケーキだけ!とか、じゃがいものクリームソースかけだけ!とかだったりしたよね」「自分の誕生日にはさぁ、クラスの人数分のケーキとかマフィン持っていって、みんなに振る舞うんだよね。あれは謎のイベントだったよな」「やっぱりクリスマスマーケットが圧倒的だよね。格が違う」「あー、ジャンダルメンマルクとのあれはさぁ…店の数も気分も、何なら電気の使用量もドイツ1なんじゃないかって位、ピッカピカに眩しく賑やかだったよね」「世界一でしょあれは絶対」「焼きたてのプレッツェルにかぶりつくのがたまらなかったなぁ」「ドイツではブレーツェルなんだよね。あと、ちょっと酸っぱい黒パン好きだった」
p.295 私はもう、他人の感情の面倒は見ない。もし仮にあの飴に毒があって、れいちゃんにコントロールされていたのだとしても、私からはもうその毒は抜けきっている。与えられても、もう食べない。そして私からも、何も差し出さない。
p.302 誰かのことを憎み切らなくてもいいし、無理に許し切らなくてもいい。自分の感情を頑張って加工しなくていい。戸惑いながら手探りの日々を生きていた。あの頃の自分に、今ならそんな言葉を届けてあげられる気がする。
-
Posted by ブクログ
成長やそのときの生活によって付き合う人が変わっていくのはふつうのことだと改めて思った
自分自身中学のとき親友と思っていた子でも高校が別になって、遊んだりしても話が合わなくてお互いに楽しくなくなった
それでも中学卒業後から5年間は連絡を取り合う関係だった
ふとこれは何のために続けてるんだろう?と思ったりしてそこから距離を取るようになって相手が社会人になったタイミングで完全に連絡を返すのをやめた
当時はひどいかな?とか考えることもあったけど今思えばあれでよかったし、その後の人間関係でも割とあっさりと関係を終わらすのが上手くなった
その分深く付き合える友達は2人になったけどそんなもんでいいかな
無理して大勢と関わっても自分の心が疲弊するだけだと思えた
学生時代に住んでた所から社会人になって田舎に引っ越したとき周りの人の陰口や噂話の多さに驚かされた田舎特有なのか?暇だからなのか?わからないけど社会人になってそんなこと言ってんの?と思った
だからもし今苦しくても環境さえ変われば全く違うタイプの人たちと出会えるから希望を捨てる必要はない
人との距離感や人の心に土足で踏み込んでくる人がいて困ってる人が読むとなにか変わるかもしれない本