浅野裕一のレビュー一覧

  • 孫子

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    武田信玄が風林火山を旗印にしているのは有名です。
    戦って勝つのは下策、戦わずして勝つのが上策、教訓にしています。

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    2025年08月17日
  • 図解 諸子百家の思想

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    諸子百家とはなんぞやから始まるこの本を、細切れ時間で読み上げました。紀元前のたくさんの思想家の思い、そしてその弟子たちの教えで成り立っており、後世の流れでは書き換えられたものもあるものの奥深く一重に理解したなんてとても言えないものですね。
    兵法などといわれるものもあり、日本でもその教えに沿って考えるとというマネジメントやコーチングがありますが、重んじて何を真に生きるかであると思うと一つ間違えばという危うさもあります。

    これからも読み続け何かの一つは自分のものにできるかなと思う天にある思想と思いました。

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    2024年07月26日
  • 孫子

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    ネタバレ

    読み始めたときはフォン=クラウゼビッツの『戦争論』ほどの衝撃はなく、「こんなものか」と思っていたが、読み進めていくうちに「紀元前5世紀頃の成立といわれる書物とは思えない内容だ」と思うようになった。

    「兵は詭道なり」、「兵は拙速を聞くも、未だ巧久を睹ざるなり」、「彼を知り己を知らば、百戦して殆うからず」など、
    今までにいろいろなところで耳にしたことがある言葉が多数出てくるのだが、その大元である『孫子』の全文や解説を読むと、自分の理解はとても表面的で浅はかで、本物ははるかに深淵で広い意味もあったこともわかった。

    第1章の最初から「説教くさいな」と思ったのだが、よく読むと「君主が馬鹿だと戦に勝て

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    2024年03月28日
  • 孫子

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    現代でも経営者らに読み継がれる古典中の古典。確かに深みのある言葉が多く、本質的な意味で「使える」思想に出会えるだろう。

    本書から受け取った教訓は、例えば、

    ★戦う前が大事…「彼を知り己を知らば、百戦して殆(あやう)からず」(p54、謀攻篇)、「勝兵は先(ま)ず勝ちて而(しか)る後に戦い、敗兵は先ず戦いて而る後に勝を求む」(p62、形篇)。
    ★結果がすべて…「戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり」(p41、謀攻篇)、「上兵は謀(ぼう)を伐(う)つ」(p44、謀攻篇)、「小敵の堅(けん)なるは、大敵の擒(とりこ)なり」(p48、謀攻篇)。
    ★成功体験を反復してはいけない…「故に其の戦い

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    2023年02月07日
  • 孫子

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    パターン化やフレームワークでの戦況分析など、めっちゃ仕事できるな!という感じ。今まで読んだ本だと君主論に近しい内容があるが、より戦略戦術にフォーカスしている。

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    2022年04月04日
  • 孫子

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    中国、最高峰の古典。合理的で、無駄がない。戦争は手段であって目的でないなど、武人にあるべき先入観をもっていないことが、現代に伝わった理由ではないかとおもっています。

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    2021年04月23日
  • 孫子

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    数千年前のお話。
    どうすれば少ない犠牲で最大の成果が得られるかを探究し続けた人ではないか。
    決して戦争が好きな人ではないと感じた。

    数千年前ですよね?!ここまで内的要因、外的要因を分析し研究した人がいたとは本当に驚き。

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    2021年03月11日
  • 儒教 ルサンチマンの宗教

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    生前は社会的に報われることの少なかった孔子が、どのようにして神格化されていったかを、儒教の歴史(特に文献の成立史)をたどりながら描き出していく。著者の関心は儒「学」でなく儒「教」であり、そこに絞って明快な主張を展開している。(やや一本調子ではあるが)。近年、大陸中国で孔子の復権・神格化が進んでいるとのことだけに面白く読めた。

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    2015年07月15日
  • 孫子

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    孫子の兵法というと非常に有名であるのに名前しか知らないということで購入。内容は書き下しや原文、注釈など豊富であり非常に明解な内容だった。
    元々軍事理論にはあまり直接的な興味はなかったが、交渉術や社会的なストラテジーに援用できる思想が得られるのではないかと予想した通り、抽象的な分本質的で他の局面にも転用できるような要素を豊富に含んでいたと思う。この書が長く読み継がれている事も納得であった。
    特に、強大な敵と相対するに際する対処法、大人数を率いる際の心構えに関しては非常に見るべき点があったと思う。

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    2014年12月27日
  • 孫子

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    百戦百勝だなどと自慢している将軍は阿呆で、そもそも百回も戦っている時点で知略が足りないし、戦うにすれば、何の自慢にもならないくらい、あっさりと勝たなきゃ駄目だと。
    兵法書といいながら繰り返し説くのは、戦わずして勝つこと。されど、凡百の平和主義、非戦論にあらず、策謀はきれいごと抜き。
    この切れ味は下手なビジネス書なんぞ全く及びません。

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    2014年09月27日
  • 孫子

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    超古典。
    兵法なんですけど、もはやその戦術的な意味合いはなくなって普遍的な話になってる訳で、日々の中でナルホドと思う事多数。いまさら読んでどーなんかなと思ったけど、読んでよかった。

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    2012年01月21日
  • 孫子

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    最近のマイテーマ「戦争・戦略論」の自主課題図書。
    具体的な戦略については措いておいて。
    (現代とは事情が違い過ぎてなんとも言えない。真っ当感はあった。)
    1章・計篇とか3章・謀攻篇とかは、秀逸。
    太平洋戦争を始めてしまった日本に教えてあげたい。
    何故紀元前の人間に分かることが20世紀の「文明人」であるはずの人間が分からないのか。
    本当、時間が経過すればするほど人間って進化するわけでは、決して、ない、んだね。

    事前知識がほぼ全く白紙の私にとっては、解説がとってもお役立ち。
    先に読んどいてよかった。

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    2011年07月15日
  • 儒教 ルサンチマンの宗教

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    [ 内容 ]
    孔子という男のみじめな人生が、すべての始まりだった。
    「貧にして且つ賤」の一介の匹夫が抱いた、天子にならんとする妄執――そして挫折と怨恨。
    それは「受命なき聖人」の神話へと肥大し、ルサンチマンの宗教=儒教が生まれた。
    儒教2500年の歴史をまやかしに満ちた復習劇として読み解き、特異な宗教の正体を完膚なきまでに暴く、衝撃の儒教論。

    [ 目次 ]

    第一章 孔子という男
    1 妄想の上昇志向
    2 野望と挫折
    第二章 受命なき聖人
    1 孔子の聖人化
    2 『中庸』の孔子聖人説
    3 孟子の偽装工作
    第三章 まやかしの孔子王朝
    1 儒教の暗い情熱
    2 虚構の『春秋経』
    3 『孝経』と孔子王

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    2011年05月25日
  • 孫子

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    ネタバレ

    金谷氏版(岩波)の次に読みたいと興味を持った孫子はコレ

    解説が入っているので、金谷氏版より理解しやすいです。
    ただ、金谷氏版を読んでいる時の「こういう意味だろうか」と読みながら、何となくワクワク想像していた部分もあり、その部分がなくなった感じです。
    ついつい現代語訳ばかりを読んでしまい、現代語だけを読むと、ありきたりな言葉で、心に残りません。

    金谷氏版と併用して、長いスパンで、何回もかみ締めていきたい名書であることは間違いありません。

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    2012年05月24日
  • 儒教 ルサンチマンの宗教

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    同著者の「図解雑学 諸子百家」もお読みの方は想像が付くかと思われるが、「孔子なんぞや」から始まる儒教に対する徹底した辛口批評本。
    「論語」の記述から孔子の実像に迫る試みから始まり、後に「王になり損ねた孔子」の怨念と、その後学の徒たちの虚構に満ちた活動を切り下げる内容となっている。
    論語の章はともかく、後の儒家の運動がそこまで孔子の願望に忠実にリンクしているのかという部分では首を傾げたくはなるが、最後まで勢いがあるので一気に読めて面白い。
    ただし、前書きで著者本人が「一般向けに分かりやすく書けているかは自信がない」というように、儒教に対しある程度の知識は持っていないと話についていけないと思われる

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    2009年10月04日
  • 儒教 ルサンチマンの宗教

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    儒教が卑賤な匹夫である孔子の、上昇志向と権力欲によって創始され、それが達成されなかったが故に、その後もルサンチマンを引きずり続けたのは判る。しかしニーチェの云う弱者のルサンチマンとはちょっと違う。そのルサンチマンの宗教である儒教が、何故、どうやって2500年に亘る中国の歴史の中で生き延び、支持されてきたかが不明瞭。著者は孔子と儒教にルサンチマンがあるのかな?

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    2009年10月07日
  • 儒教 怨念と復讐の宗教

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    徳治主義を旗印とする儒教において、聖人とされながらもほとんど現実の政治にたずさわることのできなかった孔子という存在は、その教えに対する大きな矛盾でした。本書は、こうした問題ををかかえ込んだ儒教が、その後の中国思想史においてますますその矛盾を大きくせざるをえなかった経緯をたどっています。

    孔子は士官を求めながらも、その願いはなかなか叶えられることはありませんでした。本書ではまず、『論語』などに記された孔子の事績を、彼のかかえている「ルサンチマン」を示すものとして読み解く試みがなされています。

    しかし、儒教と「ルサンチマン」の結びつきは、孔子の生涯とともに終わることはありませんでした。徳治主義

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    2025年02月01日
  • 孫子

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    「孫子の兵法」は色々応用出来る内容が多いので読んでみるべき。少し硬めの文体かとも思うが、他の著者の本も合わせて読めば理解ぎ深まると思う。

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    2021年06月24日
  • 孫子

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    1.どの話が印象に残ったか?それはなぜか?
    ・4 算多きは勝ち、算少なきは敗る       → 事前の十分な計画が重要ということ
    ・9 戦わずして人の兵を屈する         → 目的をと手段を取り違えないようにということ
    ・13 彼を知り己を知らば、百戦して危うからず → 現状分析が重要。最悪の事態も想定せよ
    ・15 勝兵は先ず勝ちてしかる後に戦い     → 計画が重要
    ・29 兵の形は水に象る             → 固定化してはいけない。臨機応変、変幻自在がよい。上に立つ者は精神的強靭さ必要
    ・35 将の九変の利に通ずる者は        → 多面的な考えが必要
    ・46 兵は多益

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    2018年12月30日
  • 儒教 ルサンチマンの宗教

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    ネタバレ

    ある種衝撃の1冊ともいえる本。
    なぜならば…
    儒教の存在を否定しているとも
    取れる本だから。

    ある人が最近、この宗教に
    関しての本を出しているけれども
    なんとなくその答えが見えてくる感じ。
    うん、結局は嘘の厚化粧だから
    王族云々をしても
    それはやっぱり嘘の上塗り。

    確かに切れ者だったかもしれないけれども
    所詮匹夫。
    上塗りしたって、いつかはばれるものね。
    復讐がかなう時期はよかったけどね…

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    2017年05月09日